メイドと王子様

れに

第二話 王子の溺愛はじまりはじまり

今夜も、私はハル王子のそばにいる。

なぜなら……


このハル王子は見た目と変わって夜一人で寝れないのです!
そんなところも愛おしいのですが、なんと今日は、ハル王子がおかしなことを言ってくるのです。

「ゆあ。一緒に寝よ」

そうして布団をぺろりとめくるハル王子。
もちろん、メイドはこんなことをしてはいけないのですが……。

「そんなこと、メイドはできません」
「できる」
「できません」
「できる」

という感じで……

私は仕方なく、

「少しだけですよ」

寝てやることにしたのです。

布団に入った瞬間。
ハル王子の手が私の腰に回ってきました。

「ちょっ、ハル王子!」
これは、やばいです。

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