悪役令嬢で忌み子とかいう人生ベリーハードモード

狂気的な恋

第4話 エリカの花はアモネアの夢を見て、決意する

「 お嬢様は可愛らしいですね。」


 成人した女性にしては少し高めの声が耳をくすぐる。その声はこちらを本当に慈しんでいるようで、胸が暖かくなり、満ち足りた気分になる。


「 カミュもかわいいです!かみもサラサラして気持ちいいです!」
「 ふふ、ありがとうございます。お嬢様の髪はふわふわしていてずっと触っていたくなりますよ。」


 カミュが私の髪を撫でてつけるように触る。こそばゆくも心地いい感覚に体から余分な力が抜ける。どこか夢見心地な感じだ。彼女は私を後ろから包み込むように抱き抱えている。私の母は3歳の時に亡くなったので、私はろくに覚えておらず、絵画に描かれた両親の姿しか知らない。なのて、母親とはどんなものか分からないが、カミュのように優しく抱擁してくれるんだろう、と思っている。カミュは私に母親らしく接してくれる。もちろん、私とカミュ二人きりの時だけだが。私もカミュを母親のように思い、慕っている。


 ポカポカした陽気がかるく眠気を誘う。東からさわさわと吹いてくる風は草や土の匂いを運んでいる。心地良い小春日和というべき天候だろう。このような日にはカミュと一緒に外に出てお話をする。それは至福の一時であった。


「 そろそろ屋敷に戻りましょう。天気が怪しくなってきました。」
「 えー、もうちょっとだめ?」
「 駄目です。ほら立ってください。勉強もあるんですから。」


 微睡みのなかカミュが催促してきた。私はまだこの幸福に浸っていたくて我儘を口にするが、にべもなく断られた。仕方がなしに立ち上がり屋敷に足を向ける?これから退屈な勉強をしなければならないのは少し憂鬱だ。私の背丈の三倍はある扉をくぐり、屋内に入る。足元が硬質な石畳から包み込むように柔らかい厚手のカーペットに変わる。白い壁紙に上から垂らされた光源、重厚な調度品の数々。見慣れた光景のはずなのに違和感を覚える。


「 ねぇ…カミュ。…カミュ?」


 返事がない。隣を見るといつの間にか彼女はいなくなっていた。広い屋敷のなか、一人ぼっちになったような気がして急激に心細くなる。気を紛らわすために目的地である北の部屋に急ぎ足で向かう。十分ほどで着き、私には高い位置にあるドアの取っ手を回し押しあける。


「 リリアーナ様、なぜ従者を……⁉︎ 」


 部屋の中には中年の女性が椅子に座っていた。彼女はキンバリー女史と呼ばれる優秀な女性だ。儀礼の先生であるため、一つ一つの所作が非常に優雅で美しい。王女様に儀礼を教えた経験もあり、国で有数の教師と言えるだろう。そんな彼女が私の顔を見て、口をあんぐりと開けている。いつもの彼女なら絶対にしたいような不作法だ。


「 あっ…。」


 私は己の過ちに気付いた。私が使用人を一人も連れてこなかったからだ。一人で歩き回るなど次期公爵にあるまじき振る舞いだ。たしかにキンバリー女史が驚いて固まるわけだ。


「 すいません。さっきまでいた従者を仕事にいかせてしまって…私の落ち度です。」
「……。」


 私はキンバリー女史に醜態を詫びる。だが、キンバリー女史は何を言うどころか、未だに身動き一つ取らない。不安になり声をかける。


「 あの、どうしましたか?」
「 忌み子…。」
「 っへ?」
「 忌み子忌み子忌み子……。」
「 はっ?っえ⁉︎いや…。」


 いきなり彼女はブツブツと何かを呟きだし私に近づいてくる。その不気味な雰囲気にのまれ後ずさる。


「 っえ、あの?」


 彼女は私のことを感情の読めない目でじっと見てきた。その無機質で冷酷な瞳はひどく恐ろしく、何を考えているのかまったく分からない。私はひたすらに困惑する。


「 穢らわしい…。」
「 え…?」


 ボソッと囁くように言った。数秒間、私は彼女の発した言葉を理解できなかった。面と向かって悪し様に言われたことは今まで生きてきて片手で足りるほどしか言われてこなかった。それなのに、厳しくも優しいキンバリー女史が私を罵倒する言葉を吐くとは考えられなかった。


「 なぜここにいるの?気持ち悪い。穢らわしい。神に嫌われた存在がなぜ平然と生きているの?死んで。できるだけ惨たらしく。血を吐き、血涙を流しなさい。血を以って贖罪しなさい。産まれながらの大罪人、魔に属する悪魔憑きが、人間のふりをするな。」
「 ッヒ⁉︎ 」


 淡々と機械の如く一定の調子で語りかけ、いや責め立ててくる女史。その姿は狂気を感じる。いつもからは想像できない様子で私を忌み子と呼ぶ。まったく理解できずにただひたすらに恐怖する。私は逃げるように目をきつく閉じる。


「 なぜ生きてるの?はやく死になさい。」
「 いやっ!いやー‼︎ 」


 心底、不思議だという感じで私に問いかけてくる。その異常はおぞましく、気味が悪いものだった。私はとうとう耐えきれずに背を向け走り出す。一刻も早くここから離れたかった。使用人を見つけてキンバリー女史がご乱心なされた、と伝えればこの異常は消えて無くなる。そう考えた。


「 なんでっだれも、いないのっ⁉︎ 」


 しかし、1分2分と走り続けるも誰一人として見つからない。これは、おかしい。この屋敷には警備の騎士も含めて70人程は人がいる。それなのに屋敷に入ってから一人もすれ違った者がいない。さっきあげた悲鳴に反応して誰かこちらに来る気配もない。まるでこの屋敷から私とキンバリー女史、以外いなくなってしまったようだ。その想像に至ったとき私は心の底から恐怖し、背筋を凍らしめた。


「 だれかっ⁉︎だれかっ⁉︎ハァハァ、だれかいないの⁉︎ハァハァ…。」


 叫ぶも反応する者の気配はない。甲高い悲鳴が廊下に響いただけに終わる。


 苦しい。初めて感じる胸の焼けるような痛みと足が不自由になっていく感覚。生粋の公爵令嬢である私は運動などほんとんだしない。せいぜいダンスくらいだろう。少し走っただけで息が切れる。今はそれが堪らなくもどかしい。立ち止まり空気を胸一杯に吸い込みたい。しかし、走るのをやめた瞬間に後方の狂気が私を絡めとってしまいそうな気がして、止まれない。


「 ハァッ。ゲホッ、カミウぅっ、どこぉ⁉︎ハァッハァ、たすけてぇ!」


 苦しみと恐怖のなか、私は大好きな侍女に救いを求める。彼女なら私を助けてくれる、そう確信してだ。客間、使用人部屋に執務室、厨房、置き場、空き部屋など、とにかくあらゆる場所を探す。だが、カミュどころか誰もいない。本当にこの屋敷には一人もいないのか?そう考えるとここが恐ろしく不気味な所のように思えてくる。焦燥の火炎が私の背を焼く。もつれる足を懸命に回し、屋外を目指す。1分1秒もここには居たくなかった。


 おぼつかない足どりで先刻に通り抜けた重厚な扉のあるエントランスに辿り着いた。筋肉疲労で震える下肢をこれで最後と誤魔化し、扉に体重を乗せ全力で押す。扉は少しづつ開き、外界と屋内の間隙を作り出す。子供1人がやっと通れる程の隙間に体を滑りこませる。外に出た後は先と同じように力を込め扉を閉める。バタンとその見た目に相応しい音を立てて閉じられる。


「 カヒュッ、ハァハァハァ。」


 暴れる鼓動と乱れる呼吸はなかなか治らない。足を酷使したため、立ってる気力すらわかない。座り込み、安堵のため息すらつけずに、ただ荒い呼吸を繰り返す


 五分か十分か経っただろうか。やっと息が正常に戻った。後回しにしていた脳に酸素が送られ、頭が回るようになる。逃げ切れたということを理解する。ホッとした気持ちを抱き、周りを見渡す。カミュが言ってたように天気が悪くなっていた。空は曇天とした様相で風は生温く、不快な湿度を伝えてくる。あぁ、そうだ、カミュ達を探さなければ、そう思い足に力を込める。未だにガクガクと震え、力が入らない。が、歩けないほどひどくはない。


 往復一時間もする広大な庭園に足を踏み入れる。あいもかわらず、ここでも人の気配はない。庭師が毎日お世話している花々しかない。広く見渡せる庭園に人の影すら見つけられない。まるで世界に1人だけになってしまったようだ。焦燥、恐怖、不安、孤独感、それら全てが混じり合った様な感情が湧き出てくる。


「 あっ……!」


 しばらく歩き回っていると、噴水の前に何かが立っていた。急いで駆け寄ってみると、侍女服に身を包んだカミュがいた。彼女は噴水に彫られた彫刻を見ているようだった。富と力の象徴であるドラゴンとそれに対峙する剣を構える戦士、その決戦を飾るバラとそのイバラはいつ見てもうっとりするような精密さと美しさを誇っている。それを見ているカミュの表情は分からないが、安堵か込み上げてくる。
  「 カミュ!カミュ!キンバリー女史がおかしくなったの!たすけて!」
「……。」
「 カミュ…?」
「……。」


 カミュは私の言葉に反応しなかった。華奢な後ろ姿をさらすのみだ。いつもならば話しかけたならすぐに返事をしてくれるはずなのに。かすかな疑問が湧き上がる。彼女に歩み寄ろうと足を一歩踏み出そうとした時、


「 忌み子…。」


 ぶわりと汗が吹き出てくる。足場が崩壊したような浮遊感、それに対し体はピクリとも動かせそうにないくらいに硬直している。まさか、カミュもなのか?その想像は否定したくとも、しがたいものだった。先程の安堵は容易に塗り潰され、絶望と恐怖が込み上げてくる。


「 ああ、なんとも悍ましい。神霊様、私をお許しください。いくら知らなかったとはいえ、忌み子などと声を交わし、手を取り、情を育んだことを。人の皮を被った穢れなどを人扱いしたどころか主君として敬っていたことをお許しください。」


 カミュはそのまま膝を地につけ、祈り懺悔し始めた。歌うように朗々と述べられるその言葉は一片の慈しみも存在していない。あるのは罪を犯した後悔のみ。


 私はまだ動けない。頭は現状を理解しているのに心が否定しているのだ。私のカミュは女史のようにおかしくなっていないと。


「 願わくば私に贖罪の機会をお与えください。忌み子の血で、四肢で、命で、私の犯した罪をそそぎ、目を抉り、爪を剥ぎ、花を削ぎ、指を刻み、苦しみを与えることで主の、怒りを鎮めましょう。皮膚が爛れ骨が溶ける毒を浴びせ、業火で芯まで焦がすことで世を清めましょう。主よ、私を見守ってください。」


 カミュは真摯に祈り続ける。悍ましく、狂った祈りを垂れ流す。私はただそれをみているだけだった。現実味がなくどこか他人事のように感じる。演劇を見ているような気分だ。


「 さて、悪を滅しましょう。」
「 ひっ……!」


 彼女が振り返り私を見る。目にはキンバリー女史と同じ狂気の冷たい炎が燃え盛っている。心はまだ事態を受け入れていなかい。だが、本能が逃げろと警鐘を鳴らしている。それに従い足を動かそうとする。


「 あれ……?なに……これ…?」


 ピクリとも動かなかった。さっきまで石畳であった地面は黒々とした汚泥と化し、私の足に絡みついていた。私は困惑する。泥の感覚が存在しない。見るからに粘着質で不快な手触りをしていそうなそれにどっぷりハマっているにもかかわらず。


「 あは…アハハハハハ…。」


 なぜだか笑いが込み上げてきた。少しも楽しくないのに不思議と愉快な気持ちになっている。ああ、カミュも嘲笑しているわらっている彼女の指が私の首に絡まっていく。子供の首は成人した女性が両の手で作り出す輪よりもほそかったようだ。容易く、彼女の手は細首に一回りする。カミュは凄惨な笑みをさらに深める。そして、キュッと鳥を締めるように力を込めた。頚動脈が塞がれ呼吸困難に陥る。頭の中は靄がかかっているような感覚ではっきりしない。しかし、体は正常な反応をしているようだ?口からはヒュッヒュッ、と苦しげな呼気が漏れ、全身は無意識にガクガク震えている。


 体はどんどん沼に沈んでいだてるようだ。視線は次第に低くなっている。カミュは更に力を込めているようですでに私の首をへし折れそうだ。最初から希薄だった意識は少しずつ薄れていき、ついには何も考えられない状態になる。視界の端は紙にこぼしたインクが広がるように黒く染まっている。じわじわと侵食してくるそれは次第に私の可視範囲を狭めていき、真っ黒に染め上げた。ポキン、というどこか軽い音がいずこから響いてきた。初めて聞く音だな、そんな考えが消えゆく思考の中に浮かんできた。


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「 っっっっっ……!」


 跳ねるように私は飛び起きた。荒い呼吸をつき、胸ー押さえる。心臓は痛いほどに暴れている。寝汗や額にへばりついた毛髪が鬱陶しい。


「 はあ……また…。」


 瞳が黒くなってから1ヶ月、毎晩のように悪夢を見ている。私は決まって泥沼にはまり近しかった者に殺される。憂鬱な内容のせいで熟睡できない。おかげで寝不足だ。


 私と俺の精神は私を基礎として融合した。そのおかげか精神はとても逞しくなった。悪夢を見るのは私の精神の名残で、あまり引きずらないのは俺の精神の影響だろう。ちらりと窓側を見る。漆黒のカーテンはその役割を全うしているようで外からの光を遮断している。部屋は薄暗くなり、私の陰鬱とした気分を煽る。軟禁されている現実を突きつけられているようで嫌なのだ。私が “忌み子” になった途端、掌を返した使用人達やこれからの暗い未来が脳裏に浮かんでしまう。逃げようと考えるも、ろくに世間を知らない6歳の小娘が生きていけるほど世の中は甘くない。甘言に騙され、奴隷に落とされるか、スラムで犯罪に巻き込まれて死ぬ、のどちらかになるだろう。その前にディッセル家の騎士が私を見逃さないだろう。血族会議で私の処遇が決まるまでこの部屋に閉じ込められる。あと1〜2ヶ月は出られないだろう。


「 どうなるのかな…?」


 ここはゲームの世界。世界観や歴史、生活様式などが酷似している。ヒロインが行くことになる学校もある。攻略対象らしき人物の噂話を耳にしたこともある。ただ、違う点が今の時点で一つある。私が第二王子の婚約者になっていないのだ。忌み子という不利益を見栄っ張りの頂点が受け入れるものだろうか。私が忌み子になる前だったらなし崩し的に継続する可能性はあるが、今から婚約というのは現実的ではない。これからそうなるのだろうか。ゲーム通りに進んでもらわないと困るのは私だ。もしゲームの流れと違ってしまったら、私が16まで生きられなくなるかもしれない。記憶を必死に漁っていく。


 ヒロインが13才の時、瞳の色が金色に変わる。金色は “祝福” の中で、一番縁起が良いとされており、貴族は彼女を保護するという名目で手元に置こうとする。しかし、ヒロインは平民である。作法も礼儀も知らない。当然、社交界に出せるはずもなく、デビューする前に貴族としての常識を学んでこいと国営の魔法学園、アルストラに放り込まれる。学園で生活するうちに、いろいろな出来事イベントに巻き込まれ、その過程で攻略対象達と仲を深めていく。王道テンプレなシナリオだ。これが学園パートと言われるものだ。


 学園を卒業した後のストーリーが魔王編と呼ばれる後半パートだ。学園を卒業した、一年後に魔王が復活し、猛威を振るう。それを伝承通りに金の瞳を持つヒロインが攻略対象達と共に討伐しにいく。各地で問題を解決して、周囲から認められらようになる。魔王討伐を成し遂げた後は聖女として敬われる存在となり、一定以上の好感度を持つ攻略対象と結婚して幸せな人生を送る。そんなありふれたテンプレなシンデレラストーリー。


 このゲームでのリリアーナの役割は嫉妬系悪役令嬢だ。精霊に愛されたヒロインが妬ましく、ちょっかいをかけてしまう。それを攻略対象の一人が庇うことで拗れてしまう。自分には誰も助けてくれる人はいなかったのに、何故お前は見知らぬ者から助けてもらえるんだ、そんなに瞳の色が大事かと。自分に降りかかった理不尽と周りがヒロインに優しいのを許容できなかったのだ。ヒロインに対して様々な嫌がらせを実行するようになる。それを攻略対象達、はては自分の婚約者までもが庇う。嫉妬の炎は更に燃え上がった。主人公の持ち物は汚し、壊し、盗み、攻略対象との逢瀬は当たり前のように邪魔する。ひどい時は直に手をあげ、口汚く罵る。周りは当然リリアーナを見限り、学園の卒業パーティーの時にヒロインと攻略対象達でリリアーナの今までの悪行を挙げられ、断罪される。第二王子とは婚約破棄され、国外追放。普通はそこで役目は終わりだ。しかし、この女の役割はまだある。学園から追放された後、ヒロイン達に憎悪の炎を燃やし、復讐を誓う。魔族にくみし、魔王軍の幹部となり彼らの前に立ち塞がる。


 己の役割は纏めるといわば敵役ヒール。プレイヤーがリリアーナにヘイトを溜めて、それを一気に解消されることですっきりするためだけに存在する。やられるためだけに存在する悪役だ。


 やってられない。本当にやってられない。なぜ俺がヒロインの踏み台にならなければならないのだ。シナリオという名の既定路線に翻弄され、惨めに地を這い、殺される。あぁ、はらわたが煮えたぎり、どうにかなりそうだ。俺はなんだ。悲惨な人生を送る悪役令嬢や、用済みになったら捨てられるゴミか?否、俺はリリアーナ=アル=ディッセル。それ以外の何者でもない。望む道がなければ新しく開拓しよう。どう歩むかは自分で決めよう。どんな末路を迎えようが自分を誇れるように。俺は死ぬような逆境でここまで足掻いたんだ!そう胸を張れるように。


 俺の敵は偏見に凝り固まった価値観、大罪人として命を狙ってくる宗教。俺を害そうとするものには一片の慈悲もかけない。非情に、冷徹に、淡々と除去するのみ。俺は穢れた忌み子や物語を楽しませるための悪役令嬢などとして生きない。ただ自分のために生きる。


 カーテンが揺らめき部屋に陽光が射した。あたかも、私の決意を祝福しているようで愉快な気持ちになる。俺は前世の記憶を思い出し、いや忌み子になってから初めて笑った。嘲笑でも虚勢の笑みでもない。これから立ちはだかる難関をどうぶち抜いてやろうか。そんな挑戦的な笑みだ。

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