Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

少女ミリの護衛

この世界の果てに来てはや一年が経っていた
いろんな技や能力の使い方を学び生かしていた
少女は、今日また明け暮れる様に鍛錬をする
僕は、心配して無茶はやめるように告げたが
『私まだ弱いから』っと同じように返される言葉
その時の表情とは、悲しさを感じるそんな顔をしていた


そんなある日、今日は特別な任務が言い渡された
ある少女を守る...そういった感じの内容だった
僕は他にも人がいるからその人達にかせたらどうだっと依頼主に告げた
しかし、依頼主は僕が適任だからっと一点張りだった
かなり無茶苦茶な押し付け方に、流石にイラッときた


その場所の民家に向かったフリーダムは、ドアを叩く
すると、一人の少女が現れて小さな声で呟く


『だ、だれ...?』
『気身を守るために呼ばれたんだよ、僕フリーダム君の名前は?』
『わ、私は...ミリ...』
『ミリか...両親はどうしたんだい?』
『みんな死んじゃった...』


ミリは頬からポツリと涙を流し始めた
フリーダムは、その涙を吹くためにハンカチをポケットから取り出してふき始める
そして、頭をなでながら話す


『そっか...怖いこと思い出させちゃったね。ごめんね、だから泣かないでくれるかい?』
『うん...分かった...お兄ちゃん』
『おっ...お兄ちゃん...?』
『うん、お兄ちゃんって呼ぶよこれから!』


フリーダムこの時、幼女の可愛さに気づく
年齢的には、三つくらい低いのだろう...
九歳の僕からすれば、可愛いい妹か...
こうして毎日、会う約束をする


その異変に気づく少女は、フリーダムに直球に訪ねた


『可愛いい妹出来てよかったね?』
『はひっ!?なっ、なんだよ君か...』


ドストレートの、直球がフリーダムに貫通した
フリーダムは、苦笑いしながら少女に振り向く


『なによ?』
『な、何そんなに怒ってらっしゃる...?』
『怒ってなんかないもーん』
『いや、明らかに怒こってるよ...君と僕の年齢は近いし...妹いてもいいんじゃないか?』
『うるさい!そんなに年下が好きか!このロリコンめ』
『なっ、ひどいじゃないか...』
『ふーんだ、私あっちに行くわじゃあね』


相当怒ってらっしゃるっと密かに思う
後ろ姿がかなり燃えてるのが目にうつる
フリーダムは、悩んだまま一夜を過ごした


『お兄ちゃん...目の下黒いよ?』
『あっ...ごめんねミリ...最近眠れないんだよ』


少女は常にフリーダムと鉢合わせする
その後は...まぁ決まってる発言ばかりする
そんな日が三日も続けば体力的に持たない
そんな事に察したのだろう...リミはある事を話す


『お兄ちゃん寝てもいいよ』
『えっ、それだと...』
『ううん、今日くらい休んでよ。何時も、来てくれるしたまには休んでよ』


そう言われるがままに、僕は寝てしまった
だがそれが仇になろうとはーー知りもしなかったーー


リミはフリーダムを起こそうとしていた
しかし、体をゆすっても起きない
その時、リミは必死に逃げした


『はぁっ...はぁ...お兄ちゃん...!』


幼い子の体力的なことを考えれば、長距離の走る体力なんてない
数十分走り回れば、酸欠状態になり足がふらつきつまずきやすくなるーー
まさに今その状態になり、魔物はリミにゆっくりと近づき
そしてーー静かに喰らう


その時、フリーダムは何かを感じ取り周りを見渡す
庭がめちゃくちゃ...リミの靴が一足転がっていた
そして、何者かが地面を引きずるあとが残っていた
フリーダムはある嫌な予感が頭をよぎる


『まさか...リミ!』


その引きずる跡を辿り始めるフリーダム
そして、目の当たりにしたのは...とてもなくでかい魔物
その周辺は、血が跳ねた後と喰われたリミの右手が一本転がっていた
フリーダムはこの時、無意識のうちにその魔物に向かって突撃したーー
同時に、ライカと少女はフリーダムの危機に直感する


『バカ...あの魔物は...危険視されている奴...!』
『くっ...私があんな態度したから...!』
『お主は悪くない...ただなんで、フリーダムはあの魔物が現れる場所を...知ってるんだ?』


二人は、フリーダムがいる場所に急行する
すると、目に映るのは...左脚と右腕一本喰われたフリーダムが倒れていた
少女は...その光景を見て絶句する
ライカは、周りを見渡して魔物が潜んでいないか見渡す


『...まだ居るーーお主待つのだーー!』
『フリーダム...今助ける!』
『ったく、なんて言う馬鹿な行動...しょうがない保護者が動かなくてはな...はぁ世話が焼ける子達だの...』


少女と、ライカにより魔物は退治できたものの
失った代償があまりにもでかく...フリーダム精神的にも大きな傷を負った
リミって子は、その魔物に狙われていた...だから強い戦力ある人が護衛として雇うはずだった
しかし、何故かそれがフリーダムという少年に任せられた
計画的にって事になりかねない...
1ヶ月精神をさまよったフリーダム、目覚めた時には見たことない天井と...マスクをかけた男がフリーダムに見下ろしていた
思わず悲鳴を上げたフリーダム


『ふむ、元気だ...どうだいーーその手足は?』
『はぁ...?手足が...どうしたーーん!?』


黒く光る義体、フリーダムは驚いてしまう


『うん、ショックもあるし口調が変わるのも無理ないか...』
白衣着たじいさんが、そうつぶやき義体を眺めていた
此処は何処なのか...分からない...
記憶上...まずありえないな、こんな色鮮やかな場所は...
そして、フリーダムは白衣着たじいさんに問いかけた


『此処は...何処?』
『妙な事聞くね、此処は孤立都市...帝国により制圧された街だがの...それは二年前で今は制圧ってよりも技術の進展をやり過ぎてバランス崩しつつあるがの...』


孤立都市...?確か滅んだ街の名前だよな...
ん?つまり此処って自分が生まれるより前の世界なのか?
なぜ過去に自分がいる...?
不自然過ぎる事を抱きつつ、その日の夜...ライカが突然姿を現す


『目覚めたか...』
『目覚めかじゃなくて...なんで過去にいるんだ?』
『ふむ、フリーダムみたいな奴は私が教えてもあまり役に立たないと判断した...だから彼に教えてもらえ』


部屋のドアをゆっくりと開けて中に入って来たのは
和服を着た男性の姿だったーー







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