Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

謎の不可解生物の撃破

「ぐっ……!」
突き刺さる触手を自力で握り地面に叩きつけた
それと同時にフリーダムも地面に倒れた
「フリーダム!」
「ライナ、行くんだ!」
「でも、フリーダムが……」
「彼はまだ死んでない、それに今の状況なら彼の意思を懸命にすべきじゃないか?」
「……」
「大丈夫、そんな簡単に死にやしないから……さぁ行くんだ!」
戸惑いながらも、前を振り返り走り出すライナ
その背中を黙って眺めてるライカ
「せぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
空翔は、片手剣で突き刺しながらそのまま突き飛ばしていた
謎の不可解生物は壁に強くぶつかった
「くそっ……まだだ……!」
フラつきながら剣を地面に引き攣りながら謎の不可解生物の前に立ち止まった
そして、目をつぶり神経を研ぎ澄ました
聞こえる……風、建物の崩れる音ーー
そして、鞭のように風をきるような音ーー
1……2……3……4……5……一番最初に動く場所はーー
「2だ!」
空翔は、飛び上がり華麗にかわした
そして読んでいたかのように小さく数字を数えながら地面に着地した
そして、謎の不可解生物は木と木に絡み動かせなくなった時……なんと中央から口らしきものが現れて電極みたいな丸い球体を作り出していた
「6……それが本体か!」
目を開いて軽く1振り振り落とした
特に何も感じないし、変化がない
ただの振ったにしか過ぎなかった
「な、何してんだ!空翔逃げろ!」
「逃げる必要が無い」
「な、何?血迷ったのか?」
すると、空翔が剣を鞘にしまった瞬間ーー
謎の不可解生物は無数に切り刻まれた
「第6式無剣心流……鎌鼬」
倒してしまったのか……ありえん、私でさえ6年費やした倒し方を……たった2日で……
ライカが驚くのも無理がなかった
普通じゃ絶対的不可能の生物を一瞬で倒してしまった訳だ
半信半疑目を疑う後継に、冷や汗しか出てこなかった
さて、あいつに感謝だな……
第6式無剣心流鎌鼬って技は……それなりの時間がかかるらしいけど、俺は……この戦闘で会得してしまった
こんな簡単に使えていいものなのか……?
見様見真似だったがここまで成功率が高かったのが驚きを隠せない空翔
「ライカ……倒せたのか……?」
「分かんない……私が知る範囲はあの程度だしね……」
「ぎゃしゃぁァァァァァァ!!」
なんと、ライカが倒したと思われる謎の不可解生物は電極をこちらに向けて放った
すると瞬時に空翔が前に出て剣の柄を触った
なんと電極見たいな球体は真っ二つに切り裂かれて二つに別れた後爆発した
「居合切り……そこまで強くなったのか?」
「なったんじゃない、なりきっただけだ」


ライカは、周りを見渡して敵がいないか確認して誘導していた
空翔はフリーダムを背中に背負いライカの後を追う
ライナは、拠点に目指し走ってるらしい
ライカの特別な力は。そういった人物を呼んだり連れてきたり出来るみたいだ
この世界を維持するものとしての力だ、そう考えれば普通だ
「……待って空翔」
「なんだよ?早くしてくれ……重くて死にそうなんだよこっちは……」
ライカの視線の先を見つめると……白衣姿の人物が現れていた 
待ち伏せのように茂みをしきりに眺めていた
空翔は当然知っている……白衣姿人物とは……この世界にいない科学を持ち込んだ人物達……卑劣で生物を改良したり実験をしたりとかなり異常な奴らがなんでこの世界にいるのか……?
「空翔……これは推測だけど、もしかすると……この世界を壊した奴等って……コイツらじゃない?」
「まてよ、どこに根拠があるんだ?」
「アルツィブ、死んでいなかった」
「!?」
「私が知る繰り返しの輪廻で知ってる限り同じ終わり方をしてたんだ……私が変えようとしても変わらなかった」
ライカの発言に耳を疑ったーー

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