チート×異世界転移=最強・・・?

あるみん

第19話 王都への道

俺達が呆然としていると、馬車の中の女性がこっちを見て、微笑んでくれた。

見た感じだと、20代言ってるか言ってないか位の年齢で、髪は金でカールがかかってる。
顔の感じも、髪型と合っていてゆるふわ系の人だ。

「あなた達がケイゴくんとショウくん?初めまして! ソニアです。君たちの護衛として、王都から来ました!短い間だけど、よろしくねっ!」

そう言うと、可愛らしく笑った。

俺達はいきなりのことで混乱していたが、とりあえず自己紹介はした。

馬車が出発したあと、俺達はソニアさんから、王都に関する色々な話を聞いた。

聞いて主にわかったこと
・ソニアさんは、王様の側近
・貴族は、上から公爵 伯爵 子爵 男爵となっている
・国の軍が6種類あり、職業別になっている。
・俺達もそこに入ることになる
大盾軍
長剣軍
双剣軍
魔法軍
回復軍
弓軍

つまり、俺は長剣軍、勝は魔法軍に入る

・それぞれの軍に隊長がいて、その下に幹部が3人ずついる
・その隊長が、国王の側近になる

ソニアさん→回復軍の隊長

と、こんなところだ。
正直、情報量が多くて分からなくなりそうだが、少し頑張って覚えよう。これから絶対に必要だからな。

「んー、さすがに王都に着くまで暇だから、ステータスでも見せてあげよっか?」

ソニアさんがそう言うので、見せてもらうことにする。

名前︰ソニア
種族︰人間
年齢︰23
スキル︰ダブルヒール
神の加護︰回復神の加護

戦闘力︰87000・Lv79
冒険者ランク︰S

HP︰44000/44000
MP︰106000/106000

力︰37000
防御︰45000
敏捷︰127000
体力︰36000
魔力︰96000
運︰2000

...あれ?思ったよりも...

てか、これで隊長なら、俺達一気に隊長じゃね?
「あ、そう言えば、ギルドの受付嬢さんが言ってたような...」

と、言うのは、今の側近がSランクである、という事だ。

そう考えるとつまり...俺や勝はもちろん、リリィやよく考えるとロディックさんも隊長レベルであることが分かる。

...あの街やばくないか?

そんなことを考えていると、正面から不思議そうな声がかけられた。

「えーっと、ケイゴくん?そんなに反応がないと困っちゃうんだけど...」

「あ、すいません!凄いなぁと見ていて...」

「なるほど!それなら許すわ! 」

うーん、この嘘は多分3秒後にバレちゃうな...

ロディックさんから、相手からステータスを見せられたら、自分も見せるのがマナーである、と教えて貰ったので、相手は国王の側近だし、さすがにそのマナーを無視する訳には行かない。

なので、俺達は渋々ステータスを見せた。

名前︰大平圭吾
種族︰人間
年齢︰16
スキル︰生の歯車 二刀流 長剣 
神の加護︰武神 剣神 経験神

戦闘力︰169000・Lv83
冒険者ランク︰SS

HP︰69000/69000
MP︰3500/3500

力︰106000
防御︰78000
敏捷︰45000
体力︰64000
魔力︰2700
運︰500

名前︰宮川勝
種族︰人間
年齢︰16
スキル︰生の歯車 魔術 全属性魔法
神の加護︰魔法神 召喚神 創造神
:
戦闘力︰147000・Lv75
冒険者ランク︰SS

HP︰24000/24000
MP︰183000/183000

力︰9600
防御︰25200
敏捷︰78000
体力︰17000
魔力︰102000
運︰500

名前︰リリィ
種族︰魔人 魔人族
年齢︰14
スキル︰双剣術 短剣術
神の加護︰剣神の加護

戦闘力︰137000・Lv98
冒険者ランク︰SS

HP︰64200/64200
MP︰3700/3700

力︰16700
防御︰15800
敏捷︰96700
体力︰16200
魔力︰3200
運︰600

「......」

「あ、あの」

「......」

なんも喋ってくれないんだが...

「ひとついいかしら?」

「はい?」

「冒険者登録をしたのっていつくらい?」

「えーっと確か、10日間ほど前だったような...」

「......」

また黙ってしまった。

『なんかやっちまったか?いや、でも、ステータス見せる流れだったし...』

「えーっと...」

「......」

気まず過ぎて、誰も喋れない。
と、そこで唐突にソニアさんが声を上げた。

「ねぇ、なんでこんなに高いの!?」

「はい?」

「私は、小さい頃から危険を承知でモンスターを狩っていて、そこからずっとレベル上げてたのに!10日前の人に抜かされたの!?」

「は、はぁ。」

「ごめんね、ちょっと1人にさせてね。」

そう言うと、隣の馬車に移動した。

「あれ、これって俺らやばいことした?」

「いや、でも仕方なくない?だって、ステータスって見せられたら見せるのが基本だよね?」

「そうですね。私たちの選択は間違っていはいはずなんですが...」

そんなことを話しながら、王都行きの馬車は進んでいくのであった。

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コメント

  • しぇる

    あ、すみません

    先ほどのところで
    とてつもなく が とてすつもなく
    になっています

    頑張って下さい!

    1
  • あるみん

    誤字訂正ありがとうございます!最近忙しくてあまり書けてないんですが、頑張ります!

    0
  • しぇる

    11話の
    最初に出てきたのは...なんというか、とてすつもなく具合が悪そうな色をしたスライムすだった。
    という所、スライムの後の、す、は誤字ですか?

    この度此方の作品を読ませていただきましたが、とても面白いですね!
    更新楽しみにしています。
    頑張って下さい!

    3
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