Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

魔物の脅威

凍結状態だったはずだが、ヒビが入り砕け散った
極度氷結状態の場合、普通の魔物ならば凍死するのだが
魔獣ビーストよりも遥かに違う能力ーー
人体研究により、謎の生命体人体入り込み悪影響を起こし暴走それが今こうして目の前に現れてるーー
「わぉ」
すると叫ぶどころか、口に空気を吸い込みそして吐き出すーー流れからしてプレス技のようだが少し違うように見えた
「へぇ、そのプレスを収集させてぶつける気なんだ」
無数の光線が集まり始めて、その学生服を着た人にめがけて放たれたーー
強い光を放ちながら一本の線を地面に刻みそして岩壁を貫いたーー
先読みして飛んだ学生服を着た少年は拳に魔法技を貼らせてそのまま魔物に目掛けて突進する
魔物もそれに反応して叩き下ろそうとしたーー
「悪あがきも良くないよ」
拳をその魔物の手に目掛けて打ち返すと、衝撃波で何が起きたが分からなかったが魔物の手をはじき飛ばした
バランスを崩す魔物ーー
「弱い虫ををひねればさらに変わった形になるよな、僕的にはあまり興味が無いけど……今回は別だからーー」
左手を手を広げて魔法を唱えた
「君を捻り潰したい気分ーーーー剣の無連型連射ソードアローすラッシュ!」
無数の数の魔法剣が現れて次々に飛ばしてくーー
砂煙が舞い上がり視界が悪くったがかなり効いているかと思われたがーー
「ーー!!?」
魔物の拳が学生服を着た少年にめがけて迫って来る
また同じように弾き飛ばそうとしたが、腕から微弱な血吹いてそのまま勢いが殺せずに飛ばされてしまった
その光景を、魔物の空翔は足元に立っており頭から血を流しながら見ていたーー
武装化より遥かに上の力、それがーー
「おい、俺の中にいる魔獣ブレイカー……お前の力貸せ…」
その問に反応した魔獣ブレイカー
「わかっていってるのか?それを何を意味するのか?」
迷ってる暇がないとわかっていた空翔
この際で、禁忌を使おうか使わないか……関係ないと思っていたーー
「わかってる……つもりさぁっ……んでも……魔物あいつに勝たなきゃ……」
「ふんっ……やってみろどこまで行けるか!」
自身の超回復フルケア状態を力に変換させる空翔ーー
莫大な力を手にする代わりに一つだけ消えてしまうそれが
彼が、また記憶を一部消すことに繋がるとは本人が把握してなかったーー
「うおぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
周りから砂煙が舞い上がるーー
砂煙を断ち切る空翔、姿はまるで擬人化の様だが全てが変わった訳ではなく一部だけが変わった
空翔は見上げる、魔物を見つめて近くにあった石を拾い投げ飛ばした
的中して空翔に振り向き叩き潰そうとした、だが空翔の速さが異常で気が付いたら魔物の眼前居てそのまま切り飛ばすーー
魔物は岩壁に勢いよくぶつかり、その後を一瞬で間合いを詰め寄せる
その予測不可能な速度と破壊力はまるでーー
魔獣ビースト……普通じゃありえんし……むしろ今の状態はかなりまずいきがするんや……ってだれにいって居るんや私は!?」
「っ……僕より強いあの敵と言い……あの彼の異常……僕の学校にはあそこまでの人居ない……彼は一体何者だ?」
「私が知る訳あらんやろ、つい最近助けられたばかりやそんで知ったばかりや……ホンマに未知な奴やあの人」
「へぇ、いずれ僕と手合わせ願いたいね……」
切り刻み、切り飛ばす、そんな連鎖を繰り返す空翔
魔物はそれよりも早く傷が癒えてるようだ
むしろ受ければ受けるほど巨大化していくーー
「なんや……あの魔物……なんか吸収してへん?」
「見てわからなくはなね……どうやら全攻撃はすべて魔物にとって餌をあげてる状態……何処かに弱点があるはず……」
「アレは何や?」
透子が指をさした場所、なにやら気持ち悪い生命体が密集しているーー
左足、右腕、背中、この3箇所に密集している様だ
もしかすると全てを取り除けば倒せるーー
「でもなぁ……アレや魔法防壁フェースバリアが貼られておるんや……あれをどう砕くんや?」
「僕に任せて……こんな時に備えた武器があるんだ」
取り出したのは、鎖と繋がれた剣ーー
「これを投げ飛ばせば……破壊くらいはできる……僕をからかったあげく腕を少しやられたからーー噛み殺すよ」
「おっ……おおぅ、そうやなうん……がんばろうや!」
殺気、恐怖、とんでもなく見せつける少年ーー
真の武器でどこまで倒せるのかーー?



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