異世界に吹っ飛ばされたコミュ障くんの末路

オンドゥルの剣崎

夜があけちゃうわよ、早く[現代編]

夕食を済ませた俺は、風呂に入って今は自分の部屋でくつろいでいる。

「魔法ねぇ、どうやってやるんだろうな」
魔法とは縁もゆかりもない人生を送って来た佐藤にとって、これから先は未知なる領域に踏み込むことになる。

「やっぱり怖いよなぁ」
パソコンをいじりながらそう呟く。

ピリッ

「お?」
〈パチパチパチパチ〉
またパソコンが光り出した。
「神さまからのお呼び出しか」

シュパッ!

目を開くとそこは何もない真っ白な空間
奥の方から神さまが出てきた。
「ご苦労様。お前さんにしては上出来じゃったぞ。」
『そりゃどうも』

神さまがテレパシーを使ってくれてるのである程度は会話は出来る。が!
これから冒険者になるためには、コミュニケーション能力も必要だろう。
いい加減コミュ障も克服しなくてはならない。
これで会話をするのを慣らしておかなければ。

『そういえばソルシエールがやけにノリノリだったけどナンデ?』
「んーそうじゃなぁ。あの娘はお前さんと一緒で人付き合いがあまりなくてな、弟子でしが出来て嬉しいんじゃろ。」
『へーなるほどね、てことはソルシエールはもう免許は取ってあるんだ。』
「あの娘はかなりの努力家でねぇ。魔法技術検定1級って言う資格も持ってるんじゃよ。」
『なにそれすご!』

ソルシエール凄いわ。教え方も上手いんだろうな。楽しみだ!

『でもなんで免許なんか必要なの?俺のいた世界のアニメや漫画だと、そんなの必要なかったけど。』
「そういう法律なんじゃよ。その法律がなかった昔はな、浅い知識と経験で難関クエストを受ける奴が多くいてな、それで多くの人が死んだ。当然のように人口も減ってしまってだな、社会問題になってたんじゃ。だからその対策として、つい最近その法律が出来たんじゃ。」
『ヘェ〜そうだったんだな』

現実はそう甘くないな。悲しい……

『で神さん、俺を呼び出したんだから、なんか用があるんじゃないの?』
「おおそうじゃった。実はお前さんの戦闘スタイルを聞いておきたくてな。」
『戦闘スタイルかぁ』
決めてなかったな。ここに来ていろんな事があったから、考える余裕も無かったわ。

「なんか欲しい武器とかがあったら、こっちで作っておくぞ」
『ファッ!?マジで!?』
「わしゃ嘘はつかん!」
多分俺の顔( ゚Д゚ )こんな風になってるだろうな。
んーそうだな。
無難に剣か?いやそれともリーチが高いロッド?いやあえて近距離を攻めれるアックスか?いやもういっそのこと銃とかにしちゃうか!?

「夜があけちゃうじゃろ!早く」

よし決めた!
『まず剣を持ちたい!それで状況に応じて剣と魔法を使いたいから、剣は腰に収納しゅうのう出来るようにして、あと剣にもギミックが欲しいな〜』
んーなんかいいものはないかなーンー
『そうだ!こんなのって作れますか?━━━』
要望を出すと
「そのくらいならすぐ作れるぞ。楽しみにしておくんじゃな」
「やったー!!」
あ。声に出ちゃった。

「じゃあ明日から特訓なんじゃろ?早く寝たほうがいいぞ」
『うん。おやすみなさい』

最初は怖いと思ったけど異世界生活って案外わるくないな。これからが楽しみだ。

真っ白な空間から出た俺はベットに潜り込んだ。
「新武器楽しみだな〜」

そうしてワクワク思考を膨らませながら佐藤は夢の中に入っていった。




ヘェイ作者です。
なんか夢中になっちゃって二個連続投稿しました。
たまにはこうゆうのもありかな。
佐藤が要望を出した新武器はこの場では明かしません。
後のお話に出てくるので楽しみにしててください!
次は過去編を書きます。



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