Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

信用と裏切り

「…………」
望瑞は、ビームサーベルを見つめて静かに呟いた
「ーーと、思えばーー。」
そして、構え始めて重機械兵器をーー
「セやぁぁぁぁぁ!!」
走りながら切り裂いていくーー
重機械兵器は、再び望瑞を振り向きマシンガンを乱射し始めた
望瑞は、走りながら柱に隠れて近くの石を上に投げ飛ばした
重機械兵器は当然のように石に目掛けて弾丸を放つがーー
望瑞が、足元まで近づいていたのに気がつかなくさらに切りつけた。
「これで終わりよ」
望瑞は、飛んで重機械兵器の頭上からしたにめがけて切り落とした
バチバチと音を立てながら真っ二つに別れた重機械兵器の間を通り過ぎた後爆発した
望瑞は、見覚えがないがーー
脳内に映し出された一部の映像……それがこの能力と何の関係性があるかわからない
「ダメだわ、やっぱり跳ねられた前の事が……思い出せないけど。好きな物とかは何故かふと甦る……」
彼女は衝撃と混乱で記憶を無くしてしまったのだ
AIは、振り向き扉を開け始めたーー
強い光に目が眩むーー


「此処は……?」
望瑞が目にした世界……それは、複数空間をつなぐ装置が何カ所か空にめがけて光が伸びているのが見える
「着きました、此処が……平行世界パワレルワールドって言いますがパネルワールドでしょうか。」
「パネルワールドって……迷宮世界とは違うの?」
「んーと、似たりよったりの世界です。ただ、ここに来たのは初めてですね。」
AIは平然と話していたが……望瑞は違和感を感じていた
それは何か……を感じるものだけどそれは置いとこう
森を抜けて茂みをかき分けて抜けた先にあった……建物に入っていく……
望瑞は待ってるように促されていた
何も無いそんな森を唯見つめていたか、ある話を耳にした
「スパイが侵入したみたいだよ」 
「ほぁ、こんな田舎にも来るんだァ。そりゃアリがてぇなぁ」
「あんたの頭がまず逝ってるね。ありがたくないむしろやばいってことだよ……パイむさぶり食うなよあんた!」
「うめぇ……ババアもい一つ」
「……(すごい笑みを浮かべる)」
「こいつぁ、なんだ……この足見てぇなやつは……?」
「Gさんパイって奴」
「じ、Gさんパイぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?お、おいしっかりしろぉぉぉぉっくそっ、こんなりこんガリ焼かれっちまってぇぇぇ。一緒にメイドに行くって……はっ!?」
何かを勘違いしたおじさんは、自分自ら墓穴をほった
望瑞は、そんな話より前のことが気がかりだった
それは、スパイが侵入したらしいって事だった
望瑞は、AIか入っていった建物に忍び足で近づき話を聞いたーー
「お、まさか来るのはな」
「あなたの為じゃありません、とりあえずこの世界のことを教えてください」
「ふん、教えて欲しいなら……分かるだろ?」
「なるほど……教えてくれませんなら……抹殺します」
「なっーーー……!?」
音だけで内容はわからないが、ただ唯一言えるなら……
完全に殺っちゃったってこと以外言葉が浮かばなかった
数分後、手から跳ねた血を付けたまま平然と建物から出てきたAI
周りからはドン引きと悲鳴が響き渡った
「望瑞……」
「な、何ですか?」
「これを見て貴方は私から逃げますか?」
その問に望瑞は戸惑ってしまった
人を殺した、なのに彼女の表情は寂しく感じる、そしてここで逃げてしまえば殺されかねないーー
迷ってる暇がない、頭が困惑する、あたりの悲鳴が耳に突き刺さる、思考が鈍り出した……
そして、望瑞はとりあえずと仮定を自分につけてその問に答える
「逃げない」
避けすんだかの眼差しは次第に消えていくAIーー
そして、再び話し出した
「貴方は……何故あの場所に居たのでしょうか?」
再び、問だ……これに関しては私自身もよくわからない
「よく分からない」
「そ、それはどういう意味ーーっ!?」
何故かAIは頭を抱え始めた、そしてなにかの力を感じ始めるそして叫ぶーー
「な、何ですかぁぁぁぁぁ!!答えてくださいマスター!!」
マスター……?」
そしてどんどんあたりが暗くなり始めるーー
だが、AIは訴え続けた
「何故人を助けちゃダメなんですか!だからってそのやり方はあまりでーーーッ!!」
その声はどうやらマスターには届かなく
体から黒い電気が放ち始めるそして、空から振りそ速雷を直撃するAIーーー
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
バリバリと音を立てて強い光に包まれた望瑞ーー
「AI……?」
そして目の前に映し出されたのは、他でもない変わり果てたAIの姿が望瑞の目に映るーー 
「またーー見捨てられてしまった……ふは、ははははははははははははーーー」
完全に正気を失ってしまったAIの姿に望瑞はただただ見つめていた。

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