Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

都市の白い塔、気違いと接戦

周りにいる敵を一瞬で圧倒する力を放つ3人ーー
護衛に2人が追撃する流れのようだ、っと言うよりアレクの力が前より強くなったような気がする。
破滅的な一撃を繰り出して、それよりも素早く鎖で切り裂く、そして圧倒的な速度で無数に切り刻み魔法で吹き飛ばすーー
敵なしの強さを見せつけている。都市を壊すよりさらに破滅が上乗せされた感じだ……
つまり、短に言うとカレーライスの上にチャーハンをぶっかけたらあらカレー本来の味を壊して油で腹を直撃するクラスだと思えばいいらしい…とこかの仮説より
先陣を切って先に進む、そして都市の目印白い塔に到着する5人ーー
「さて、この塔の中に……彼がいるんだね?」
「そーみてぇだがァ、一筋縄では通れねぇ見てぇだなぁ」
やはり、直属部下2名が立ちはばかっていた
そして突進してきた部下立ちをアレクがつまんなそうに見つめて手をなぎ払った瞬間ーー
敵が、見事に切りられて壁に激突した
「雑魚がぁ、俺に走ってくんなぁよなぁ」
「ふん、僕より点数稼ごうなんていい度胸だ」
「なんだとぉ?」
「まぁ、それは後にしとけよ……入れるぞ」
「おう、行くぞ!」
2人は、いがみ合いながらもんを潜り塔内の敵を一瞬でぶっ飛ばしていくーー
流石に、後ろにいた3人は引き気味な顔で見つめていた
「うぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ふん、僕より前に出るな!」
「うっせぇなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「邪魔するな!それは僕の獲物だ」
って感じで騒ぎながら敵を撃破していく、そして息を切らした時には敵はすべて倒し終えた後だった
「お疲れさん、いやー流石にやるあそこまで……」
「まぁまぁ、そのおかげで塔の真下まで来れたんだから」
仕切りに、設計図を眺めているバレットーー
そして、ため息をついて……設計図をしまいタバコを吸い始めるーー
それを見ていたソラは、さり気なく話しかけた
「なぁ、その……設計図?何が書いているんだ?」
「あん?知ってどうするんだ?」
「いやー、なんとなくだ」
「ふっ、べつに隠す気は無いが……あの設計図は……戦艦設計図だ……今の備わっている武器じゃきついのと遥か彼方の空を飛ぶ機能がない。それが書いてあるんだあの設計図は……」
「貴重ってことか、ってか誰が作ってんの?」
「あの2人……なんだが知らねぇが、機材作ることできるとか言ってた。だからあのふたりに頼んだのさ」
その話を聞いていた時、茂みから出てきたリューグラと原切……そして死んだ目をしてふらつきながら歩くーー
それを見ていたふたり、ただじーと眺めていた
「あ、アンタね……前回と同じことしたでしょ……」
「だって、主さんが背負って走ってとか言ったからですよ♪」
「た、確かにそうだけど……ズタボロだよ!精神も髪型も、そして何その笑は!?なんで嬉しそうなんだよ!」
「楽しかったからに決まってるからでしょう♪」
その笑みを見て、心が折れる原切ーー
着実に自分が吐いた発言は確かに悪いが…それより遥かに変なスイッチが入るリューグラの方が怖いーー
「お嬢さん方、なんでこの場所にいるんだ?」
「ここに居る理由は説明必要かしら?」
「いや、同じ目的か……その眼差しを見ればわかる」
その時、空から何かが落ちてくる音が響くーー
空を見上げる4人、するとデカイ黒い物体が落ちてくる
そしてアレクは起き上がり四人の前に現れてバリアを張り巡らせた。
バチバチと音が響き、苦笑いを浮かべながらアレクは喋る
「とんでもねぇ力だなぁ……しかもよぉ力が吸い取りやがるなぁ……マジぃかもなぁ」
「所詮最強とは、その程度か……?」
「あん?負けるつもりはァねぇがなぁ……、フィールドの強度と耐久が持たねぇかもな……!」
無言で、鎖を取り出したハヤト……そしてアレクをチラッみてそして再び上を向き鎖を振り回しながらつぶやく
「ギリギリフィールドを、攻撃して相殺させてみる……お前の今の余力じゃ弾き返す事さえ出来ないだろ」
「けっ、今回ばかりは譲ってやるぜ……」
ハヤトは、空に向かって飛んだ。そしてアレクはギリギリ抑えて耐えている状態になったーー
周りは亀裂が入り込みアレクがはるバリアの後だけがめり込んだ
ハヤトは空中で魔法を鎖に流し込み、回転させた鎖を投げ飛ばして魔力の塊の中心に直撃して突き刺さった
そして回転しながら魔力の塊に強くなぎ払った。
だが、魔力の塊と鎖が激しいぶつかりあいが起きて爆風がアレクたちを襲うーー
べきべきと亀裂を入れていくが、魔力が奪われ始めるハヤトは苦笑いをしながら歯を食いしばったーー
「うぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、力任せで壊した魔力の塊はハヤトを巻き込みながら空中で爆発したーー
強い光で姿はよく見えない、そして光でくらんでいた目を再び開いた時には何もなくなっていたーー
「ハヤト……が、消えただと?」
「ギャハハハハハーーーー!」
「てめぇ、まだ生きてやがったのか!気違い!」
「泣かせますよねぇ!仲間の為に自ら魔力の塊に突っ込むとかおかしすぎて笑ってしまいますよ……ギャハハハハハ腹が痛いですよ!最っ高傑作だアハハハハハハハハーー」
流石に、5人はブチ切れた。仲間の為に身を体にした彼を侮辱して笑い捨てやがったことが許せないーー
リューグラは、キョトンとしていたが……その周りが怒りを感じ取った時には……彼女1人しか立っていたかったのだから。
死んだ訳では無い、錯覚かもしれない、違う魔力を取られてしまったって事?それでもない、ならなんだ……?
ただ、目の前に映るのは立ち上がれない仲間達の姿しか映らないーー
「なら、私がーー」
「り、リューグラ……、まさか……使う気じゃないでしょうね……!?」
「大丈夫です、前みたいなことにはなりません……ただ扱うのが難しいだけです」
それが、彼女最大の力を開放する意味を表すーー
止めようとする原切、だが声はもう届かないーー
覚醒リック!」
リューグラの体に、火をまとい始めるそして武装装備されて今までの雰囲気と違くなり穏やかな空気が流れる
身長が若干伸びて髪の毛もやや伸びて誰だがわからなくなるくらい変貌を遂げたーー
「面白いですねぇ!とんでもない圧力燃え散りそうな気迫、うーん最っ高ですねギャハハハハハハハ!」
魔法を連用し始めるが、リューグラは1振りですべて打ち下ろして気違いの左肩を切り飛ばしたーー
「笑ってる暇なんてないはずだ!」
「くっ、クククククク!そうゆう奴ほど死ぬんだよぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!」
再び同じ魔法の塊を繰り出した気違いーー
それを見てリューグラは嘲笑いながら剣で真っ二つに切り捨てた、驚くまもなくリューグラは間合いを詰め寄せるかのようにその魔力の塊の破壊力を剣に吸収させてそれを気違いにぶつけ返したーー
「ぐあああああああああああぁぁぁぁぁ!?」
「これで終わり……神気万象フリックバースト!」
火焰が、剣に纏いその斬撃を振り落とした
直撃した対象には焼き焦がれる錯覚が起きる
もちろん、気違いに直撃して全身を火焰が纏いそして爆発を起こしたーー
地面に落ちたリューグラは、仲間に周囲回復フィールドケアを使い仲間達は体を起こし始める
そして、リューグラの姿を見て呆然としながら原切が涙を流しながら抱きついた
「ばか、なんで覚醒リックしたのよ……もうしないって約束したでしょ……」
「原切……ごめん。破っちゃったね……でも、仲間がつぎつぎやられていく姿を見てられなくて……」
「…………」
「なぁに見てんだァ?」
「いや何でもない……」
そして、四人が立ち上がった瞬間、気違いの気配がする
しかし、体は既に死んでいる……なのに何故このような気配がするのかーー?



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