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鬼神兄妹の世界征服

miru_

③狂気

 …あぁ、俺はどうにかなってしまいそうだ。
目の前の少女を見た瞬間理性が吹っ飛び、少女に勢いよく飛びかかっていた。
「……………ッッッ…!」
少女の正体が知りたい自分を、理性を取り戻し制御する_______事は不可能だった。一心不乱に、倒れている少女を抱き上げ、全身を見渡す。
「あ、ぁぁあッッ……!!」
そこで俺が見たのは、

「…これ…俺らの学校のセーラー服と同じ…ッッ…!」
その少女が着ていたのは、俺と刃月と同じ学校のセーラー服だった。ということは、すぐ近所の生徒か………、
…もしくは、刃月か…!!
もし後者だったら、と思い、俺は少女の顔を見た。
「…く…ッッ……」
少女の状態は、かなり酷かった。見ているこちらが痛くなってくる程、痛々しい傷跡。躓いてしまったのか、擦り傷がやたら多い。そして至る所から血が滲んでいて、ふと自分の制服を見るとシャツに血が点々と付いていた。だが、そんな事を気にしている暇は俺には無い。
俺はすぐさま、もしもの時のため持っていた(刃月がもし転んだりでもしたら大変だからな)救急セットを用意し、傷口を消毒して絆創膏を貼ったり、傷口が酷い所は包帯を巻いたり止血を急いだ。
「…ふぅ、こんなとこかな。俺にしては上出来じゃん」
…こんなに出来るなら、保健委員とかやっといたら良かったな。と、今世紀最大のドヤ顔を浮かべるくらい、良く出来たと思う。
そして、改めて少女の顔を見つめる。

___すると。

…ドクンッッ、ドクンッ…!

「……ッッッ!!!!!!」

また・・、さっき少女を見つけた時の激しい鼓動が俺を襲った。

「何だよ…、なんなんだよ…ッ…!」

何故か、顔が火照ってきた。刃月を見た時に感じる、言葉では表せないような、愛しい感情__…。

…俺は、気付いてしまった。

「…俺…、まさか……ッッ…!!!」

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