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Regulus

有賀尋

Surprising present 1

「んじゃ行ってくる」
「気をつけてね」

いつも俺が何かで出かける時は必ず由真とローエン、ロイが見送ってくれる。

「夕方までには終わるから」
「分かった」

こんなやり取りも慣れたものだが、いつやっても嬉しいものだ。
軽くキスして家を出た俺は車を走らせて事務所に向かった。

今回の打ち合わせは、どうしてか開かれる俺の「バースデーイベント」の打ち合わせだ。
俺は別に開いてもらわなくてもいいのだが、事務所の意向とファンの希望もあって、今回開くことになったのだ。
かと言って何をするとかはなく、俺の単独トークショーのような形にしようと提案したらあっさり却下された。

所謂、「そんなの誰でもやる」と。

じゃあ何をしろと言うんだ一体。

結局、Regulus全員を呼んだトークイベントになった。
それで話を終え、すこし早く終わったなーと思っていると、慶からメールがあった。

「これからちょっと付き合え」と。

中身を知らないまま行った先はとあるショッピングモール。
待ち合わせはいつものフードコート。窓際でコーヒーを飲んでいるのが慶だ。

「よ、待ったか?」

肩を叩いて気づかせると慶が振り向いた。

「いや、大して待ってない」
「で、なんだ?」
「志輝との記念日が近いんだ、何かあげたくて。選ぶの手伝って欲しいんだ」
「あぁ、いいけど...。お前がやるならなんでも喜びそうだけどな?」

そう言いながらプレゼント選びに付き合う。
今も昔もいい意味で変わらない慶。だから志輝にどんなのが似合うのかを必死に悩む姿が微笑ましかった。こんな話をしたら、由真には絶対に「ジジ臭い」とでも言われるんだろう。
結局、ペアリング(もう婚約指輪にしとけ)になった。慶が必死になって考えた結果なら喜ぶだろう。
その光景が目に見えた。

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