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第19章 ロトクラス?いいえルトクラスです

本日は太陽が燦燦と煌く快晴
そんな中、演習場では俺達ロッテクラス対ルトクラスの模擬戦が行われる
観客席の豪華な場所には何故か国王まで来ている
相手チームは国王に挨拶をしているが、俺たちはそんな事はお構いなしにこれから始まる戦いの作戦を立てている

「いいか?もし相手が遠距離攻撃をしてきたらコットンガードで防ぐんだ」
「・・・なぁアズ・・・コットンガードって名前はやめないか?」

せっかくムーたんの為に必殺技名を考えてやったのにどこが不満なんだ?
しょぼくれるムーたんはとりあえず無視だ無視

「そしてコットンガードの影で俺とムーたんが囮になってる間にアレンが一人ずつ無力化していく」
「それはいいけど私はどうやってコットンガードから抜け出せばいいかな?」

なるほど、それは盲点だった
そしてアレンにもコットンガード呼ばわりされてムーたんがいよいよ落ち込んでるが今は相手をしてあげる余裕はない

「であれば最初に羊毛を複数出現させておくと良いでショーウ!」

なるほど、それなら確かに相手は動く羊毛を狙ってくる
あとはタイミングを見計らって抜け出せば・・・

「ナイスアイデアだ・・・ていうかあんた誰?」

俺は奇策を考えた男を見る
肩には火縄銃のような長身の銃
赤い貴族服に赤いマント、銀色の長い髪の隙間からは義眼が見え隠れしている

「オーウ!ミーの顔をお忘れデスかー?」
「いや全然知らん」

こんな印象的なやつ早々忘れない筈だが・・・?

「オーウ・・・確かに入校式の時に少し顔を見た程度デスが・・・」

入校式・・・入校式・・・?
ああ!あの時俺をディスってた・・・確か・・・

「ベルマーク!」
「コンドル・マーク、デース」

マークか、記憶したぜ
しかし俺達の情報が筒抜けだと?
これでは作戦が台無しだな・・

俺が険しい顔でマークを見ていると
アレンが驚愕の表情を浮かべる

「ま・・マーク君!その眼はまさか!?」

目というと義眼の事だろうか?
マークは得意げに首を縦に振ると髪をかき上げて俺たちに義眼を見せつける

「イエース!我が家の家宝・・・ホークアイ、デース」

おいおいそれチートアイテムかよ
まさか人の心をよんだり相手の手札を透視したりしないだろうな?

「それは反則なんじゃないか?」
「ムートンボーイも使っているではないデスかー」

それを言われると言い返せないじゃないか
俺がなんとかチートアイテムを使わないようもっていこうと思考を巡らせていると
マークの後方に控える人物に気が付く

「シルバさんじゃないですか!」
「・・・」

無言でこちらをガン見する肌黒少年シルバ
そういえば先日の礼もまだ言ってなかったな・・・怒ってたりするのだろうか?
俺はこっちをガン見するシルバに向き直る

「先日は助けていただきありがとうございました!その・・・お礼が遅くなってごめんなさい」

俺はペコリと頭を下げる

「・・・」

しかしシルバはこちらをガン見したまま微動だにしない
どうしたものかと思っているとマークが耳打ちしてくる

「シルバはああ見えて大のかわいいもの好きなのデース」

ほう?
もっと硬派なイメージだったがまさかのかわいいもの好き
本日の俺の戦闘衣装は学校服の短いフードにウサミミを装着している

これにはちゃんとした実用性があるのだが・・・
俺がフードについたうさ耳を体を揺らして左右に揺らすとシルバの顔も一緒に動く

これはおもしろいかもしれない
シルバで遊んでいた俺は、しかし謎の悪寒に襲われすぐさま飛びのく

「あらぁ!とってもキュート・・・食べちゃいたい・・・」

そこにはまだ子供にも関わらず死滅したであろう頭部
首の下から足先まですべてを隠した長いローブを着用した男が立っている
ローブからたまに見える筋肉は明らかに子供のそれでは無く・・・
一言で言えば老けている、おっさんといっても過言ではない
身長は子供のそれだがとても同い年くらいには見えない

「アタシはロウ、七色鳥の紋章を授かったシジャク家の人間よ・・・」
「俺はアズ・・・別に5大貴族とかじゃないけどよろしく・・・」

俺は握手をするべく手を伸ばし・・・舌なめずりをするロウを確認してムーたんとアレンの後ろに逃げ込む

「ムーたん!アレン!あいつはヤバい気がする!」
「大丈夫だアズ!僕に任せろ!」

俺の焦った声に何故かやる気をみなぎらせるムーたん

「ちなみにロウはバイデース、男でも女でもホイホイ喰う男なので気おつけてくだサーイ」

やっぱヤバいやつだった!?
がたがた震えだす俺を守るようにムーたんが前に出る
マークはそんなムーたんに興味を示す

「オーウ!ムートンボーイ!もう怪我は大丈夫なのデスカー?」
「おう!この通りピンピンしてるぞ!」

ムーたんが新調した剣を軽く振るって威嚇している

「それは良かった・・・貴方程度の実力でもいないと面白味にかけマース・・・精々楽しませてもらいたいものデース」

マークの挑発にムーたんがムッとする

「耐えろムーたん・・・やつは事実を言って俺たちの作戦を妨害する気だ・・・!」
「わかってる・・・わかってるぞアズ・・・おい、お前今事実って言ったか?」

突如ムーたんが俺の胸倉を掴む
なんだ?やる気か?

「はいはい、仲が良いのは良いですがそろそろ始めますよ!」

いつの間にか俺達の間に立っていたロッテが両手を叩くとルールを説明してくれる

「ルールは簡単、先に三人ダウンさせたら勝ちであります、ダウンの判定は・・・」

ロッテが掌を上に向けるとシャボン玉がプカプカ浮かぶ

「一定以上のダメージを受けた人は自動でこの魔法に包まれるようになってるであります、間違っても殺してしまう言はないので全力を出すであります」

ロッテの物騒な言葉を聞いて静かになった演習場
国王が主賓席で立ち上がる

「それでは・・・これより模擬戦等を開始する!」

国王が決闘の合図を出した瞬間
離れた場所から放たれるマークの炎の魔法により演習場は火の海に包まれた

「おいぃぃ!?アレンさん!?アレンさん!?あれもチートアイテムの力かな!?」

コロッセオの端から炎の弾幕を放つマーク

「いや、あれは単純な魔法だよ・・・だから簡単に対処できる」

アレンはそう言いながら俺たちに襲い掛かってくる炎の弾幕を炎の弾幕で相殺する

「・・・これが魔力適正の差ってやつか?」

俺は無言でムーたんが展開しているコットンガードに逃げ込むと考えを巡らす
よし!こうなったらあの作戦でいこう

「アレン!ムーたん!プランBで行くぞ!」

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