黄金(きん)と壮麗の華

リナ

Wonder 現在編-11 デートなの!?

読んで下さり、ありがとうございます。
それでは本編始まります。


あの事件があってから一週間、麗花は学校に来なかった。


次の週

碧)「麗花~!何かあったの?」

麗花)「え、何で?」

碧)「何でって、学校きてなかったじゃん。」

麗花)「ああ、ちょっと家の用事が重なって……別に平気だよ。」

麗花)「心配してくれてありがとう。」

碧)「良かったぁ。何か心配事があったら、言ってね?私で良ければ何でも聞くから。」

麗花)「ありがとう//」

麗花は少し照れくさそうに笑った。


プルルルル プルルルル


麗花のスマホが鳴った。

麗花)「碧、ちょっとごめん。」

麗花はそう言って電話に出た。

麗花)「はい。もしもし。えっと、琥珀?どうかした?」

琥珀)「えっ、と…………明日、暇?遊ばない?」

麗花)「えっ、うん。暇だよ。あっ、みんなで?」

琥珀)「いっ……いや……二人で///」

麗花)「えっ、わかった。じゃ、またLAINするね?」

琥珀)「あっ、ああ……。」

ガシャッ

電話が終わったみたいだ。

碧)「琥珀から?」

麗花)「うん。二人で遊ばない?って………」

碧)「えっ、うそっ……デートじゃん。」

麗花)「やっぱり、そうなのかなぁ……。」

碧)「絶対、そうだよ。まぁ、楽しんで行ってきなよ!」

麗花)「うん……。」



麗花)「ハイト、デートって何着てったらいいかな?」

ハイト)「誘われたのですか!?」

麗花)「えっ、う、うん……。」

ハイト)[今まで、麗花様はこういうことから無縁だったのに……。]

ハイト)「そういうことは、ご自分で考えた方がよろしいと思います。」

ハイト)「では、私はこれで……。」

ハイトはそう言って麗花の寝室から出ていった。

麗花)[珍しいな……。いつもはあんなに素っ気なくないのに………。]

麗花)[うーん……どうしよう?]



デート当日in遊園地

麗花)「えっと、ごめん……。待たせちゃったかな?」

麗花はそう言いながらやってきた。

琥珀)「いや、大丈夫!今きたところだから!」

琥珀)[やばい。俺、今日大丈夫かな………。]

琥珀)[蘇芳達にせかされて誘っちゃったけど…]

琥珀)[そう、あれは昨日のことだった。]


昨日

それは、蘇芳、琥珀、凜紅、蒼馬の4人でいつも通り遊んでいた時だった。

琥珀)「やばい。俺、麗花のこと好きかもしれない・・・。」

ブーーーーーッ

蘇芳は丁度飲んでいたお茶をふいた。

凜紅)「おいっ、汚いな…。」

蘇芳)「はっ…お前、マジで!?」

琥珀は驚いたように目を丸くした。

琥珀)「えっ…俺、今声に出してた?//」

凜紅)「ああ。てゆうか琥珀がそういう話するの珍しいな……。」

蘇芳)「へぇ、麗花か…いいんじゃないか?」

琥珀)「言うつもりなかったのに……。」

蒼馬)「そうかー。麗花をかぁ。」

そう言った後、蒼馬はからかうように琥珀を見る。

それに乗っかるように蘇芳も琥珀をからかった。

琥珀)「ああ!もう、うぜぇ。」

琥珀はただプルプルしていた。


蘇芳)「だったら、すぐ行動しないと!」

蘇芳はそう言って琥珀のスマホを奪い取った。


プルルルル プルルルル


琥珀)「ちょ、待て…なにしてんだよ!」

蘇芳)「何って、麗花にかけてる。誘えよ。遊びに。」

蒼馬)「そうだよ!男だろ?」

凜紅)「おいおい、お前らあんまりからかってやるなよ?」

凜紅は2人をたしなめるように言う。

琥珀)「わかったよ。誘えばいいんだろ?」

琥珀はそう言って麗花に電話した。

それが昨日のこと。


麗花)「・・珀っ!ねぇ、琥珀?」

琥珀)「えっ、ああ、ごめん。」

琥珀)[だめだよな。覚悟を決めないと!]

琥珀)「…行こーか!」

麗花)「うん!」

こうして2人はデートに行ったのだった。



読んで下さり、ありがとうございました。

恋愛を書くのは初めてで(小説を書くのも初めてです)いたらぬ点ばかりですが暖かく見守って下さい。

次話もよろしくお願いします!















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