加護とスキルでチートな異世界生活

どど

57 ギョギョ


 「おお~!潮のかおりだ!」

 「すごい!主ィ~どこまで水でいっぱいだよー!」

 「ミーニャ知ってるかあの水しょっぱいんだぜ」

 「嘘だよ!あんなに多い水が全部しょっぱいなら塩がたくさーーん必要だよ!」

 「海に行ってみたらちょっとだけ舐めてみな、そしたらしょっぱいってことが分かるから!それじゃあそろそろギョギョを目指すぞ!」、

 ではいつものナビーさんお願いします。

 『了解しました。では一旦引き返しましょうか』

 ~~~~

 「ここがギョギョね」

 魚の看板にギョギョと書いてある。

 カランカラン

 「いらっしゃいませー!何名様ですかー?」

 「5名と1匹、それに馬車があります!大丈夫ですか?」

 「大丈夫よー!何部屋必要?後お馬さんのご飯はそっちが用意してね!」

 「6人部屋があればそれで無理なら2人部屋を3つでも構いません」

 「うちは5人部屋が1番大きいからごめんなさいねー。2人部屋が3つでいいなら用意できるわよ」

 「なら2人部屋3つでお願いします。」

 「それで何日泊まる?」

 「それじゃあ1週間お願いします!」

 「わかったわ!なら大銀貨1枚ね、朝食は用意するけど昼食と夕食が食べたいなら時間までに来てちょうだい!」

 「わかりました!大銀貨1枚ちょうどです!」

 「ちゃんと受け取ったわ!これが鍵ね!」

 鍵を受け取った俺達は2階に上がる。

 「えーっとミーニャとセレインで一部屋、アルとリサで一部屋!俺とハクで一部屋ね!この後は夕飯まで自由行動だから好きにしていいよ!」


 鍵をそれぞれに渡してハクと部屋に入る。

 「自由行動にしたけどハクは何かしたいことがあるか?」

 『主にブラッシングしてほしいです!』

 「いいよ!えーっとブラシ、ブラシーっと。
あっ!女将さんから頼まれてた手紙忘れてた!ハク先に手紙渡してきてもいい?」

 『いいですよ!ここでまってます!』

 「ありがと!直ぐに戻ってくるね」

 部屋から出た俺は1階に行く。

 「あら?貴方も出掛けるの?さっき連れの女の子達が遊びにいったみたいだったけど」

 「俺は出掛けるんじゃなくてここに手紙を渡すように頼まれたのを思い出して持ってきたんですよ」

 「手紙?」

 「ええ、えーっとこれです!」

 「あら旦那宛てね、旦那に渡しておくわ!わざわざありがとうね」

 「いえいえ!」

 この後俺は部屋に戻りハクにブラッシングをしてあげた。
 帰ってきたミーニャが水が本当にしょっぱかったとすごく熱弁していた。

 
 

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