Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

計画とラストパワー、険悪な二人

島にある洞窟へ入っていく2人、中は薄暗いく足場がやや悪い……そんな所を歩いて五分後
「コレだ…でも何がなんだか分かんないこの……結晶の中にあるコア……動いているのはわかるが何で動いているのかわからない……」
「…………」
空翔は、ただ見つめて不思議と体が前へ行くーー
何故だからわからないが、体を引き寄せられているそんな気がしてならないーー
「おい、それに触れても何も起きないぞ」
「いや、何かが俺を呼んでいる……」
「……?何も聞こえないけど……」
空翔は結晶に触れた瞬間、知らない場所に立っていた
あたりを見渡す限り古臭い感じの街が立ち並び、人々が歩き車が走り去るそんな場所に何故か俺はいたーー
不思議とおかしなもので懐かしい感じもよぎるーー
「古い技術の上に……なんだこの懐かしさは……?」
「お前が生まれた街さ……」
「誰だ?」
「やぁ、10の刻印の中にいる1人の無属性の死者だ」
「無属性の死者……?」
「知らないのか?無属性の死者は、どの中でも最強の強さを持つ能力って事……だからこうして姿を表さなかった」
「話が見えないんだけど……どうゆうこと?」
無属性の死者が、ポケットから取り出したメモリーカードを空に向かって投げたーー
すると見覚えがある場所に切り替わった。流石にあたりを見渡しながら落ち着かない感じになる空翔
「さて、たしか君は……ここで両親が銃で打たれて死んで妹に銃口を向けられて発泡されたのを察知して庇って君は死んだ……その後は妹の上に乗っかった感じで妹を擬似死ぽくして転生した……さてここで一つの質問だ。君は……なんで中途半端な転生であの世界に飛ばされたんだ?」
「!?」
「そんな驚くことか?お前自身が二つの世界にまたがった感じで転生した……理由はなんだと思う?」
考えもしなかった事を告げられて驚きを隠せないでいる
そして、それを見て嘲笑うような顔で空翔を唯見つめていた。そして空翔は、ゆっくり口を開くーー
「誰かが……何かをした……?」
「んー……ちょっとだけ違うなぁ……。君は死んだと思っていた両親の父親はーー」
空翔達が時空へ飛ばされたその数分後、何事もなく起き上がってその方角を向いて呟いていたーー
「計画通りだ……。これでいいんだろアレクサンダー?」
「うむ、これで準備が整った……後はお前の息子を確実に仕留める」
「さぁ、それはどうかな?」
アレクサンダーの、足元から現れた無数の魔法結界と封殺陣。身動きが取れなくなったアレクサンダーの体を貫いて手に取った一つの結晶石ーー
「これ先なければ、悪夢の世界なんざ作らせやしない!」
「ぐおっ……!?遼次郎貴様……!」
「息子を貴様なんぞの踏み台にしてたまるか!」
そして、結晶石を特殊なケースにしまい走り出す
だが、アレクサンダーはふらつきながら起き上がり体から黒い羽が出てきて白くなった体で遼次郎へ向かって飛ぶ
コンテナの影に見を潜めていたが、結晶石が白く光出して
特殊なケースを溶かしてしまった。遼次郎はそれを見て驚く頭上からなにかが落ちてくる音がして、かわした遼次郎
そして冷や汗をかきながらアレクサンダーをただ見つめて呟いたーー
「白く覆った皮膚……強靭的な速度とその羽……あれが……時空肉体計画スリップボディープログラム!」
「その結晶石は、私と一体化ださて返してもらうぞ!」
「ぐはっ!?」
「さて、ようはすんだ。貴様はあの世から見ているがいいふはははははははははは!!」
雨脚がさらに強まった夜の話だったーー
空翔は、呆然としてその映像を唯見ていた
計画プログラムは、今なお動き続けている……。今はやつの目にはお前なんていない、次に目をつけたのは魔王」
「魔王……が何で?」
「今の魔王は、天使族と女神族の力を使える。理由は、アレクサンダーを止めることが出来なくなり託されたのはライバルでもある魔界の帝王へ力を託された……それを倒せばアレクサンダーは本当の意味で世界を手に取る流れになる。」
「それで、奴を止める方法は……?」
「転移コア、魔界コア、この世界の制御しているコアなどあるが……仮想世界コア、現実コア、異世界コアの三つを壊せば奴は動けなくなる」
一つ目はたしかアレクが……、残りの二つはどこにあるか謎のまま。そう考えながら腕を組み下を向いている空翔
「中途半端な転生者よ、お前がこの島に来た地点でもう物語は終わりに向かっている自覚はあるか?」
「うーん、まだ自覚はねぇけど……ただ救えればいい」
「なるほど……ならば最後だけお前の力をフルに使いがいい……体がもう限界だがそこを我らが何とかする……たがブレイカーの出力最大はもう使えないそれだけは頭に入れとけ……最後力ラストパワーを使い果たせーー」
目の前が徐々に真っ暗になりそして暗くなった途端誰かの呼び声が聞こえ始めるーー
そしてうっすら目を開け始める空翔、そして赤坂が慌ている顔が見えた。そしてゆっくり体を起こしてあたりを見渡す空翔ーー
「おい、死んだかと思ったぜ……息してなかったし、触れた瞬間倒れるし……何がどうなってる?」
「あ、あぁ心配いらねぇよ……さて、結晶石これをこうして!」
空翔は、手を翳しただけで破壊した。そして回転しているコア石を手に取り地面に向けて叩きつけて壊した
「空翔……?」
「さて、次だ。出るぞここ」
赤坂は、感じたのは違和感と空翔は何故か一瞬透けたようにも見えてやや驚いていたが、洞窟をさっさと抜け出る空翔のあとを追いかけた
「んー……。海は広いが……都市は相変わらず火やら白煙やら舞い上がっているな」
「で、おまえいつまでそうしてんのスズ?」
「すきでないてんじゃないもん!戦力外扱いされるのはやめて欲しいだけよ!」
「あぁ、そうなの?」
一方、都市の研究所前……未来は倒れていた
ハイビーストの襲撃で奇跡的に幻想術で誤魔化していた未来、だがその後アレクサンダーが突然目の前に現れて十百香をさらおうとしたのを止めたが全く歯が立たなくて気づいた時にはもう既に誰もいなくなっていた。十百香の姿さえも無かったーー
アレクサンダーの一撃が重くて気を失ったのは覚えている
ただ自分が死んでいなかったとなれば……自分みづから敵の場所へ行った十百香を許せないでいるのもあったが、文通が一つだけ置かれてあった分は「ごめんなさい」と1行にそれだけの文書が記されていたーー
流石に怒るより、むなしい気持ちしか生まれてこなかった
「な、何がゴメンよ……捨て身で仲魔から……離れるなんて……私をかばったつもり……?うぐっ……私がもっと強ければ……行かせ無かったのにな……」
機会の足音が鳴り響く、どうやら感づかれたみたいだ
そして、銃口をこちらに向けてきた。未来は逃げられるくらいの体力は残ってはいなかった
その時、1人の男が体当たりで銃口の位置をそらさせた
「ぬっ!敵か味方か、分からぬのか!」
「おい、そこどけなきゃうっちゃうぞクソロボ!」
ズドンと音が響き渡り、機会兵器は破壊された
そして、近づいて一人の男性は手を差しのべる
「お主、立てるか?」
「どう見てもへたばっているだろ。クソロボ!」
「クソロボとは何の事だ!我は勇敢なるアンドロイドであるぞ!ホロウプログラムがレッツインストールされた特別な機械体であるぞ」
「何してるのあんたら……」
「クソロボにかわりはねぇだろあぁん?」
「クソロボではない!勇敢なるアンドロイド」
「いや、クソロボ」
「勇敢なるアンドロイド」
二人はにらみ合い、そして手と手を掴み合いして押し合いをし始めた。流石に未来は変な目線で見つめたまま左腕を前に出して軽度の魔法を放つ準備をしていた
「ぬぐぐぐっ!」
「ぐぐぐっ!」
そして、二人の頭から落ちる雷ーー
「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「茶番してる暇あるの……?という意味の雷魔法」
研究所の前を、何故か通りかかった理由はアレクサンダーが現れたというアンドロイドのジャッチセンサーが知らせたらしい。それで何故か戦っていた2人は、趣旨が変わりアレクサンダーを先に倒した方が勇敢と言い合ったらしい
「ムサンのせいだ……」
「ミズト殿、それああまり過ぎぬでは?」
「あぁん?第一よぉ……バッテリー切れそうだから中止とか言ったやつは誰だっけ?」
「それを言うなら、トイレに行きたいとか言った方角よっぽど恥ずかしいと思うぞミズト氏よ」
「んだと!バッテリーは山水化の休憩所の方がやばいだろ」
「ほう!それを返せば山中の中にあるトイレの方が怖くてある意味ヤバイと思うぞ!」
「あぁ!もう霧がない会話やめてぇぇぇぇ!」
無駄な会議を、一時間ぐらい繰り広げてからやっと中に入る3人、疲れが増した顔を浮かべる未来は2人のにこやかな顔を見て腹を立てずにいられなかったーー



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