Reset ーインテクトSー

双葉エレン

04 編入生試験

一風変わった建物が並ぶ、近代化が先進みする町並み
一般人は到底し難い、街風景に圧倒されていた
『本当にすげたぇ場所だな...此処は...』
まるで田舎の人が都心に来た時のような驚きがある
そんな中...渚は、待ち合わせ場所に立っている
この良くわからない時計塔の下で...


しっかし、見れば見るほど不思議な町並みだな...
何でもかんでも揃えてるな...
こりゃ、能力者以外の人が来れば...驚くのも無理ないな
見上げた空は、飛行物体が飛び回る
一つため息をついて別の方角を振り向いた
突然突風が吹き付けた、数十秒後人の姿が目に映る
『初登場にしてはちょっと、激しかったかな?』
かなりキザな男が来たな...誰だこいつ?
あれ、そもそもそこに居たのか...?
意識すらしてなかった空間にいきなり現れた男子、学ランは白く見た目的に清楚系だ
『おっと...そんな顔しないでもらいたいな、これでも列記とした能力者だよ。ほら...珍しいだろ?』
彼の半身が透けて向こう側の背景が見える
『珍しい...透明能力者ステレスか...』
『ふふ、この力先あれば何でも見放題なのさ...』
『ーー!?』
こ、こいつ...見た目と違ってもしかして変態じゃないのか...?
『ノープログラム、そんな顔したって無駄さ...だが希望を捨てるなよ...次は絶対にある筈だ』
変態要素ある上に無駄にうざいな...なんで熱くなるんだよ?
これっぽちも羨ましとか思ってないからな
男は渚の肩を掴み、話す
『めげんな諦めるな!踏まれたって、蹴飛ばされたって、通報されたって、変態機能ペナルティーログは折れやしないはずだ!』
『おい、なんで同志みたいな眼差しで俺を見てんだ!知らねぇよ、さっき会ったばかりでいきなりなんつー話をしてんだオメェは!』
『興味があるんだろ?正直に言いたまえ』
『溜まりやがれ変態野郎、次同じネタ言ってみろよ!その口に分厚い辞典突っ込んでやる』
渚の肩から手を離して、胸元から名刺らしき紙を取り出し
渚の手に渡した
『遅れてごめん、俺こうゆうもんだ』
手に取った紙を眺めた渚ーー
GOR...?の開発系担当、阿木亜伎斗...
『GORの意味分かるか?』
『分かんないな』
『説明すると、GORとはジーティングオフシャルラインの頭文字をとった名前だ...この都市の大手企業でもあり、能力者問わす研究者とかに開発したり商品を売ったりとかまぁ様々な企業だ』
こっちの都市には、そんなものが存在するのか...
今までいた場所が、古臭く感じるな...


この都市には、二つに分かれてる
その三分の一を締めてるのが学園都市、その半分も満たないのが能力が無き人々が住む街だ
出入りも自由にはできない、力がない人は規制されており
特定に配布されてるカードが必要とされてる
セキュリティー上仕方がない事だ


しかし...学園都市を纏めてる最高権力者は今は無い
今は、学園都市の序列上位10名程で維持をしてる
無能力の街は、女王陛下が存在してる...なんで学園都市の女王陛下にならないのかは謎のが多い


『さて、着いたし...こっから先は別の人に任せてるから...』
何故か、目線を下げてどっかに向かって逃げるかのような速さで去っていった
『君が、編入生か?』
後ろを振り向かなくてもわかる、かなりの威圧を感じる
そして並大抵ではない...体の大きさ
『そうだ...』
自分より遥かにでかい巨体と向き合わせになるなんてな
学ランに能力使いの証のバッチが首襟に付いてる
バッチがの個数が多い程、能力が高い証拠となる
使える属性はそのバッチの型となってる
『ふむ、至って変わりがない様だな...さてこっから本題だ...能力を試させてもらうぞ!』
向こうの能力は電気か...、さてどうする?
するととんでもないスピードで渚に近づいてくる
そして電撃を固めた拳を渚にぶつけた
瞬時に渚は、左手を地面について右手を電撃を固めた拳に触れたーー
破壊音が鳴り響き、能力の破片が砕け散った
しかし、不意に放たれた右脚の蹴りに避けきれずに受けてしまう
『ほう、あの一瞬で能力を砕くとはな...だが、気を取られすぎて躱しきれなかった様だな』
『ぐっ...、予測がまだか...』
巨体に似合わずの速さか...そして一撃も重い
まるで鉄の壁を受けたような衝撃だな
そして男は、手を握りしめた瞬間ーー
渚に見えたのは、その腕や体などの四肢に電気が絡みつき刺激させてる
そして、左腕に集中してる電流...多分大技だろう
渚は即座に、動き出した
『ふん、馬鹿だな...真っ向から向かって来るなんてな』
『......』
そのまま走る渚に目掛けて手を翳すーー
雷撃砲ライジングガン
電気の波動が渚に目掛けて一直線に撃ち放たれた
強い光と電流が辺りに飛び散る
『...飛ばされたのか、これだと失格ーー!?』
伸ばした腕と体の隙間に、渚がしゃがんでいた
そのまま男に目掛けて、飛び顎に頭をぶつける
『ぐっ!?』
そして一瞬で、男の腕をつかみ遠心力で地面に叩きつけた
『失格って言葉まだ早かったな』
『いてて...久々だなこんな奴、合格だ』


数日後、学校の中で唯一無能力が編入したと噂されだ
なんでも、能力を見破れる力を持ってると無能力にしかできない対能力者の技がすごいと評判を呼んだ


だがさらに数日後、生徒会室に呼ばれた 
『なんか悪いことしたかおれ...?』
生徒会室のドアの前で左右に行ったりきたりを繰り返していた
すると、生徒会室のドアが突然開きドアが渚に直接した
『あれ...?人の気配が...?』
『気のせいっしょ』
『んー、そうかしら?』
すると、後ろから誰かが歩いてくる
『あら、冷ちゃんいらっしゃい』
『うん...生徒会長さん』
『なーに?』
『そこのドアに挟まって伸びてる人いるよー?』
『えっ?嘘...』
ドアの反対側をのぞきこむと、鋭い眼差しで渚は眺めていた
『きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
『な、何したんスカ?』
『ど、ドアの向こう側に、獣見たく鋭い眼差しの人がっ』
『はぃ...?』
二人目の人が覗き込むと、鋭い眼差しと深い笑みを浮かべていた
だが、その子は呆れた顔を浮かべて話す
『生徒会長...この人、例の編入生っすよ』
『...えっ、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
『いいからそのドア閉じるっすよ』


数分後、生徒会室の椅子に座る渚ーー
『先程はすみませんでした』
『い、いやいいって...俺も彷徨いてたのが悪いし』
『わー、紙の山だぁー』
『あっ、こら飛び込むなちびっ子いの!』
『ごめんね、いつもこうなんだ...』
見る限り小さい事遊んでるようにしか見えない...だいの女子高さんがね...
『それで、なんで呼ばれたか知ってる?』
『知らない』
生徒会長は、一枚のプリント紙を渚に見せた
『きみ、あの序列一位の心海の知り合い?』
『あー、知り合いってか...友達だな』
『友達ね...分かったわ』
何やら気難しいような表情を浮かべる生徒会長
渚は、ある事を訪ねた
『何か問題でもあったんですか?それとも...同じような人が居たって事じゃないですよね?』
『な、何故それを!?』
『やっぱりそうですか、ココ最近妙だなと思いましてね...妙に心海に似てる力を感じるんだ』
やや驚く生徒会長、そして目をきりっと変えて話す
『実はね、今の学園女子中...あまり良くない噂が立ていてね...能力を無くす子が多くて。不審に思ってセキュリティーバーナーを着けたんだけど、特に異常がないしか報告が来ないのよね』
紙の山から顔を出した少女、いきなり喋り出す
『そりゃあそうっしょ、内部情報がバレれば学園運営が危うくなるし閉校だって免れないっしょ』
『卯月...』
『宮姉、もう少し考えましょうや...誰も被害に合わない手作を...』
卯月がその発言後、周りの空気が重くなった
どうやらただ事ではないことは分かったが、妙なのは卯月がいった『誰も被害に合わない手作』って発言だ
もしかして前にも同じような事をしたのか...?


良きせぬ動きを見せる、それが...この都市の成り行きだ



















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