Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

挑戦者の経験

レイヤーと五条怜、挑戦者として盤上へ挑んだ
だが、その盤上の世界とは...果てしなく無垢な空間がありそこに居る一人目の存在こそが...初代転生者だ


挑んだが、勝てることなくその挑戦者は消えた
何を意味するかというと、挑戦者として盤上の世界で輪廻の司る人物と決戦
負ければ肉体事消され、生き残れば理が安定して平和的な世界となる
全ては、輪廻を司る人物こそにあり転生者には関係がない


だがどうだろう?初代転生者の一人が盤上の世界で現れて次に来た挑戦者を待ち構えて無残に倒す
レイヤーと五条怜って人も、最後に現れた初代転生者に挑みあと一歩のところで二人同時に負けた


そう、彼こそ最後の刺客っと言っても過言ではなかった
この安定がない世界も、争いが起きて壊滅になったのも、理が消えて支配された結果がこの有様だった
その間100年という月日が流れて
三度目の転生者と四度目の転生者が現れた


四度目の転生者は、生きてるかさえわからない状況には変わらないが
ただ言えるとすれば...盤上の世界で試されるのが六の種族が作った書と力に支配され内でいかに使えるかだ


力とは時には計り知れない暴走があり
その盤上の世界は書の力を最大限に活用出来て今まで以上の力とはなるが半面自滅しがちな場所でもある


俺達の経験では、計り知れない未知な場所であろう
理を捨てて安定を失わせて輪廻を呼び覚ました一人の人物
それが始まったのは100年前に遡る
その歴史だけは残されてなかった


何があったのかさえわからない
ただその前にわかるのは、種族同士が争いをしていた
天は地を狩り、地は天を狩る...
領土の取り扱いって奴だ


だが、そんなある日...ある転生者の発言でこの戦いに終止符を撃ったらしいが...その後が不明


俺達が知ったのはその敗北直前だ
それを次の転生者が現れるまでこうして維持をしていた


次こそ負けない様に資料を探した
そこで出たのが六の種族達の書の存在だった
さっきも言ったが、六の種族達の書を持てば挑める
なければたどり着けない


その証が、俺達二人にありだ


二人の手元が赤く光り出す本が一冊浮き上がる


『それが...書か?』
『あぁ、俺達二人で一つさ』
『あと五つの存在がある、ヒューマン、ドラキュラ、ザルト、キャット、アクロバット』
『ん?数合わなくね...?』
『六の種族達って言ったよね?実は第七の隠された種族がいて...それがーー』
『転生者だ、異世界から来た種族ってのもおかしいが存在しないのもおかしいだろ?』
『それをついに見つけ出したの』


手を握ると浮き出た書は消えた
そして、怜は椅子から立ち上がり
レイヤーは、辺りを見渡して話す


『そこにいるのはだれ?』
『いや、レイヤーよ答えるわけがないだろ?』
『分かってるけど、おかしくない?』
『まぁ、そうだな...何をしようとしてるかは知らないが...』


怜は、壁に手を触れた瞬間
横に大きな爆発を起こし穴が空いた
すると吹き飛ばされたと思われる敵の姿が目に移り
レイヤーが、敵に向かって手を翳した
無数の刃が飛ばした
華麗にかわしたかと思われたが飛ばした刃が跳ね返りそして敵の背中に全て突き刺さった


滑落してきた所を怜が止めをさした
空翔は、怜が止めをさした敵を眺めて驚いた
それは、アクアにそっくりなクリスタル型の人形だったからだ


『そいつ、誰かに似てんのか?』
『俺の妹にそっくりだ...』
『イミテーションね...ざっくり言えば誰の意思も持たないただの殺人形よ』
『知ってる、何度か倒したが数か減らない増え続けてる...人形。しかしなぜどっかは現れてるんだ?』
『盤上の世界に行く前に、その扉となる溝がある。多分そこからだろう』
『溝が...あるのか?』
『あぁ、思い出せば嫌になるが...』


五条怜は、首につけてる牙方のアクセサリー手に取り見せつける
白く透き通った白潤色をしていた


『その溝にそのアクセサリーの持ち主が蓋をにしに行ったの...彼に持ち主がね託したの。だからーー』
『レイヤー、それ以上は言うなよ』
『...うん。』


何時もとは違う怜の雰囲気に、空翔は少し苦笑いした
隠されてる秘密は...そう簡単に明るみには出ない
隠せば隠す程、闇が増しやがて口からでなくなる
だが、仲間がそれを口にしただけで切れてしまう
それが人であり人間のだろう

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