新たな恋は突然に
16話──大会
ある日、俺は部活の大会で試合会場に来ていた。今回の大会は1年生の上位3分の1が出場している。もちろん俺、実、佐藤さんは出れる事になっている。
「そろそろ実の出番じゃない?」
「あ! そうだった! 行かないと翔太くんありがとう!」
「おう! 頑張れよ!」
俺は実が試合をするコートに向かった。
「そろそろ始まるな。」
テニスの試合は先に4ポイントを取るか、デュース(40-40)の場合は2ポイント連続で取った方がそのゲームを取る。デュースの後先に1ポイントをとった側(サーバー・レシーバー)に「アドバンテージ」をつける。そして、先に3ポイント獲得した方が勝ちだ。
「頑張れ実!」
実は試合では緊張するタイプなのでいかに緊張をほぐすことが出来るかがカギだ。俺は陸上の大会で緊張をほぐすためにジャンプしていたのでそれを教えておいた。最初のサーブは実からで上手く打てて15─0になった。その調子でどんどん点を取っていき、ストレート勝ちした。
「実! お疲れ!」
「翔太くん! 僕勝てたよ! 緊張しなかったよ!」
実の嬉しそうな姿が犬のようだ。
「そうだな。よかったな。」
「うん!」
「俺は少し用があるからまたな!」
「分かった! またね!」
俺はこのまま佐藤さんの所へ向かった。そろそろ試合が始まる頃なので少し見てみようと思う。確か、テニスは結構上手だと聞いた事がある。
「お! やってるやってる。」
相手の選手はゴリラみたいな筋肉がある人だったが、佐藤さんは技術で相手を翻弄している。
「さすがだ...」
思わず見とれてしまった。しかし、体力が無いのか後半に連れどんどんプレーが雑になっている。
「お! 何とか勝てたみたいだな。」
試合は3─2で勝てたようだ。体力がついたら佐藤さんは無敵な気がする。
「あ! 翔太くん! 見てたの?」
「ま、まあ、たまたま通りかかって。おめでとう。」
「ありがとう! まあ、まだまだだけどね! じゃあ私は行くねばいばーい。」
「ばいばい。」
俺は今おめでとうと言えたことに感動している。しかし、そんな暇は無い。そろそろ俺の出番だ。俺はプレーをするコートに向かった。
「そろそろ実の出番じゃない?」
「あ! そうだった! 行かないと翔太くんありがとう!」
「おう! 頑張れよ!」
俺は実が試合をするコートに向かった。
「そろそろ始まるな。」
テニスの試合は先に4ポイントを取るか、デュース(40-40)の場合は2ポイント連続で取った方がそのゲームを取る。デュースの後先に1ポイントをとった側(サーバー・レシーバー)に「アドバンテージ」をつける。そして、先に3ポイント獲得した方が勝ちだ。
「頑張れ実!」
実は試合では緊張するタイプなのでいかに緊張をほぐすことが出来るかがカギだ。俺は陸上の大会で緊張をほぐすためにジャンプしていたのでそれを教えておいた。最初のサーブは実からで上手く打てて15─0になった。その調子でどんどん点を取っていき、ストレート勝ちした。
「実! お疲れ!」
「翔太くん! 僕勝てたよ! 緊張しなかったよ!」
実の嬉しそうな姿が犬のようだ。
「そうだな。よかったな。」
「うん!」
「俺は少し用があるからまたな!」
「分かった! またね!」
俺はこのまま佐藤さんの所へ向かった。そろそろ試合が始まる頃なので少し見てみようと思う。確か、テニスは結構上手だと聞いた事がある。
「お! やってるやってる。」
相手の選手はゴリラみたいな筋肉がある人だったが、佐藤さんは技術で相手を翻弄している。
「さすがだ...」
思わず見とれてしまった。しかし、体力が無いのか後半に連れどんどんプレーが雑になっている。
「お! 何とか勝てたみたいだな。」
試合は3─2で勝てたようだ。体力がついたら佐藤さんは無敵な気がする。
「あ! 翔太くん! 見てたの?」
「ま、まあ、たまたま通りかかって。おめでとう。」
「ありがとう! まあ、まだまだだけどね! じゃあ私は行くねばいばーい。」
「ばいばい。」
俺は今おめでとうと言えたことに感動している。しかし、そんな暇は無い。そろそろ俺の出番だ。俺はプレーをするコートに向かった。
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