黄金(きん)と壮麗の華

リナ

Wonder 現在編-23 遊ぶ筈だったのに……

読んで下さりありがとうございます。
それでは、本編始まります!


今日は土曜日。学校が休みの日だ。

私達は蘇芳達にみんなで一緒に遊ぼうと誘われていた。

私達は蘇芳達と一緒に水族館へ歩いて向かっていた。

すると、私達に向かって来るトラックがあった。

私達は最初気のせいだと思っていたが、どこの道にも曲がらないので警戒した。

麗花)「・・・・みんな、下がって。」

麗花は警戒した様子でそう言った。

「・・・やはり、アリス様・・・・は勘がいいですね。」

トラックから出てきた人影がそう言う。

麗花)[私のことを知ってる!?]

麗花)「あなたは誰?」

「そんなに警戒なさらなくても大丈夫ですよ。」

「あなたが喉から手が出るほど欲しいレオン様・・・・の情報を差し上げます。」

麗花)「……レオン?」

麗花が呟く。


麗花)[はっ……しまった。呪いまじないたぐいだったのか。]

そう。

すでに私達の後ろには沢山の人が私達を囲っていた。

私と蘇芳達の麗花以外が捕まる。

麗花)「何が望み?」

「あなたです。」

麗花)「わかった。ついて行く。だから、碧達は放してあげて。」

「……碧殿だけはアリス様と一緒に連れて行きます。」

麗花はその言葉を聞いて抵抗しようとした。

「……抵抗してみてもいいですが、お友達に傷がつきますよ。」

麗花)「……わかった。」

麗花)「碧っ、私が守るから安心して。」

麗花は小さい声で私にそう言った。

そして、スマホに高速で字を打った。

そのスマホを解放された蘇芳達に投げ、麗花は言った。

麗花)「走って!!」

蘇芳達はすぐに走り始めた。

しかし蘇芳達を沢山の男達が追う。


麗花)[世界の燭よ。汝の枷を解き放つ。我にその力を与えたまえ。]

[ラミエル、力を借りるわ。]

[力のことわりの我が命ずる。蔓の精霊よ。蘇芳達を、追ってから逃がせるようにして。]

麗花がそう願うと追っての男達の前に何百もの蔓が現れた。


「チッ、余計な真似を。」

「お前達、もうあの子達を追わなくていい。」

「アリス様と碧殿を連れていけ。」

男はそう言って私達をトラックに押し込める。


トラックに押し込められた私達は誘拐されたのだった。


読んで下さりありがとうございました。
次話もよろしくお願いします!










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