Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

自分と自分

一方、海へ沈んでいく空翔ーー
だんだん深みへ落ちていく、空翔は気を失ったまま深海の奥底へ落ちて行った
気がついた時には、知らない空みたいな場所に立っていた
風が吹き付けて髪の毛がなびくーー
「ここは……?」
「さて、お前はなんでこんなところに来たか……教える必要がありそうだな」
「お前……!?」
「驚くのも無理ない……だって自分が目の前にいるんだもんな」
言葉がを失ってしまい黙ってしまう空翔。そして淡々と話し始める反対側の自分ーー
「俺は、謎の敵に立ち向かいそして負けた……結果的に深海に落ちた形だ。ここまでの事は、分かってるよな?」
「あぁ……分かっている……」
「なら、お前が消えかかっているって事は知ってたか?」
驚いた空翔、死ぬのは分かるが消えかかっているというのは流石に聞いたことは無いーー
無論で空翔は深刻そうな表情を浮かべる。
「……やっぱり気づいてなかったか。言っとくが、お前がいつ消滅するのかは時間の問題だ……事が捻れてしまったからな」
「事が……捻れてしまった……?どうゆうことだ!?」
手を開き一つのコアを取り出して、空翔へ投げ飛ばした
それを拾うそして石を見つめるーー
その映像が見える、都市のイミテーションやハイビースト……デッドヒートでのコア破壊して爆発予告でて仲間が焦り始めている風景が空翔の目に映し出されるーー
その時目に止まった魔王マッキーの存在だった
「この人物まさか……?」
「そのまさかだ……俺が、こちらに来た時ーー掠れてみた見たヤツだ。つまり、世界の流れが変わり始めている」
「そ、そんな訳あるか!世界の流れが変わってるって言われても納得がいかねぇ!」
「お前だけの力じゃ厳しくなってきた、いや限界に近くなってきてるーー」
自分の胸元を掴み切れた感じで激しくしゃべり出す空翔
「力が限界だと!?なら何故今まで俺に任せっきりで出てこなかったんだよ!突然現れて世界を変える勇者が現れたなら今の自分は今の今まで救ってきた街や世界は何だったんだよ、俺は今更になって不要って事かよ!ふざけたこと言ってんじゃねぇぞお前!!!」
空翔は掴んでいた手を握り面と向かって話す
「確かにアレは無駄ではなかった……が、今言ったどうり世界の流れが変わって来ている。つまりお前だけの力だけじゃ難しいって事だ。」
「なら、そいつを応援しろってかよ?そのまま消えて眺めていろってことかよ……?」
「違う、本来の力が半減して能力の一貫が消えけ始めている……お前の役目はなんだ?力が消える前に、姿が消える前にするべき事を終わらせろ」
その言葉に言葉をつまらせた空翔、そして握っていた胸元を静かに話して呟いた
「そうか、アレクサンダーを倒すことが役目か……。それが終われば本格的に消える、そして一からやり直すってことが俺ーー?」
「あぁ、分かってるな……。だが、見失うなよ……やつは必ずどこかにいる……決着をつけろ」
そう言って、強い光を放ち目が眩んだーー
そして今度こそ目を開けた時は、砂浜の上だった
多分流されてこの島の砂浜に漂流したんだ、そうと分かれば探索を始める空翔ーー
もう彼には残された時間が無いーー













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