竜殺しと人殺し
8年後
第1討伐部隊隊長シオン入ります。
シオンがそう言い扉をくぐるとそこには椅子に腰掛けたフォーグの姿があった
「なんだぁ坊主偉くなっちまってあのガキが隊長かあ…」
シオンは一息つくと
「ちゃかすなよおっさん…別に望んで手に入れた立場じゃねえよ」
あれから8年シオンは18になり
騎士団としても討伐任務で様々な規模の竜を1200体討伐し、その功績が認められ、精鋭部隊である第1討伐部隊の隊長に任命されていた。
「俺たちの仲だいいじゃねえか!それより次はいつ出るんだ」
「今夜には出るセブンスの目撃情報が入ったその報告だよ」
セブンスとは竜の中でも大型で人と意思疎通ができるとされている七体の竜の事だ。
数日前セブンスの一体と思われる個体がが北の洞窟に入っていくのを目撃されたのだ。
「確証はない、仮にセブンスでなかったとしてもおれがきっちり殺すさ」
「その自信はいいが油断はすんじゃねえぞセブンスだった場合お前でも生きて帰れる保証はねえ」
「おっさん…心配してくれるのはありがたいが親じゃねえんだから老体はそこで書類でも眺めてろよ」
「はっ、口のへらねえガキだ…」
そんな会話に笑みがこぼれるフォーグ
そしてまたシオンもフォーグを信頼している8年間シオンを一人前の騎士として育てたのはフォーグでありまさに親のような存在なのだ。
「それじゃ準備があるから行くわ…失礼しました。」
「おうよ…また来いよ。」
シオンは執務室を後にすると第1討伐部隊の詰所へと戻ると編成された部隊員に招集をかけた。
「全員集まっているな、俺たちはこれから北の洞窟に向かう。セブンスのうちの一体らしき竜の目撃情報が入ったからだ。相手は竜だ訓練されたお前達でも必ず勝てる保証は無い死んでもいい死んでも殺せいいな」
はっ!!!!
部隊員達は声を揃え隊長であるシオンへの忠義を示すと各自の装備などの点検をに取り掛かるのだ、使用される武器は討伐された竜の骨などを加工して作られる竜骨の剣である、そして魔科学技術によって生み出された結晶体を埋め込まれたヒトはある程度身体能力が向上する。
これらを使い竜の討伐に当たっている。
しかし何故かシオンだけが結晶体の拒絶反応を起こし装備していない。
にもかかわらず高すぎる身体能力と絶対的な討伐戦績からシオンを化け物だと言うものも多い
そして討伐隊は北の洞窟へ向かう
北の洞窟
「隊列は乱すな、中は視界が悪い竜に先手を打たれると気づいた頃には頭は消えてるぞ」
シオンは姉のことを思い出していた。
そして何故自分だけが助かったのか
それはこうして竜を一匹残らず殺すためなのだと、今は自分に言い聞かせるしかなかった。
しかし
「隊長…静かすぎませんか?こんな狭い洞窟竜がいれば呼吸の音すら持って反響して響いてくるはずです」
「あぁその通りだ、あまりにも静かすぎる。だが相手はセブンスの可能性がある定石通りに当たっていては命取りになる、臨機応援に対応し展開しろいいな」
「了解しました。」
竜の特徴は個体にもよるが基本的には速さと一撃におけるその破壊力だ、故に先手を許すと一瞬にして命を落とすこともある
特にシオンはそれを肌で感じている
隊員の命などはどうでもいいけど…本当にセブンスなら、死んでも殺す
シオンがそう言い扉をくぐるとそこには椅子に腰掛けたフォーグの姿があった
「なんだぁ坊主偉くなっちまってあのガキが隊長かあ…」
シオンは一息つくと
「ちゃかすなよおっさん…別に望んで手に入れた立場じゃねえよ」
あれから8年シオンは18になり
騎士団としても討伐任務で様々な規模の竜を1200体討伐し、その功績が認められ、精鋭部隊である第1討伐部隊の隊長に任命されていた。
「俺たちの仲だいいじゃねえか!それより次はいつ出るんだ」
「今夜には出るセブンスの目撃情報が入ったその報告だよ」
セブンスとは竜の中でも大型で人と意思疎通ができるとされている七体の竜の事だ。
数日前セブンスの一体と思われる個体がが北の洞窟に入っていくのを目撃されたのだ。
「確証はない、仮にセブンスでなかったとしてもおれがきっちり殺すさ」
「その自信はいいが油断はすんじゃねえぞセブンスだった場合お前でも生きて帰れる保証はねえ」
「おっさん…心配してくれるのはありがたいが親じゃねえんだから老体はそこで書類でも眺めてろよ」
「はっ、口のへらねえガキだ…」
そんな会話に笑みがこぼれるフォーグ
そしてまたシオンもフォーグを信頼している8年間シオンを一人前の騎士として育てたのはフォーグでありまさに親のような存在なのだ。
「それじゃ準備があるから行くわ…失礼しました。」
「おうよ…また来いよ。」
シオンは執務室を後にすると第1討伐部隊の詰所へと戻ると編成された部隊員に招集をかけた。
「全員集まっているな、俺たちはこれから北の洞窟に向かう。セブンスのうちの一体らしき竜の目撃情報が入ったからだ。相手は竜だ訓練されたお前達でも必ず勝てる保証は無い死んでもいい死んでも殺せいいな」
はっ!!!!
部隊員達は声を揃え隊長であるシオンへの忠義を示すと各自の装備などの点検をに取り掛かるのだ、使用される武器は討伐された竜の骨などを加工して作られる竜骨の剣である、そして魔科学技術によって生み出された結晶体を埋め込まれたヒトはある程度身体能力が向上する。
これらを使い竜の討伐に当たっている。
しかし何故かシオンだけが結晶体の拒絶反応を起こし装備していない。
にもかかわらず高すぎる身体能力と絶対的な討伐戦績からシオンを化け物だと言うものも多い
そして討伐隊は北の洞窟へ向かう
北の洞窟
「隊列は乱すな、中は視界が悪い竜に先手を打たれると気づいた頃には頭は消えてるぞ」
シオンは姉のことを思い出していた。
そして何故自分だけが助かったのか
それはこうして竜を一匹残らず殺すためなのだと、今は自分に言い聞かせるしかなかった。
しかし
「隊長…静かすぎませんか?こんな狭い洞窟竜がいれば呼吸の音すら持って反響して響いてくるはずです」
「あぁその通りだ、あまりにも静かすぎる。だが相手はセブンスの可能性がある定石通りに当たっていては命取りになる、臨機応援に対応し展開しろいいな」
「了解しました。」
竜の特徴は個体にもよるが基本的には速さと一撃におけるその破壊力だ、故に先手を許すと一瞬にして命を落とすこともある
特にシオンはそれを肌で感じている
隊員の命などはどうでもいいけど…本当にセブンスなら、死んでも殺す
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