猫茶屋寧華苑

machi

«予告編»猫茶屋 寧華苑(ねこちゃや ねっかえん)

蝋(ろう)の灯ともる、西の都
千の鳥居を越えた先

人気(ひとけ)も薄れて夜(よ)が更(ふ)ける

朧朧(ろうろう)と佇む(たたずむ)その茶屋は金では買えぬモノを売る
不気味な不気味な茶屋でありんす。

西の都、京都には、現代吉原が静(ひそ)かにありまして。
表があれば裏がある、その裏側の京都にございます。
身体を売る水商売とは似ても似つかぬモノでございます。
昼は古風な茶屋、土産屋、そして、夜にそれは動き出す。
夜の小話にいらっしゃいなんし。

科学が進んだ現代社会に古風な姿を残す京都。
神や何やと近い都には、表と裏が存在する。
どんなに美しい人でも、その人は人で無いかもしれない。
佇む狛犬も生きているかもしれない。
裏の顔現代吉原、不気味な茶屋。
知らぬ現(うつつ)がすぐそこに。


おまけ ︎登場人物
音駒瀬  魅彩(ねこせ  みいろ)_男
☆「ミケさん」「真白(ましろ)」
「爻(まざり)」「四ツ目(よつめ)」
游霧(ゆうぎり)_女
久々津  絲(くぐつ  いと)_男
◎長男→冬馬(とうま)
    次男→蓮(れん)


現代吉原について
表_①みすづ茶屋②織物雑貨店
      ③呉服屋 久津々(ごふくや くつつ)
裏_①御鈴屋(みすずや)②綴織屋(つづれや)
      ③宇津屋(うつつや)
三店舗あり、①の御鈴屋に花魁がいる。
②の織物で、③は着物をつくる。
②、③は織物、着物、雑貨土産を扱っている。
①の花魁がきる着物は③で仕立てられている。簪(かんざし)などは、②から。

登場人物について
音駒瀬 魅彩は猫茶屋寧華苑の店主
店は地下にある。
御鈴屋の地下に倉庫を構えてあり、倉庫の奥にある。
お茶は御鈴屋のみ売っている。

游霧、御鈴ノ花魁と呼ばれている。
魅彩と親しい。

久々津 絲、呉服屋 久津々、宇津屋の三男
長男、次男が優秀で、継ぐことが決まっている。配達をしながら自分の居場所を探している。

☆のキャラ
ミケさん、真白、爻、四ツ目は、魅彩の茶屋のお手伝い。看板として、御鈴屋にいる。人で。
四ツ目は色々あって倉庫番をしている。
四ツ目以外、夜の姿が変わる。
ミケさん→猫又(喋)魅彩達とはいつも喋れる。真白、爻も同じ
真白→白猫(喋)人に化ける
 爻→黒茶の猫(喋)人に化ける

猫茶屋寧華苑第一ノ巻
『夜の茶屋』
お楽しみに。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品