Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

新たな仲間と決勝戦当日

沈黙が続いた数日、残骸や復旧作業でバタバタしている神殿内ーー
ただ一人、浮かない顔をして空を黙って見つめていた
副団長が、裏切りそして龍刈り隊に射殺されそれでも自分の体より守った行動、他の誰にもできないーー
一方、空翔達はというとーー
強制的にと救世主として副団長補佐にされてしまった
ただひとつ気がかりなのがあった
それは、なぜアレクサンダーがまだ生きておりそして死なない不死能力的な力を持っているのか、そして思い留めていたことを式典の時おもわず口にしてしまうーー
「なぁ、神殿長……アレクサンダーって結局俺と似たような力を持っているってことなのか?」
「その質問に答える義理がない」
「なんで隠すんだよ!?こんな悲惨な状態なのに平然とした顔でなぜ隠せるんだよ!!」
原切は、慌てた顔で空翔を見つめていた
普通神殿長に、口を聞くのはまずありえなく平然に答えたものはなくただ一点張りに返すらしいがーー
「知ったところで何が出来る小僧、アレクサンダーという人物は主らが把握してる以上の力を持つとんでもない奴じゃ……場をわきまえろ」
「知ってんじゃねぇか……ならなぜ隠す必要がある?」
後ろを振り返り式典に参加した人たちに空翔は問いかける
「お前らもわかってんじゃねぇのか!今この世界に名を刻む最悪の敵アレクサンダーをこのまま野放しにする気か?目の前で見て、感じて、おぞましい力を感じただろ!なら何故止めようとしないんだ!」
「ちょっ!空翔!?」
ざわめき出す式典参加者たち、どうやらほかの人たちも同じことを感じていたらしい
そして神殿長にヤジが飛び始めるーー
「神殿長なんで隠すんだよーー!」
「この世界はどうなってんだよ!」
「救うすべあるのかぁぁぁぁぁ!」
「悠長にかますんじゃねぇ、大事な部分ちゃんと教えろ!」
いろんな方角から声が飛び次第に範囲が広がり始める
神殿長は杖を地面に強く叩き叫ぶーー
「沈まれたわけどもが!」
シーンとする式典参加者達ーー
そして一息ついてから、周りに向けて話す
「世界に名を刻むアレクサンダーは時空空間を複数持つそして彼のゆうとおり彼に似た力を持つ男だ……そしてこの世界ないいや、あってはいけない技術の発展これが何を意味するかわかっておるか?」
空翔は腕を組み空を見つめて呟く
異世界オレたちの住んでいた世界か……」
「その通り……どこからその人物達を集めたかはわからんが……主ら2人がこちらに転生するとき同時に奴が動き出したのだ……魔界の死者が抜け落ちた結果だ」
さらにざわめきがます、新事実と魔界の死者がこの世界に出回った事に驚きを隠せないーー
「人界、妖精界、魔界、冥界、平行世界パネルワールド複合世界ミックスワールド……この6の世界に最大の機器が訪れるじゃろう……そして偽りの事実を教えたのは紛れもなく奴ただ一人……話は以上じゃ……」
神殿の中に入っていく神殿長背中をただじーっと空翔は見つめていた
扉がしまるその瞬間まで黙って見つめていた
ざわめきながら式典が解散されて人々は帰って二人だけになったーー
「何い出すかと思えば……それくらいなら私も教えたのに」
「いや、この場にいる人達に教えなきゃダメだと思ってな」
「あっ……忘れていた……はいコレ」
ポケットから取り出した紙、どうやら資料の1部みたいだ
そこに書いてある字が読めなく頭を抱えていた
クスクス笑う原切、空を見上げながらなんて書いていてあるか言い当てる
「この世界に転生された2人の名前が東上空翔とアルッシュ・ロド・アクアこの二名の名前実はこちら側の名前ではない、ここでの名前はザックとリンの筈だが何故か似た人物が存在してる為取り消されたーーって書いてある」
「ザックだと、しかも似た人物がいるからって名前消されたのかよ!?」
「結論からすると、面倒になったから……?」
「いやおれにきかれてもなぁ……わからん」
階段を下り開けた場所に行くと近藤と瀬戸が門で待っていたーー
「さて、これはどうゆうことだ?」
「堕天使の裁き」
「一人言ってる意味がわかんないな……」
「まぁ、内部戦争だ……もしや終わったのか?」
なんと各チームのリーダが不在問題で進行不可能な状態のまま一週間ぐらい過ぎたらしい
正式に行われるのが明日らしいって告げられて近藤の顔にストレートパンチをする空翔ーー
「なんで今知らせんだよ?もうとっくに終わったと思ったんだけど!?」
「ぐ……終わってはおらんぞ……早く戻るんだ」
「仕方が無いなぁ……空翔行くぞーー」
ドラゴン召喚する原切、そのまま飛び去ってしまった
2人は移動テレポートで消えてしまった
となると俺はただ1人ここで何をすればいいんだ?と疑問を抱きながらくるくる歩いてるとーー
刻印が現れて強い光を放つ、それと共鳴するドラゴンが現れたーー
「よし……とび……ってどうやるんだこれ?」
ドラゴンの背中に乗ったもののどうすればいいのか考えて3分後ドラゴンが喋るーー
「普通に飛べっていえばいい」
「おわっ!?お前喋れんのかよ!?」
「リアクションはいいから早くしてくれ」
「飛んで下され」
羽ばたくドラゴン、そして自分がボケて滑ったのでなき目で空を見渡すーー
たどり着いたあの砂浜、に落ちる空翔ーー
「サンキュードラゴン」
「ドラゴンでも普通のドラゴンだからね!」
突然青白い光を放つ、眩んだ目を開けた瞬間目の前に仁王立ちする少女がいたーー
ぼやけててよくわからないがなにかに触れた気がする
「どこ触ってんのよバカ!!!」
「ぶべらっ!!?」
「まさかお前のようなやつが、主だというのか!?認めたくない!皮肉よ!変態だよ!」
砂辺で転がったまま海を見つめていた
波のせせらぎと奏でる相棒ドラゴンの愚痴は案外悪くない気がする
だって波にかき消されるなにも愚痴が聞こえないから
「ーー主いいかげん鼻吹いて起き上がって!」
「主じゃない空翔だ!名前くらい覚えろ」
「うぐっ……!?ひどいよ!」
くっこれが噂に聞く小悪魔系女子か……手強いって思いながら砂辺を走り去る空翔ーー
見つめれば見つめるほど目が離せなくなるからだ
「あーーー!待って逃げんなーー!」
自分の自宅に帰るのは何日ぶりだろうか……玄関に新手が一人増えるわけだ……開けたくない!
恐る恐るドアを開けると、誰もいないし靴もない
「……置き手紙?」
書かれてあったこと、アクアは模擬戦会場で待機、(大)アクアは入院中と書かれてあった
「へぇ、ここが家か……余り変わりがないな」
「ってお前勝手に家にあがるな!」
「嫌でもしょうがないでしょ……規定だし」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ドラゴンと絆を深めるために共同に暮らす必要があるーー
竜騎士規定1部章より
本に目を通さなかった空翔は後悔したーー
それより、擬人化ドラゴンと言ったところ……頭触ればどうなるんだと思い邪神むき出しで後ろからなでてみた
「ひゃう!?触んなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
結果、壁に人形のあとが残る
かなり顔を赤くして怒るらしい、あまり効果がないが
だって身長が低いし威力が感じられない
「子供扱いするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
心読まれてかなりひどい……てか生ゴミ場所に捨てられんのはどうかしてるって思った瞬間プレスで焼かれた
「なんなんだ……あのツンデレドラゴンはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ主をまっ黒焦げにしやがったぞ」
朝まで彼は一睡もできずに朝を迎えてしまった
何故ならば、風呂に入ろうとすれば途中から入ってきて窓カラスから外に投げ飛ばされるし
寝てれば、とんでもない握力で体に巻き付くし寝苦しいより死んでしまう事を感じた俺は外で待機してれば勘違いされて泣かれる、どうしたらいいのか悩んだまま朝を迎えてしまった状態だ
「んー、おはよ……」
「おはよう、そしてお休み」
「えっ!?ちょっと起きてよ!」
体を揺するが爆睡したため全く起きない
悩んだ結果、とりあえず放置して起きるのを待つ事にした
日没まであと数時間ってところで、スマホのバイプが鳴り響くーー
布団をもぞもぞしながらスマホを手に取り電話を受け取る
「いつまで寝てるの!?」
「あっわりぃな原切……今日もダメだ明日頑張る」
「何言ってるの空翔、対戦相手が集まり始めてる……早くきなよ!」
寝息が聞こえ始めたので原切は大きな声で叫ぶ
「早く起きろ!じゃないと後々後悔するぞ!」
「後々……って何があんだよ!?」
「来てからのお楽しみだじゃ」
「あっ、おい……ちっ切りやがった……」
椅子に座ったまま寝ていたドラゴンーー
名前つけてないことに気がつく空翔、悩んだ結果サヤカって名前にしたらしい
理由攻撃的すぎてしまうさやを忘れてるのでサヤカ
資料を焦っている音で起きるーー
「ん?もう夕方……」
「さておきたことだし……行くぞ」
「あと3分」
「それいったら次起きれなくなるだろ!?」
なんとか会場に入り込めたサヤカと空翔、待っていたメンバー達は驚くーー
小さい方のアクアと同じくらいの身長だからだ
そしてかなり美少女……同じくらいの身長で美少女でもある小さい方のアクアは何故か胸を強調する
「おっ……焼いてるなぁ……」
「近藤何見ていってんだよ?」
「胸に決まってんだろ……同じぐらいだろあの2人」
「あっ」
何かが吹っ飛んでくるのを空翔はかわして近藤の顔に激突する
タライ?ぽい鉄物がどこからともなく飛んできた
試合が始まるまであと30分となった
優勝は誰の手にーー?



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