What should I do?
ep. 1
What should I do?
目の前の事だけを俺は歩いて来た。
真っ暗でも俺にはそれしかなかったから、その道しか選べなかったんだ。
「皆さん、ご入学おめでとうございます。
紅高等学園を代表し皆さんを心より歓迎致します。…」
校長式辞が始まり俺は最初の部分しか聞いていなかった。
だって眠いし皆座ってるから眠っててもいいかな的な感じで俺は寝た。
終わり頃になると隣の奴がつんつんと突っついて起こしてくれたお陰で恥をかく事もなく、「ありがとう」とお礼は告げた。
「どういたしまして。
俺は小泉悠人、宜しくな」
170cmぐらいだろうか、癖っ毛の茶髪ににかっと笑うと八重歯が見え、整った顔立ちでイケメンという人種だ。
こういう人種しかキラキラオーラは出せない。
そんな事を考えながら自分も自己紹介した。
「俺は四宮氷真。
宜しく」
むさ苦しい男共の中だけど、学園生活は楽しく行きたいしやっぱ笑顔はかかせないだろと笑って言えば、悠人は目をぱちくり瞬かせ何故か驚いている?
「なんだ?
俺何か言ったか?」
「いや、何でもない。
氷真となら仲良くなれそーかなって」
「そう?
それなら良かった。」
驚いた理由は分からないけど、学園生活でこいつとなら長く付き合いそうだと思えた。
入学式が終わり東京ドーム程ある体育館から一緒に出る。
隣同士でもあったわけで同じA組。
「俺、悠人でいいから!
お前あんな煩い中でよく寝れたよな」
「煩かったのか?
校長の話で寝たからかな?」
一番の理由はただ眠たかった事なんだろうけど。
煩いぐらいなら起きないだろう。
「凄い耳が痛かったんだぞ。
生徒会になった瞬間女声だ!!」
思い出すだけでぶるっと震えだす悠人。
…男だらけで女声?
正直意味が分からない。
「女いないだろ?」
その言葉に悠人は愕然と俺を見ていた。
何でそんなに驚いてるんだ?
「氷真知らないのか?
ここホモ率高い学園で、生徒会なんて美形美人揃いなわけでホモ等連中の黄色い声は日常茶飯事なんだよ」
告げられたその言葉に「はぁ!?」と言葉が発せられた。
唖然とする俺の顔が可笑しいのか笑う悠人。
めっちゃ最悪だ。
何でこの学園なんだよ…。
男同士とかあんなの…
でも他人の好きな者はどうこう言うつもりもないし。
「…まぁ、俺は普通の学園生活を送るだけだし」
「氷真はノーマルってわけか。
俺がホモだったらとか考えないのか?」
「悠人はホモなのか?
それはそれでいいけど、俺の前で男同士イチャイチャしたら、殴ってでも止めるから」
にっこり笑って言ってやれば、笑ってばっかの悠人の顔が一瞬にして引きつった。
…怖かったのかな?
10cmも身長差ありそうな俺に、殴られたくはないだろうな。
でもやったら本当に殴る。
「俺は有言実行派なんでお忘れなく」
「絶対しないから!!」
顔の前で手を振るう悠人にふっと笑う。
これだけ言っとけば大丈夫だろう。
悠人がそんな事するイメージもないけど。
「そっか…
氷真はいいやつだな」
「だろ」
冗談ぽく胸を張って見せた。
にかっと笑い悠人はボソッと呟いた怖いけどとの言葉に────
「何か言ったか?」
思いっきり首を振るう悠人だった。
目の前の事だけを俺は歩いて来た。
真っ暗でも俺にはそれしかなかったから、その道しか選べなかったんだ。
「皆さん、ご入学おめでとうございます。
紅高等学園を代表し皆さんを心より歓迎致します。…」
校長式辞が始まり俺は最初の部分しか聞いていなかった。
だって眠いし皆座ってるから眠っててもいいかな的な感じで俺は寝た。
終わり頃になると隣の奴がつんつんと突っついて起こしてくれたお陰で恥をかく事もなく、「ありがとう」とお礼は告げた。
「どういたしまして。
俺は小泉悠人、宜しくな」
170cmぐらいだろうか、癖っ毛の茶髪ににかっと笑うと八重歯が見え、整った顔立ちでイケメンという人種だ。
こういう人種しかキラキラオーラは出せない。
そんな事を考えながら自分も自己紹介した。
「俺は四宮氷真。
宜しく」
むさ苦しい男共の中だけど、学園生活は楽しく行きたいしやっぱ笑顔はかかせないだろと笑って言えば、悠人は目をぱちくり瞬かせ何故か驚いている?
「なんだ?
俺何か言ったか?」
「いや、何でもない。
氷真となら仲良くなれそーかなって」
「そう?
それなら良かった。」
驚いた理由は分からないけど、学園生活でこいつとなら長く付き合いそうだと思えた。
入学式が終わり東京ドーム程ある体育館から一緒に出る。
隣同士でもあったわけで同じA組。
「俺、悠人でいいから!
お前あんな煩い中でよく寝れたよな」
「煩かったのか?
校長の話で寝たからかな?」
一番の理由はただ眠たかった事なんだろうけど。
煩いぐらいなら起きないだろう。
「凄い耳が痛かったんだぞ。
生徒会になった瞬間女声だ!!」
思い出すだけでぶるっと震えだす悠人。
…男だらけで女声?
正直意味が分からない。
「女いないだろ?」
その言葉に悠人は愕然と俺を見ていた。
何でそんなに驚いてるんだ?
「氷真知らないのか?
ここホモ率高い学園で、生徒会なんて美形美人揃いなわけでホモ等連中の黄色い声は日常茶飯事なんだよ」
告げられたその言葉に「はぁ!?」と言葉が発せられた。
唖然とする俺の顔が可笑しいのか笑う悠人。
めっちゃ最悪だ。
何でこの学園なんだよ…。
男同士とかあんなの…
でも他人の好きな者はどうこう言うつもりもないし。
「…まぁ、俺は普通の学園生活を送るだけだし」
「氷真はノーマルってわけか。
俺がホモだったらとか考えないのか?」
「悠人はホモなのか?
それはそれでいいけど、俺の前で男同士イチャイチャしたら、殴ってでも止めるから」
にっこり笑って言ってやれば、笑ってばっかの悠人の顔が一瞬にして引きつった。
…怖かったのかな?
10cmも身長差ありそうな俺に、殴られたくはないだろうな。
でもやったら本当に殴る。
「俺は有言実行派なんでお忘れなく」
「絶対しないから!!」
顔の前で手を振るう悠人にふっと笑う。
これだけ言っとけば大丈夫だろう。
悠人がそんな事するイメージもないけど。
「そっか…
氷真はいいやつだな」
「だろ」
冗談ぽく胸を張って見せた。
にかっと笑い悠人はボソッと呟いた怖いけどとの言葉に────
「何か言ったか?」
思いっきり首を振るう悠人だった。
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