Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

全てを賭けた最終戦Ⅰ

うねるような気迫、そしてーー
魔王と大罪の激しい戦闘、大地は裂け、空は雲が避ける
草木は爆風が吹き付けてなぎ倒されるーー
魔力と無限に自然回復し続ける大罪が有利かと思われる
しかし、魔王は結局魔力の帝王と圧倒的なパワーを秘めている……がーー
今の状態では、とても使えない……右腕を持っていかれた状態じゃバランスがうまく操れなくなる……
要するに、魔法を使うと都市一体を破滅させる魔力を解き放ってしまうからだーー
もちろん、黙ってやられる気はスレスレにないが……
気違いの魔力が混ざった彼の力が魔王を上回る魔力を秘めている為、彼女は踏み入らないで秘策を待っているとーー
突然、大罪が苦しみ出した……血を吐いた。その時彼の魔力が安定を失ってゼロに近くまで減っていた
それを見てひらめいたマッキーは呟いた
「なるほど……つまり本体にダメージ当たると死ぬのか。ならば今止めをさすーー!?」
足元に、剣が刺さった。その剣は星刻マークが刻まれた物だった。
そして、空を見上げると……3人の姿が見える。
「わりぃな、音速コードを倒す役目は……俺達大罪の役目だ!」
「ドラゴン、白亜、マリナ……!?」
どうやら、一時的にアレクサンダーの空間が弱まりその際に抜け出てきたらしい。
地面に落ちてきて、ドラゴンは刺さった剣を抜き取り話す
「魔界の王……お前を倒す前に、仲間と戦わなきゃならないが……あの時の仮はどうやら撃たれたみたいだしな。」
「貸し借り話だよ……その子の相手は任せるわ」
総つぶやき、どこかに消えた魔王ーー
そして、武器を構える生き残りの3人の大罪は走り出した
「行くぞ!あの空間の出来事思い出せ」
「団長が、やや変態だったね」
「糞共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!殺してやる!ミンチにしてやらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
闇魔法が連発してくる、しかし白亜の魔法で相殺されてマリナが光の波動のような斬撃を放ち手で抑えながら弾き返そうとする大罪ーー
しかし、背後に回っているドラゴンが剣を構えていた
そして静かにつぶやくーー
「コード、お前との冒険は楽しかった……だけど呪われそして操られたお前を罪を抗えそして……俺の中に帰れ!!」
《フルバーストカウンター!》
背中から切り裂くドラゴン、そして魔力の力により姿形をなくして消えていったーー
「コード……」
「…………」
「さて、行くぞお前ら……!」
「空気読んで……ぐはっ!?」
「いま、悲しんでる暇があんなら……今の戦場じょうたいを終わらせるんだ」
「私も、そう思う……」
大罪の破壊により転移コアを使えなくなったアレクサンダー。右手を動かしながら実感するーー
「やられたな……もう次期本当の戦いが終わりそして始まるーーなぁ、お主ら!」
「ラスボスってのは、堂々と構えてるもんだぜ?」
「僕より強いやつが二人いるなら……噛み殺すまでだ!」
「来るところまで、来ちゃったよ主……覚悟はいい?」
「yes!私も覚悟してここまで来た」
「なりゆき出来たけど……まぁ、やっちゃうか」
以下2人は、飛行艇へ向かった……なにか準備がいるらしい
4人は、とうとうアレクサンダーがいる頂上へーー
都市の白い塔だけが、黒い雲に覆われ雷が鳴り響く
大罪も、同じ現地に到着したが……どうやらハイビーストやらイミテーションやら現れて大乱戦の中ーー
空翔は、右裏を追いかけていた。
赤坂とスズの激しい攻撃で負傷した、その後を追う空翔はあることを思い出していたーー
もしかすると、違う世界へ転移してしまうのではと
無論、背後から二人がついてきている中でありえない話だ
と思った時、知らない黒い空間に入り込んだ彼女ーー
その後を3人が入り込んだ瞬間ーー
目の前に映るのは自分の過去の世界だった。
雨が激しく振り、右裏がコンテナの上から過去の自分に向けて放ったーー
そして慌ててはじき飛ばす、後ろを振り向くと呆然とする過去の自分達2人を見つめて話す
「今は逃げろ……いや、逃げるんだ!」
そう言って、手を引っ張り逃げたじたふたりを見て安心する空翔、そして剣を抜き構え始めるーー
「ふぅん?過去でも殺すことが出来ないのねぇ?」
「当たり前だろ!ここで死んでいたら、次がないだろ!必死のヘルプに気が付かなかった死んだ俺が情けなく感じるくらいだ」
「へぇ、なら今自分のみを守ってみなさい!」
無数の短剣が飛んでくる中、かわしまくる空翔ーー
腕が切れようが、頬が切れようか、関係なく前に向かって走る。
そして飛んで勢いよく振り落とした。
「くっ、まだその力があるなら……これくらいなら!」
「何だあれはーー!?」
銃とは違いなにかの武器のようだ……そして空翔はあることに気がついた……そうこの世界は魔力と能力が使えないって言う事を気がついたーー
今頃かよって思うが……彼はそれくらい感が鈍いのだ
「ほらほらーーどうしたんださっきの威勢はぁぁぁぁぁ!」
「ぐっ!くそっ……あれ先なければ……!」
再び、空翔に銃口を向けた。そしてにやけながらあることを提案してくるーー
「助けてっていってみなよ?」
「はぁ?」
右側の頬をかする1発の銃弾ーー
「ほら、言ってみなよ……そしたら助けてあげる」
空翔は、下を向き考えていた……その時二人の気配を感じ取ったーー
そして、嘲笑いながら空翔は前を向き話た
「そんなベタなセリフ……だが、断る!」
「な、何をーーくっ!?」
銃を握っていた、腕にクナイが突き刺さってはじきとばされた。
そして、スズが空間変換器で強い光魔法を唱え始める
超電磁砲レールガン!」 
右裏をめがけて放った波動は、すべてを包みそして巨大な爆発を起こしたーー
再び同じ世界に一瞬で転移された、そして目の前に立っていた魔王マッキーが冷や汗をしながら話した
「く、一瞬転移……なんて無駄な力だな……」
「マッキー……あんたまさか……?」
「流石に、限界みたいだ……力を失ってしまうな……」
「やってしまったみたいだな……」
「赤坂なんか知っているのか?」
右裏の腕を拘束しながら、深々と話した
「魔力を使い果たすと……生命を使い果たすと意味が同じだ……ロストだけで済む奴もいれば自分の力にやられて死ぬ人もいる。只今の魔王は余力がほぼ無い……恐らくロストで済むが……力は一年は使えなくなる」
「ふ、流石だ……魔術師よ」
そして、都市の中央付近に集まる黒い雲を見る4人ーー
「最終戦だ……これが全てを賭けた戦い……」
「いくかーーザルナガ都市へ!!」
都市へ転送を果たしたスズ達、そして周りの状況を見渡し始めるーー
荒れ果てた大地、崩れゆく建物の数々。
そして、塔の頂上が爆発した……その後継をただ見ていた時、背後から現れた操られた2人ーー
身構える3人、そして息を呑むような連撃が始まった
空翔は、ダーク渚と連撃戦とダークモカは赤坂&白井スズと魔力戦へも連れ込んだーー





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