【固有スキル】は±0~必要、取得経験値、共に十億倍~
5話 書庫へ
現在の時刻─7:13
「こちらが書庫でございます」
「「おぉ」」
創始と練が同時に詠嘆の声をもらす。
「ここが書庫か」
「さすが王城だね、こんなの図書館でも見たことないよ」
「ふむ、大体図書館が3軒ほどか?」
「多分ね」
創始と練がリーシアとリミアを忘れて話す。
「「あの、ソウシ(レン)様?」」
「あぁ、すまんリーシア」
「ごめん、リミア」
「「いいですけど、気をつけて下さいね」」
「分かった」
「うん」
「では、陛下から禁書庫の閲覧の許可が出ておりますので、こちらの鍵をどうぞ」
「レン様にも許可が出ております」
創始と練も考えていたはずの、この国が小説で見る、裏切るかもしれない、という可能性はほぼ消えた。
創始も練も一応疑ってはいるが。
「いいのか?簡単にそんな鍵を渡して」
「僕もそれは気になるんだけど」
「陛下からの言伝では『鍛錬するから集まれと言われて鍛錬場に集まるやつより、書庫でこの…知らない世界の情報を集めるやつの方がよっぽど信用出来る…いや、信用出来ないな、だからこそ希望を託せるだけの知恵がある。知恵があって信用出来ないからこそ、一国の王として賭けに出なければいけない、これは最初の賭けだ』との事です」
グライサスからの言伝を言い、リーシアとリミアは書庫から出ていく。
「ふっ、ははは」
「え、何?なんで信用無いのに笑ってるの?」
「あのな、練、知恵が回って力が無いやつと、知恵は無いけど力があるやつ、どっちが信用されると思う?」
「知恵がある人じゃないの?」
「違う、力があるやつだ」
「なんで?」
「知恵が無いのに人を騙す事が出来ると思うか?」
「なるほど」
「わかったか、それを踏まえて最初の質問の答えを出してやる。知恵があるやつと力があるやつ、どっちが強い?」
「力…と言いたいけどそう言うってことは知恵がある人って事?」
「そうだ、なんでだと思う?」
「うーん……あ」
「分かったか?」
「うん、知恵が回るからこそ弱点の把握、罠に近ずけさせる方法、色んな事を考えつくし、戦闘中の機転が利くって事でしょ?」
「少し違うが、まあそうだ…だからこそ」
「強いから信用出来ない、だからこそ賭けになる、と」
「分かったならいい…じゃあ早速、この世界の情報を漁るぞ」
「うん」
創始と練は別れて必要と思う本を読み始める。
「さてと、必要なのは…『オルフェガル武術全集』『魔法理論』『種族について』『ウィルダート王国の歴史』んで…ふむ、面白そうだなこの『世界誕生物語』っての、子供に読み聞かせる本だろうがこの世界が生まれた理由が分かるかもしれんしな。後は…『魔法適正』に『奴隷制度』だな」
創始が人とは思えない速度で読み始める。
例で言うと、『オルフェガル武術全集』は1巻約5cmの厚さだが、それを約10分で読み終わったのだ。
それを完全に記憶している創始は異常だが、この際それは置いておこう。
「ええっと、どれどれ」
創始が読み終わった物を簡単に挙げていこう。
~~~~
:オルフェガル武術全集:
«剣王聖流»
初代国王が創成した剣術、彼は上位魔法の聖属性を武器に纏わせながら『何かを守る』戦いをしていた。
«勇覇双闘流»
異世界より来たりし初代勇者が創成した双剣術、彼は『どちらの手も生きている』と言われる程、分割した攻撃、防御をしていた。
«武魔混濁流»
誰が作ったのか不明、魔法と武術を組み合わせた戦闘法、どの距離、方角からも対応出来る武術だが、修めれた者は数少ないという。
«仙闘»
仙術により鍛えられた眼で相手のツボを的確に突き、相手を行動不能にする武術である。
«無力速力流»
体の力を抜き無力になって行動する反撃術、力を抜き攻撃してきた時に即時に力を入れ攻撃に入る。«仙闘»と組み合わせて使われる事が多く、«仙闘»と組み合わせた武術として«仙無速力戦闘術»という武術として名を馳せた。
«仙無速力戦闘術»
«仙闘»と«無力速力流»を組み合わせた武術、反撃時にツボを突く為どのような武術でも隙を突けば上位クラスの武術になるだろう。
«零境武術»
数億年前、現人神より伝わった全てが謎の武術、神々はこれを使うと言うが…。
14巻あり武術は他にもあるのだが、代表的なのはこれだけだ。
~~~~
「ふむ、会得してみたいな…今度やってみるか、よし次」
~~~~
:魔法理論:
魔法を行使する人物の魔力器官から精製された魔力を使用する。
魔力が枯渇すると意識を失い魔力器官の破損が起きる場合や体外的な意味でも命の危険となる(魔力枯渇症)。
獣人は魔力器官は存在するが魔力を放出する器官(魔力放出器官)が存在しない為魔法が使えない。
範囲設定が必要な魔法は魔法陣が浮かび上がる。
:魔法の使い方:
・魔法の詠唱をする(無詠唱スキル習得者はここを省略出来る)
┣詠唱をすると魔力回路に通っている魔力が魔力放出器官から体外へと出る(魔力操作スキルを取得していないと体外へ出た時一定量が自然界へ魔素として霧散する)
┣体外へ出た魔力に形を作る
┣発動者が体外へ放出され、形を作った魔力に属性(適正が必要)を付与する
┗発動者の意思により対象へ属性を付与した魔力を射出する(適正の強弱により魔法の操作の自由性が変化する)
~~~~
「少し引っかかるが…これなら適正さえあればもう出来そうだ、というかやっぱり魔力全部使わなくて正解だったな」
~~~~
:種族について:
・人間族
・魔族
┣魔獣
┗魔人
・獣人族
┣犬人族
┣猫人族
┣兎人族
┣鳥人族
┗etc.....
魔法が使えず身体能力に特化した種族
・森人族
魔法に卓越した種族
・海人族
┣魚人族
┗人魚族
水中で呼吸ができる種族
・妖精族
┣火属性妖精
┣水属性妖精
┣風属性妖精
┣土属性妖精
┣光属性妖精
┣闇属性妖精
┣鍛冶妖精
┗etc…
また、上位種として精霊が挙げられる
┏精霊
┣火属性精霊
┣水属性精霊
┣風属性精霊
┣土属性精霊
┣光属性精霊
┗闇属性精霊
・悪魔族
・天使族
・神族
┣下級神
┣中級神
┣上級神
┣唯一神
   ┣創造神
   ┣全能神
   ┣武神
   ┣魔神
   ┣技神
   ┣闘神
   ┣戦神
   ┣転生神
   ┣転移神
   ┣時空神
   ┣生命神
   ┣恋愛神
   ┣運命神
   ┣賢神
   ┣豊穣神
   ┣天空神
   ┣龍神
   ┣獣神
   ┣精霊神
   ┣遊戯神
   ┣守護神
   ┗商売神
┗越王神
唯一神と越王神は1柱ずつしか存在しない。
越王神は全ての神の上位存在。
~~~~
:ウィルダート王国の歴史:
オルフェガルに出来た国ウィルダート王国、初代国王の名はロン・ラズ・ウィルダート、彼は孤児であり幼少期はスラム街で暮らしていた。10歳になったロンは冒険者としての道を歩み、35歳になった頃に最大と言われるランクSSSへと上り詰めた。
ランクが最大になり、彼に敵うものがあまりおらず、ならばと幼少時代の夢であった『スラム街なんかが存在しない国を創る』というものを実現する事に決めた。彼は幸運なことに、ドラゴンスレイヤーの称号を得て周辺国の王族と同じ程の権力を持っていた為、創るのにそう手間はかからなかったそうだ…。
~~~~
「ふぅ、次は『世界誕生物語』か」
書庫関係は長くなったので次話にしようと思います。
後、上の信用云々は持論、妖精やら精霊やらも適当です。
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「こちらが書庫でございます」
「「おぉ」」
創始と練が同時に詠嘆の声をもらす。
「ここが書庫か」
「さすが王城だね、こんなの図書館でも見たことないよ」
「ふむ、大体図書館が3軒ほどか?」
「多分ね」
創始と練がリーシアとリミアを忘れて話す。
「「あの、ソウシ(レン)様?」」
「あぁ、すまんリーシア」
「ごめん、リミア」
「「いいですけど、気をつけて下さいね」」
「分かった」
「うん」
「では、陛下から禁書庫の閲覧の許可が出ておりますので、こちらの鍵をどうぞ」
「レン様にも許可が出ております」
創始と練も考えていたはずの、この国が小説で見る、裏切るかもしれない、という可能性はほぼ消えた。
創始も練も一応疑ってはいるが。
「いいのか?簡単にそんな鍵を渡して」
「僕もそれは気になるんだけど」
「陛下からの言伝では『鍛錬するから集まれと言われて鍛錬場に集まるやつより、書庫でこの…知らない世界の情報を集めるやつの方がよっぽど信用出来る…いや、信用出来ないな、だからこそ希望を託せるだけの知恵がある。知恵があって信用出来ないからこそ、一国の王として賭けに出なければいけない、これは最初の賭けだ』との事です」
グライサスからの言伝を言い、リーシアとリミアは書庫から出ていく。
「ふっ、ははは」
「え、何?なんで信用無いのに笑ってるの?」
「あのな、練、知恵が回って力が無いやつと、知恵は無いけど力があるやつ、どっちが信用されると思う?」
「知恵がある人じゃないの?」
「違う、力があるやつだ」
「なんで?」
「知恵が無いのに人を騙す事が出来ると思うか?」
「なるほど」
「わかったか、それを踏まえて最初の質問の答えを出してやる。知恵があるやつと力があるやつ、どっちが強い?」
「力…と言いたいけどそう言うってことは知恵がある人って事?」
「そうだ、なんでだと思う?」
「うーん……あ」
「分かったか?」
「うん、知恵が回るからこそ弱点の把握、罠に近ずけさせる方法、色んな事を考えつくし、戦闘中の機転が利くって事でしょ?」
「少し違うが、まあそうだ…だからこそ」
「強いから信用出来ない、だからこそ賭けになる、と」
「分かったならいい…じゃあ早速、この世界の情報を漁るぞ」
「うん」
創始と練は別れて必要と思う本を読み始める。
「さてと、必要なのは…『オルフェガル武術全集』『魔法理論』『種族について』『ウィルダート王国の歴史』んで…ふむ、面白そうだなこの『世界誕生物語』っての、子供に読み聞かせる本だろうがこの世界が生まれた理由が分かるかもしれんしな。後は…『魔法適正』に『奴隷制度』だな」
創始が人とは思えない速度で読み始める。
例で言うと、『オルフェガル武術全集』は1巻約5cmの厚さだが、それを約10分で読み終わったのだ。
それを完全に記憶している創始は異常だが、この際それは置いておこう。
「ええっと、どれどれ」
創始が読み終わった物を簡単に挙げていこう。
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:オルフェガル武術全集:
«剣王聖流»
初代国王が創成した剣術、彼は上位魔法の聖属性を武器に纏わせながら『何かを守る』戦いをしていた。
«勇覇双闘流»
異世界より来たりし初代勇者が創成した双剣術、彼は『どちらの手も生きている』と言われる程、分割した攻撃、防御をしていた。
«武魔混濁流»
誰が作ったのか不明、魔法と武術を組み合わせた戦闘法、どの距離、方角からも対応出来る武術だが、修めれた者は数少ないという。
«仙闘»
仙術により鍛えられた眼で相手のツボを的確に突き、相手を行動不能にする武術である。
«無力速力流»
体の力を抜き無力になって行動する反撃術、力を抜き攻撃してきた時に即時に力を入れ攻撃に入る。«仙闘»と組み合わせて使われる事が多く、«仙闘»と組み合わせた武術として«仙無速力戦闘術»という武術として名を馳せた。
«仙無速力戦闘術»
«仙闘»と«無力速力流»を組み合わせた武術、反撃時にツボを突く為どのような武術でも隙を突けば上位クラスの武術になるだろう。
«零境武術»
数億年前、現人神より伝わった全てが謎の武術、神々はこれを使うと言うが…。
14巻あり武術は他にもあるのだが、代表的なのはこれだけだ。
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「ふむ、会得してみたいな…今度やってみるか、よし次」
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:魔法理論:
魔法を行使する人物の魔力器官から精製された魔力を使用する。
魔力が枯渇すると意識を失い魔力器官の破損が起きる場合や体外的な意味でも命の危険となる(魔力枯渇症)。
獣人は魔力器官は存在するが魔力を放出する器官(魔力放出器官)が存在しない為魔法が使えない。
範囲設定が必要な魔法は魔法陣が浮かび上がる。
:魔法の使い方:
・魔法の詠唱をする(無詠唱スキル習得者はここを省略出来る)
┣詠唱をすると魔力回路に通っている魔力が魔力放出器官から体外へと出る(魔力操作スキルを取得していないと体外へ出た時一定量が自然界へ魔素として霧散する)
┣体外へ出た魔力に形を作る
┣発動者が体外へ放出され、形を作った魔力に属性(適正が必要)を付与する
┗発動者の意思により対象へ属性を付与した魔力を射出する(適正の強弱により魔法の操作の自由性が変化する)
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「少し引っかかるが…これなら適正さえあればもう出来そうだ、というかやっぱり魔力全部使わなくて正解だったな」
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:種族について:
・人間族
・魔族
┣魔獣
┗魔人
・獣人族
┣犬人族
┣猫人族
┣兎人族
┣鳥人族
┗etc.....
魔法が使えず身体能力に特化した種族
・森人族
魔法に卓越した種族
・海人族
┣魚人族
┗人魚族
水中で呼吸ができる種族
・妖精族
┣火属性妖精
┣水属性妖精
┣風属性妖精
┣土属性妖精
┣光属性妖精
┣闇属性妖精
┣鍛冶妖精
┗etc…
また、上位種として精霊が挙げられる
┏精霊
┣火属性精霊
┣水属性精霊
┣風属性精霊
┣土属性精霊
┣光属性精霊
┗闇属性精霊
・悪魔族
・天使族
・神族
┣下級神
┣中級神
┣上級神
┣唯一神
   ┣創造神
   ┣全能神
   ┣武神
   ┣魔神
   ┣技神
   ┣闘神
   ┣戦神
   ┣転生神
   ┣転移神
   ┣時空神
   ┣生命神
   ┣恋愛神
   ┣運命神
   ┣賢神
   ┣豊穣神
   ┣天空神
   ┣龍神
   ┣獣神
   ┣精霊神
   ┣遊戯神
   ┣守護神
   ┗商売神
┗越王神
唯一神と越王神は1柱ずつしか存在しない。
越王神は全ての神の上位存在。
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:ウィルダート王国の歴史:
オルフェガルに出来た国ウィルダート王国、初代国王の名はロン・ラズ・ウィルダート、彼は孤児であり幼少期はスラム街で暮らしていた。10歳になったロンは冒険者としての道を歩み、35歳になった頃に最大と言われるランクSSSへと上り詰めた。
ランクが最大になり、彼に敵うものがあまりおらず、ならばと幼少時代の夢であった『スラム街なんかが存在しない国を創る』というものを実現する事に決めた。彼は幸運なことに、ドラゴンスレイヤーの称号を得て周辺国の王族と同じ程の権力を持っていた為、創るのにそう手間はかからなかったそうだ…。
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「ふぅ、次は『世界誕生物語』か」
書庫関係は長くなったので次話にしようと思います。
後、上の信用云々は持論、妖精やら精霊やらも適当です。
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