隣人は勇者様御一行

種無しbudo

2話 屋敷の中に誰かいるようです

玄関に呼び鈴がついており鳴らしてみたが反応無し。
エートとサーナは屋敷の中に入っていった。
中は暗くまだうっすらとではあるが以前仕事で入った貴族の屋敷と同じ構造に見える。
2階建てでエントランスは広々とした感じだ。
だがふと違和感が。
立派な屋敷の割には埃っぽく、物もほとんど置かれていない。
そして玄関には鍵がかかって無かった。
サ「暗いね。明るくする?」
エ「頼む」
サ「了解。《ライト》」
サーナが聖魔法《ライト》を発動する。
エ「誰かいないか~?」
1階は探すも誰もいない。
ちなみに1階はエントランスの真ん中に2階への階段、左は食堂とキッチン、
右はゲストルームという感じだ。
サ「本当に誰かいるのかな?」
エ「いなきゃこんな屋敷ないだろ。それに移動となると転移魔法《テレポート》でしか
  考えられない。
  もっとも建物ごとなんて聞いたことないし出来たとしても上位の魔導士だろうな」
サ「そんな人がどうしてこの村に来たんだろう?」
エ「それは会ってみないとわからん。さ、次は2階に行ってみるか。」
2人は2階へと昇っていく。
2階は客室が数室周りにあり、昇った奥には豪華な扉があった。
2人『うわ~これいかにもって扉だ・・・』
エ「まぁとりあえず入るか。」
サ「そうだね。」
扉をあけると中は静か。
そして部屋には何もなかった。
・・と思ったら中に誰か倒れていた。

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