Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#00048 世界危険視する少女スパイ

孤立都市ーーまだ知らない事だらけの都市ーー
異世界とはまた違った都市
よくわからないけど、複数の空間がねじれた特別な場所(仮説)だったーー
何故仮説かというと情報があいまいすぎるからだ
少なくともここの都市の何処かにあるはずーー


「さぁてと……ここかな?」


とある倉庫の屋根に飛び移りそしてしゃがんで左手をが翳して穴を開けるーー


「さてさて……例のものはっと……あったあった!」


倉庫を探し回り見つけ出して特殊なポケットにしまう
出ようとした瞬間に目にした何かがその装置に目がいった


「なんすか……これ?薄気味悪い……」


見つめていたら足元のボタンを気が付いていたら押してしまった、ブザーが鳴り響くーー
それと同時に見回りが走ってくる


「だれだ!?こんな時間帯に警報ブザー鳴らしたやつは!」
ドアの向こう側で騒いでるのが聞こえ始める
少女は少し慌てソロ脚であるきはじめる


「んげ!?見回り来るっす……早く逃げないと」


足音がだんだん近づいてきたが、彼女には秘策があった
わざと逃げるのを遅らせるかのように取り出したのは丸い玉だった


「コレっすね」
『誰だお前?』
『あちゃ...見つかっちゃいましたか』
『ん...お前どっかで見た面だな?』
『あらら...意外と情報が早いッスね。私感激してなきそうっすよ?』
『なーにー言ってんだお前?怠情の顔してるくせによ...自堕落したい感半端なく伝わってくる』
『うげっ!?女の子に向かって酷いなぁ...だ・け・どそんな男には私からの攻撃を受ける権利はある』
『意味わからん...ん?なんだそれはーー?』


丸い玉を取り出して見回りの人に目掛けて投げ飛ばしたの同時に屋根に開けた穴に向かって飛んだ少女ーー


「なんだ……この玉ーー!?」
『さようなら...むさい飯食って頑張りなよ』
『ゲホッゲホッ...!誰がむさい飯食ってなんか...!』


彼が見上げる頃には少女の姿がなく風だけが吹くーー
何かとは、いろんな場所を転々して情報を集めた時に面白そうな道具をテイクアウトして使うタイミングを狙って使うがたまに不発がつきもの……例えばイラつく人前に使うとかね


「ゲホゲホっ……何しやがる!?」
「おー、これはまた面白い玉だな...!」
「何言ってんだお前...ココ勤務場の事務所だぞ、なんで遊び感覚で使ってんだ!?」
『景気付けにさ、まぁ年中グラサンには理解出来ないと想うっすけどね』
『誰が年中グラサン!?俺か?それは俺なのか!?』
『貴方以外居ないと想うっすけど?何ならもう一発欲しいかな?』
『やめてくれ、明日学校に支障が出る...ってお前も学校あるだろうが!さぼんじゃねぇよ!』


少女は一枚の紙を取り出して男の顔に押し付けて話す


『飛びッ級で、卒業許可書まで頂いた天才ちゃんをなめんなよ低脳くん?(見下し目線)』
『そりゃあねぇぜ!人生的に異論的に何でこんな差があるんだよ!くそっ...一つ下のくせにぃ...!』


破壊力がある発言とはまさにこの事出ある
少女はかなりの努力家、周りからも信頼が厚い
故に何処と無く心に響く日常がないまま同じ日々を送る
例えるなら色がある世界があれば彼女には白と黒の写真並みに色味がない色褪せた世界を歩いていた
なんでスパイなんてやろうとしたかは...彼の強引な頼みでもあるが、面白そうだからだ
そっからだった、私に再び色がある世界が見れたのだった


この事務所に来てからまだ日が浅い...周りを見渡せば
見た姿とはヨボヨボの今にも倒れそうだった博士
左を見れば寝そうなバカ一人
まぁ、今見てる姿はーーなぜこんな凛々しく肌につやがあるムッチョなオッサンがただ1人しかいないーー
事務所入口付近でなにか騒いでいるのが丸聞こえなのだ


「俺の博士は今にも死にそうなじじぃだ!お前が博士ではない!さぁついて来い!」
「じじぃってなんじゃい!?私はまだピンピンした死にかけじじぃじゃない!てか博士じゃないって何じゃ!?」


博士はムッチョなオッサンに手を握られてドアの扉を開こうとするーー 


「じじぃは否定しないんだな?よしなら詳しくは事務所で聞いてやる詐欺しじぃよ!」
『いててっ!手がもげる!あれ?もげたんじゃね私の腕ぇぇぇぇぇぇぇ!?』
『もげて無い!そんなに元気なら事務所に行く価値あるな!』
『おのれ!この...ムッチョバードめが!』
『バード?私が鳥なら貴方は腐りちった鳥の残骸と言えるだろう!さぁ、入るぞー!』


ジタバタ暴れるが連行されーードアを開き引きづられながら取調室に運ばれた
その瞬間を少女は何気に眺めていた


「ふぅ……なんだコレは、若返りの玉ッスか」


屋根で座って玉を投げてキャッチしてを繰り返してる


「こんな訳分からないものを作る科学者達がよくわからないっすね?んーー!わたあめ食べたいな...」


数日後のある日、月を眺める少女ーーそして今日も任務の為ビルを飛び移るがーー
『んげっ!?』


そしてミスって下に落ちる
まぁ、こんな日々を繰り返してはや2ヶ月が過ぎた
高校卒業後とあるグラサンと出会ったのがきっかけで今のことが出来るーー
卒業式最後、桜風が吹きつけ寂しさと仲間の最後を惜しむ時に門口に1人つったてる男性私の存在に気づき近づいて来る


「よう、君今からどっかに行かない?」


そして、ワイシャツ半袖きた謎のグラサン付けた謎の男に話しかけられたーー
光らせたグラサンとかっこつけたポーズで街伏せていた感があるようにも見えた
あきらかなナンパだとわかっていても話返す


「あなたは……?見るからにナンパ……ですよね?」
「ナンパは、否定しねぇが……お前の能力を見定めた結果で上から指示下っただから俺について来い」
『いつ見定めていたんですか?キモ...』
『か、軽く傷つくなぁ...俺がしたんじゃない幹部がした。マニアックだけどな...』
『き、キモイ...私帰る!』
『帰るな...頼むからさ。』
『変態たちがなぜ私に...きしょいしキモイから一回ドブ川に洗われてきてよ』
『キモさがアップするだけだそれは!あー、いいから来い...』


とりあえず軽い気分で付いていく事にした
いやそれ以前、ナンパした事を否定しない馬鹿は初めてだけど...なんだろうこの人にある違和感はーー?
商店街を歩く二人、さらに突き進み路地裏に向かう道に止まる


「なんですか……此処は?」
『まぁ分かる...先に進めばな』


狭い路地裏を歩くグラサンと少女ーー
一見シュールな絵だが、自分の胸が擦れそうなギリギリな狭さだ
『この人わざとこの路地を歩いて胸が擦れて汚れたのを狙ってる...服脱げとか言ってさ。さっきからチラチラ見てるしキモさが跳ね上がるよ?』っと思いながら歩く
そしてやっと、狭い路地裏を抜けた


『ねぇ...こんな所歩いて何があるの?』
「……この先に本部があんだよ」
「はぃ……?本部って何の?」


うす黙ってひたすら歩くグラサンーー
なんだかんだで一時間くらい掛かって
ようやくその本部とやらに着いた


「……ナンパして遊んだ時間が潰され...今思えば遊んでいる時間の方が有利だよマジで……時間大切にだな」


その本部とはかなり小規模すぎた民間1件と横に配置された自動販売機ーー
かなりまじまじヤバイ系を察しする少女は...逃げる体制をとろうとした時だった
少女は肩を掴まれグラサンから耳元でつぶやかれる


「今ここで、逃げたらお前抹殺されるから逃げる体制は取らない方が身のためだぜ」
「キュピィィィ!?」


思わずいつも口にしない悲鳴が出てしまった
そんなことを知らぬ振りをしてグラサンの男は扉まであるきはじめる


「さて、入りますか……」
扉に手をかけてゆっくり開けて中に入ろうとした瞬間蹴り飛ばされたーー


「いってぇ!!」
『遅いんだよ!待ちくたびれてゲームクリア三回してしまったじゃねぇかよ!』
『あん?道を補正しないお前がわりぃんだ!てか、クリア済みを3週して飽きるだろ普通!』
『やり込みが足りてねぇんだよ!さて、早く入れ』


そうグラサンを蹴飛ばした人こそどうやら空翔っていう人と繋がりがある見たいらしい……
まぁ、そんなこんなでいろいろ叩き込まれた私は身軽だからという事で存在消ステレスを覚えさせられた
まる二日、それ以外の勉強の日々が続いていた


そしてある日ーー
なんかのメールが届き目が覚めた
そして、二通のメールから呼び出しメール
少女は頭をかいて仕度をして外に出る


「んでも……人使い洗いっすね……なんすかコレ……2人して似た文章だけどなー?」


メールを見返す限り、2人の文章が似ていてひとつ違うとすれば、ナルシストとナンパの最後に使う言葉以外は言葉は違っても意味が似てるーー


「ナルシストとナンパ撃退っと……送信すればいいかな?」
少女はそう書いて返信した、すると一通帰って来る


『今は...寝る時間だ...ガンバ』
『あー、完全に人事だと思ってんなグラサン!』


まぁ、たわいない日々だった
その後にグラサンの名前を知ったけどね
ビル影を背後にして巨大な建造物の建物を見上げる少女ーー
「行きまますかね!」


月明かりが照らす中建物に向かって走る少女だった 
そしてグラサンは、駄菓子屋に1人携帯画面を眺めようとポケットから取り出そうとしていた


「んでも……あいつ何してやがる?」


携帯をポケットから取り出していじりながらアイスを口に入れて画面を見つめる小隆太、それを見て空翔は呟いた 


「食べるかいじるかどっちかにしろ、んでアイツって誰だよ?」
『!?』
『うお!なんだよ!?』
『居たなら教えろ相棒!』
『むっ、ハイド高いか...』
『いや、ただ気付かなかっだだけだ。それ関係ない』


空翔の座るベンチに腰掛ける小隆太そしてアイスを左手に持ち呟く


「俺が2年の時、スカウトした居てさ少女さぁ……名前は朝比奈って言うこさぁ」
「朝比奈って確か……誰だっけ?」


「おめぇ……仮にも後輩だぞ……そんなことも忘れっちまったのかよ?」
『んー?後輩ちゃんにそんな子いたとはね...』
『覚えてないならいい、頭は遥かに優秀で高校なんて行かなくても卒業許可書まである優れたこさ』
『なんかお前が言うと僻みに聞こえるな?』
『なんで分かった...?』
『お前さ既に人生的に終わってるからさ、わからなくもないな』
『それってさ、フォローしてるつもりか...?』


ラムネ瓶を口にくわえたまま空を見上げる空翔ーー
少しだけだるそうな眼差しで小隆太は話す


「駄菓子屋によるのはけっこぅだが……料金払ったのか?」
『......(空翔はラムネ瓶を椅子の上に置く)』


そのまま明後日を向き、無言で立ち去ろうとする空翔の腕をつかむ小隆太ーー


「待て待て!お前まさか……」
「わりぃな……ただでさえ2人少女と暮らしてる……育ち盛りのせいが知らないけど食べ物が……消えっちまったんだよ」


今にも死にそうな眼差しをして小隆太を見つめる
そんな事は通用するはずもなく小隆太は話す


「てめぇ……何時から美少女達と一つ屋根の下で生活してんだよ?」
「全て、2週間前……奪還作戦後の話……」
『へー、人生的に勝ってるなお前も...怠惰してもいい?』
『すればいいが、料金は払わないぞ』
『それはお前が言うセリフじゃない!』


苦笑いをする小隆太……何故なら空翔の目線が笑ってなく果てしなく違う世界を見てるからだ
『料金は...誰が払うんだい?』
「おばあちゃん、このグラサンがすべて支払うっからあとは頼みましたァ」
『ちょっ...てめぇ!』
『悪いな、人間はどちらかは柱を持たせるために存在する...じゃな』
『ただの押し付けじゃねぇかよ!?ちっ...逃げ足は速いな...!』


ふらふらしながら燃える炎天下の中を走って帰った空翔
その背中をただ呆然と見送る小隆太だった


「そこの人……全額払えるのかい?」
「額次第ですぜおばあちゃん」
オバチャンは電卓を使い計算を始める
パチバチ電卓をうち結果を見せるオバチャン、その額を見て驚愕する小隆太ーー


「んげ!!100000円だと!!?」
『商品が片っ端から食われてねぇ...』
『ば、バカなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』


何故、その額になったという説明をするおばあちゃん
毎回、彼が連れて歩いてる少女達が食べに来てそのまま払わず逃げ出してしまうのを度々見かけたらしい


「空翔が、目を離してるすきって事になるのか……幼女代を払うとか何たる幸福?...かこれ...」
『大丈夫かぇにいさん?』
『だ、大丈夫...稼いでるから...地球には優しくない額だが...はい』
『ありがとうね〜冥府にいるじいちゃん泣く〜』
『あぁ、冥土に居るのね...はぁ、俺の懐も一足先に冥土入か...』


その後、小隆太は全額払った後に本部の人が騒ぐ...それは何者かに基地を破壊されてしまったーー
帰る場所も失い、どうするか考えた結果


「空翔……お前のせいで住む場所なくした……数週間だけでいいから住ませてくれ」


突然家に押しかけて土下座をして頼み込んだ小隆太


「わかったけどよ……今の現状把握してくれ……って事で金出せ」
『真性のゲスが現れたな!ちっ居候代は後でやるよ』


家をドタバタ暴れる少女2名……楽しすぎて壁に穴を開けたりとなんだか見てられませんっというレベル
「なるほどな……一人の手じゃおえないなこりゃ……」
こうして一人増えて何故かよくわからなくなったーー
とりあえず、夏休み期間が終わる頃には帰るらしい


夏休み風景が一変する出来事が起こるとは誰も想定してなかったーー



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