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Regulus

有賀尋

Body remodeling plan 2

はじめてから3日、今日は2人とも朝から仕事だ。
3日ではさすがにまだ効果は見られなさそうだが、結構ハードなことをさせてる自覚はある。
行きつけのジムに一緒に行って俺と同じメニューをこなし、その後もランニングしたり、食事制限をかけたりと、まるでボクサーだ。
その日の仕事終わりのジムでの事。由真はトレーニングホールで寝転んだ。

「...大丈夫か?」
「...大丈夫に見えるわけ?」
「...見えないな」
「もーやだー...」

無理もない。普通2ヶ月3ヶ月かけてやるものを1ヶ月にまとめてやっているのだ。
俺は写真集の前に1度やったことがある。
俺は由真の隣に座って由真の髪を分けた。

「ならやめるか?」
「...やだ、やめない」

...お、出たなエベレスト級のプライド。

「やめてもいいんだぞ?嫌なんだろ?」
「ここでやめたら俺のプライドが許さない」
「そうか?」
「...遥、俺の事甘やかさないで」
「甘やかしてはないな、むしろガッツリ絞りに絞ってるぞ、俺も一切触ってないし」

筋トレをするにあたって由真と決めた事が2つ。
ひとつは「絶対甘やかさないこと」、もうひとつは「終わるまで絶対手を出さないこと」だ。

「そうかもしんないけど」
「やめるんなら今のうちだぞ、これからもっと絞るからな」

脅しにはならないが少し脅してみる。
だが、これでへこたれるほど由真は弱くない。

「決めたんだもん、腹出しするって」
「ん、じゃあほら続きやんぞ」

俺は先に立って寝転ぶ由真に手を差し伸べる。
由真の顔は「まだやるの」とでも言うように顔が引きつったが手を取った。

「...はーい」

俺は腕を引いて掠めるキスをする。
いつもトレーニング後はぶっ潰れて寝落ちのパターンが多い。これくらいは許されるだろ。

「...それはいいんだ」

後ろでぼそっとつぶやく声が聞こえたが聞こえないふりをした。

「なんか言ったかー」
「なんでもなーい」

撮影まで、あと27日。

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