俺の高校生活がラブコメ的な状況になっている件
第24話 修学旅行2日目ゲーセンイチャラブデート【あーちゃん編】
六花の次は愛だった。
「しょーた~♪早く行こっ♪」
「お、おう……」
愛とイチャラブデートを始めようとする時、六花の視線がマジでヤバかった。「その女とイチャついた数だけ刺す」というようなメッセージが伝わってきた。
「しょーた?顔真っ青だけど……体調でも悪いの?」
俺の様子を見ていた愛が心配そうな表情をして言った。
――ある意味で悪いが……ここでデートを断ると後々がめんどくさいんだよなぁ。
「い、いいや、ぜーんぜん大丈夫だよーん……アハハハハ」
「だよーん」って、いつの時代だよ……。
語尾がおかしくなったが、愛は気にしてないようだ。
「ねぇ……今だけでいいから……む、昔みたいにあーちゃんって、読んでよ…ね?」
上目遣いで愛がそんなことを言い出した。しかも、六花とは違い、俺の腕に腕を絡め、その腕を胸に押し付ける感じで。
――ああ……なんて感触なんだぁぁぁぁ!六花とは違いダイナマイトだから腕が柔らかなダイナマイトに包まれて……もう……死んでもいいかも……。
「しょーた?話聞いてる?」
「う、うん!聞いてるよあーちゃん!」
「よ……呼んでくれた……うぅぅぅ」
あーちゃんは気がつけば泣いていた。
「えぇ?!なんで泣いてるの?!」
まったく感情の浮き沈みが激しい幼なじみである。
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「で、何する?」
ひとまず落ち着いたところで俺はあーちゃんにそう訊ねた。
俺から何をするか、提案しようかとも思ったが……ここはやっぱり女の子に任せた方が無難だろう。
「うーん……しょーたは何がしたい?」
「俺は……あーちゃんがしたいことならなんでもいいよ」
その時だった。あーちゃんの目が変わったような気がした。
「じゃあさ……ほ、ホテル……行こっ?」
また、俺の腕をダイナマイトに押し付けてくる。
――ホテル……なんで?ゲーセンイチャラブデートじゃないの?
「ホテルで何するんだ?」
すると、あーちゃんは頬を真っ赤に染めて、俯いてしまった。
「き……気持ちいい……こと」
そんな言葉がぼそぼそと聞こえた。
――え……?聞き間違い……だよね?
「ちょ、ちょっと待ったあああああ!」
大声とともに俺たち2人の目の前に現れた人物が血相を変えて言った。
「な、なななななんてことを言ってるのよ!あんたは?!」
どうやら先ほどの会話を盗聴していたらしい。
――これは……修羅場の予感……。
「べ、別に六花ちゃんには関係ないでしょ!今は私の番なんだから」
「そ、それとこれとは別でしょ!何が……ほ、ほほほほほてる……よ!」
もう2人とも照れて真っ赤なのか、怒りでなのか分からないが……これはもう、俺には手に負えない。
――いっそのこと逃げるか?
俺は気づかれないようにそぉーっと刺し足抜き足忍び足……。
「「おい!」」
2人の声が重なった。
目には見えないオーラが出ていて、2人の周り半径5m以内には誰も近づいてこない。むしろ、他の人はそこを避けているように見える。
「か、勘弁してよぉ……」
俺は涙目になっていた。
修学旅行に来てまで、こんなことになるなんて……。
周りの男子から見れば、2人の美少女に言い寄られてるなんてうらやましいとか思うかもしれないが、実際のところそうでもないということを教えてやりたい。
「しょーた~♪早く行こっ♪」
「お、おう……」
愛とイチャラブデートを始めようとする時、六花の視線がマジでヤバかった。「その女とイチャついた数だけ刺す」というようなメッセージが伝わってきた。
「しょーた?顔真っ青だけど……体調でも悪いの?」
俺の様子を見ていた愛が心配そうな表情をして言った。
――ある意味で悪いが……ここでデートを断ると後々がめんどくさいんだよなぁ。
「い、いいや、ぜーんぜん大丈夫だよーん……アハハハハ」
「だよーん」って、いつの時代だよ……。
語尾がおかしくなったが、愛は気にしてないようだ。
「ねぇ……今だけでいいから……む、昔みたいにあーちゃんって、読んでよ…ね?」
上目遣いで愛がそんなことを言い出した。しかも、六花とは違い、俺の腕に腕を絡め、その腕を胸に押し付ける感じで。
――ああ……なんて感触なんだぁぁぁぁ!六花とは違いダイナマイトだから腕が柔らかなダイナマイトに包まれて……もう……死んでもいいかも……。
「しょーた?話聞いてる?」
「う、うん!聞いてるよあーちゃん!」
「よ……呼んでくれた……うぅぅぅ」
あーちゃんは気がつけば泣いていた。
「えぇ?!なんで泣いてるの?!」
まったく感情の浮き沈みが激しい幼なじみである。
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「で、何する?」
ひとまず落ち着いたところで俺はあーちゃんにそう訊ねた。
俺から何をするか、提案しようかとも思ったが……ここはやっぱり女の子に任せた方が無難だろう。
「うーん……しょーたは何がしたい?」
「俺は……あーちゃんがしたいことならなんでもいいよ」
その時だった。あーちゃんの目が変わったような気がした。
「じゃあさ……ほ、ホテル……行こっ?」
また、俺の腕をダイナマイトに押し付けてくる。
――ホテル……なんで?ゲーセンイチャラブデートじゃないの?
「ホテルで何するんだ?」
すると、あーちゃんは頬を真っ赤に染めて、俯いてしまった。
「き……気持ちいい……こと」
そんな言葉がぼそぼそと聞こえた。
――え……?聞き間違い……だよね?
「ちょ、ちょっと待ったあああああ!」
大声とともに俺たち2人の目の前に現れた人物が血相を変えて言った。
「な、なななななんてことを言ってるのよ!あんたは?!」
どうやら先ほどの会話を盗聴していたらしい。
――これは……修羅場の予感……。
「べ、別に六花ちゃんには関係ないでしょ!今は私の番なんだから」
「そ、それとこれとは別でしょ!何が……ほ、ほほほほほてる……よ!」
もう2人とも照れて真っ赤なのか、怒りでなのか分からないが……これはもう、俺には手に負えない。
――いっそのこと逃げるか?
俺は気づかれないようにそぉーっと刺し足抜き足忍び足……。
「「おい!」」
2人の声が重なった。
目には見えないオーラが出ていて、2人の周り半径5m以内には誰も近づいてこない。むしろ、他の人はそこを避けているように見える。
「か、勘弁してよぉ……」
俺は涙目になっていた。
修学旅行に来てまで、こんなことになるなんて……。
周りの男子から見れば、2人の美少女に言い寄られてるなんてうらやましいとか思うかもしれないが、実際のところそうでもないということを教えてやりたい。
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