異世界に吹っ飛ばされたコミュ障くんの末路

オンドゥルの剣崎

大体わかった。[現代編]

「まあ、とにかくこの部屋を保っていられるのも長くないんでな、単刀直入に言うと君をこの世界に連れてきたのはこのワシじゃ。
ここまで都合よく来れて、さらにお前さんが「お言葉に甘えさせていただきます」って言えたのも全部ワシのおかげなんじゃよ!
今までのご都合主義は全部ワシのおかげなんじゃよ!
ほら、偉いだろワシ!もっとヨイショしても良いんだぞ?」

ウゼェー!なんだこいつ!ていうかあの時ソルシエールに「お言葉に(以下略)」を言えたのもこの爺さんのおかげって事!?喜んでた俺がバカみたいじゃん!!
うわぁぁぁぁぁぁぁ
 
ふう、一旦落ち着こうか。えっとなんだっけ?
俺を異世界転移したのがこの爺さんのせいだったけ?しかしなんで俺なんだ?もっと他にいい人材がいたであろうに。
「まずはそこから話さんとな」
そういうと、神を名乗る爺さんはクッソ長ったらしい説明を始めた。

「実はワシは、君の元いた世界で異世界転生する人を選んでいたんじゃよ。でも条件があってな、ある事を成してもらう為に絶大な魔力が必要なんじゃよ。魔力は人によって持っている量が違くてな個人差があるんじゃ。たまたま君がその条件に合う魔力の持ち主だったからじゃよ」

なるほどね。大体わかった!だから俺だったのか。
すると神さんは眉間にシワを寄せて
「それが蓋を開けてみれば、え?何?コミュ障だの訳の分からん能力の持ち主で、挙げ句の果てには人とロクに話せねぇってどうゆう事だよ!」

悲報:神さまついにキレる

しょうがねえだろ!俺だってなりたくてなった訳じゃねぇんだよ!っていうか俺のコミュ障、能力だったの!?
もっと良いスキルをあっちの世界で習得しとけよ!
ひさしぶりに自分にキレた気がする

まあいい、で?そのやって欲しいってのはどんな事だい?神さまヨォ

「それについてはまた今度話をするとしよう。今のお前さんの知識では、やって欲しい事が難しすぎて説明に大体3日くらいかかっちゃうんじゃよ」

勿体ぶらずに少しだけでも言ってくれればいいのに…

「今のお前にはそんな壮大な事よりもやって欲しい事が山ほどあるんじゃよ!まずは免許を取って貰わないと…」

免許?なんの?

「それについてはソルシエールっていう女の子に聞けばわかる事だ。あれでも優秀な魔法使いじゃぞ」

おい待て、神さん今なんつった?聞けとか言わなかった?無理に決まってんだろ!そんな事!
「あ、すまぬ。もうこの部屋を保つ制限時間が来てしまったようじゃ。これにてさらばじゃな。」

おい待てジジイ!せめてなんの免許かを教えてくれ ︎

気がつくと俺は、元いた殺風景な部屋に立ち尽くしていた。
窓の外を見るともう夕方であった。頭の中で神さんが、

「誰がジジイだ!」

って聞こえたけど〔気のせいだ〕という事にしておこう。

さて、超難関クエストが強制注文された訳だが、なんかの免許を取らなくてはいけないらしい。
ソルシエールに聞かないと…
聞いた後に脳内反省会が開かないように注意しなくては。

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