Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

全てを賭けた最終戦Ⅱ

高速の連撃を撃ち合いする空翔と渚
さすが、無理矢理弟子にさせられただけはあるがーー
「ぐっーー!?」
やはり一方的に上手、頬をかすってしまったが、容赦ない追撃でバランスを崩して吹き飛ばされてしまった
今は超回復フルケア状態で、死ぬ事は無いが……一撃、一撃が早く重い一撃だ耐え難いーー
「くそっ……!」
「…………(剣を空翔に向けた)」
「舐めやがって、無理矢理弟子にした奴が……俺に剣を向けるとかそりゃねぇだろがぁぁぁぁぁ!!」
一瞬で剣を弾き飛ばされた空翔ーー
そして突き刺さされて、壁に激突して海に落ちた。
青く光る水中、沈みながら考えていたーー
渚に教わったのは、あくまでも暴走を阻止するためだけでそれ以上のことはなにも教えてくれなかった。
静かに考える……そして何かを思い出しそうだけど掠れててわからない
「なーんか……重要なこと言ってたよな……確か?」
「ーーれば、つよーー」って言うことしか思い出し出せないーー
精神を研ぎ澄まして、さらに考える
水中にさす光がどんどん薄くなり暗くなっていく。
すると、水中に何かが落ちてきたー
ゆっくりと落ちてくる、よく見ると剣だった
「…………(剣?んー……なんか思い出せそうなーー!?)」
そう、渚が言っていた事はーー
「二本の剣を持てば、私を上回る力を放てるはずッスよーー?」
沈む体を起こして、落ちてきた剣を掴み泳ぎ出すーー
そして、海から飛び出て陸に落ちる
「やっと思い出したぜーー!」
作ってもらった黒い剣を抜き取り、中央に二本の剣を置いた時、剣の中央から刻印が光り出して呟いた
半魔獣ブレイカー変身トランス!」
黒き雷が空翔を覆い尽くし、ビリビリと音を立てながら更に空からの雷が追撃で落ちるーー
「…………」
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
雷が周りに飛び散り、右目が青く透き通り左目は赤く燃え上がる様な眼差しーー
「さぁて、これが最後の賭けだな!」
渚は、間合いを詰めて攻撃してきたが、空翔の右手の剣で弾き落として左手で突きを放ったーー
「やるじゃねぇか?さすが師匠ってところだが、流石に二本の剣を見定める力なんざないだろ!」
空翔は、突進してはじき飛ばした
そして左手の剣を投げ飛ばし渚は普通に弾き飛ばしたのと同時にーー
「あらあら、右腕を降ったら真下に敵がいて驚いてるって顔してんなぁ!」
渚を空に向かって切り上げた、空を舞う彼を追撃するが、体制を立て直して剣で受け止めた。
「おっ、これは予想外だが……おりゃぁぁぁぁぁ!!」
力任せに弾き飛ばした、地面に激突した渚に魔法剣を作り出して放った
やはり、バリアではじき飛ばしていた。平然とした顔で再び空翔に攻撃をしてくるーー
「くっ!?」
前より力が上がっている気がする
押し負けてしまい、今度は空翔が地面に叩きつけられるーー
その際に、海で拾った剣が折れてしまったーー
同時に、そこに突っ込んだ渚ーー
だが、空翔はそれを待っていたかのように嘲笑いながら黒い剣をなぎ払い渚の剣を破壊して間合いを詰めてさらに連撃をするーー
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
剣の速度が加速する中、剣が赤く光出して来た。
そして半分折れた剣を使っていく中折れた部分が青く光の形で現れて、そして青く光を放ちながら切り刻んでいくーー
「これでーーおしまいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!うぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
渚の腹に同時に突き刺した瞬間、強い光が放たれ渚自体が消されていったーー
「倒した……」 
どう表していいのかわからないが
あまり嬉しくない……むしろ虚しい気持ちと何も考えられない空白のページばかりを眺めているそんな感じだーー
「はっ、あいつら……」
ダークモナと戦っていた2人は無事倒した訳では無いが浄化したようだ
そして、彼女を安全な場所に寝かせて白い塔へ向かって歩き出した3人
一方、機械達は敵に囲まれた状態で
いたーー
未来は、呪符を切らして使えなくなり槍はあの一撃で壊れてしまい戦闘に参加ができない状態ーー
なので、二人掛りで道を切りひららきながら歩いていたが、やはり減らない敵の数々に疲れが見え始める
「くっ、我が要塞もギリギリなり」
「要塞とは何ですか?むしろ、敵に囲まれてピンチ!そして、作戦がガンガンいこうぜのままですが……いかかでしょうか?」
「私に聞くなぁぁぁぁぁ!!」
「うーむ、ここは、スペシャルゲストサーチ作戦の方がよかろう」
「何その作戦!?もう戦闘諦めてそのへんに居る道具屋さんを呼んで巻き込もうぜ的な危ない作戦は一体どこで取得したんですか!」
「神父のい吹きよりーー」
「あっ、なんか悟り開いた見たいです……よっ!」
イミテーションの顔を殴り飛ばしたマギ、そして追尾攻撃で爆発する
体のどこから出しているのかわからないが、ビームがはなたれているのは確かだーー
その時、誰かが茂みから現れた
その姿を見た未来は驚いたーー
「お、お父さん!?」
「ふん、まだ生きていたのか?」
「どう言うこと?まるで、死んでいたような言い方じゃない……」
「答える義理はない、私がお前を殺せば早い話だ!」
銃口を未来に向けて発泡、しかしそれをムサン反応して弾き落とした
「ぬっ、貴様は……幹部に属する者」
「ムサン、それどう言うこと?」
「彼は、仲間を見殺しにした張本人だ。そして、ある塔で最終付近に仕掛けた罠をある攻略組が引っかかりそいつらを殺した。」
「えっ……?ウソ……でしょ……?」
「嘘ではないですよ……この人が都市の個人情報を流出したせいで大半がデットヒートへの招待券が送られ検体実験そして、この人が全ての計画者……人読んで漆黒計画者ブラックウェスー
地面にへたばる未来、そして震える手を握りしめて下を向いた
ムサンは、宗次郎を睨みつけて話した
「おかしなものだ、実の娘まで殺そうとするとは……」
マギは、あたりを見渡しながらーー
何かを探し出しているようだ
宗次郎は、嘲笑いながら話た
「実の娘、嫁……?役に立たんから殺す。それ以外理由入らん。たとえ間違っていたとしても……奴に尽くすさ!」
「何を考えているのが分からぬが……相手を考えるべきだな」
「何をーー!?」
建物の上から誰かが落ちてくるーー
「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ズドンと宗次郎の目の前に切り落とされた大剣ーー
そして、少年が目を光らせて宗次郎をなぎ払って吹き飛ばした。
「小隆太さん、お久しぶりですね」
「あぁ、やっぱりあいつだったのか」
「あのさぁ、私を置いていくのはやめてほしいっすよ!」
「修行が足りんのじゃ」
「ジジィかお前は!?それよりも、あれだけじゃ……死なないっすよ?」
ガレキを吹き飛ばして、首を鳴らしながら起き上がり歩き出したーー
「朝比奈、未来を頼む……。」
その目を見た時は、迷いがなく真っ直ぐ宗次郎に向かう眼差しをしていたーー



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品