Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#00044 ライブに呼ばれた

炎天下の中、なんかのアイドルのステージに招待券を送られてきた空翔
自宅から離れたくはないが、アクアが『友達から来てるならたまには外に出て来たらニート?』っと合われ目で見つめられてしまい仕方がなく見に行く事にした……そして会場につくなり空翔は小隆太を蹴飛ばしてしまった


「テメェ!音沙汰もないなって思ってたら、俺を蹴飛ばす選択しかなかったのか!」
「わりぃわりぃ、今回のアイドルを見ようとするとなんかテンション上がるって思ったついでに蹴飛ばしたドルたく」
「お前なぁ、だからってこんなに通知をだな...ってなんつー眼差しで見てやがるんだ!」
『哀れだなぁってな』
『ニート化しそうな奴にだけは言われたくないんだが!』


その時空翔は、小隆太からはみ出てる紙を見つめた
『それ...何だ?』
『ただの宣伝代わりのピラだ』


取り出したのは、なんかのチラシがどっさり……しかもそれは空翔も知るあの人物が掲載されたチラシの山。それを見て空翔は『小隆太って真のアイドルオタク略せばドルたくなのか』と思いながら会場に入る2人ーー


歓声客が端から端までびっちり居るなか、小隆太と言うと
背後でなんかの取引をしているのが見えた


「記念品、これを5万ぜルアーッでどうだ?」
「ふっ、5万ぜルアーか……もう少し上げろ」


聞いて驚いたんだが、ここの人たちの中で金持ちがやけに多い気がする。そして美咲は弟を亡くしてまだ一ヶ月もたっていないそれを思えば『よく表舞台に出れるなぁ……やめればファンがなくし美咲自身もやることがなくなってしまう。それよりもココでグッズ売買はまずい気が……』って思ってしまうんだが...
そう空翔は思った直後だった


「君たち、ちょっと事務所まで来てもらおうか?」


マッチョ姿の警備男が現れてたのを気が付かなかった小隆太は事務所に連行されてしまった
勿論刃向かった結果のオチで背負われてしまったまま連れていかれてしまった
それを唯眺めて連れてかれる行く末を眺めていた


「何やってんだよあいつは……?ライブ始まる時間過ぎてるよな……。そういえば、あいつと初めてあった時……誰かに絡まれて無かったっけ?」


記憶を探り始めた空翔、そして思い出した。未来に呼ばれた時、今見たくどこかのアイドルが来ないという路上ライブがあった事をーー
空翔は、会場飛び出して走り出した。そうとうくない場所で美咲がどこかに連れ去られる所を離れた場所から見えた


走るだけじゃ追いつかない奴らは車だからだ...となれば、精霊の力を借りる事にした。そして空翔は心に話しかけたーー


「ブレイカー……寝てんの悪いが起きろ」
「なんだ……やっと力を使わず自力に戦ってきたクセに今頃何のようだ……」
「少しは借りただろうが!忘れたのか……まぁいいさらわれた奴を追うため脚力でもいいから力貸せ」
「部分体は難しい……彼に頼んでみろ……念じれば出る」


ブレイカーは、何かの紙をくわえて空翔に渡してから消えて行った……その紙に書かれていたのは炎帝のエンペラーだったーー
やもえず念じてみると……暑い熱気を放ちながら現れた
そして、剣を床に突き刺して空翔に話しかけてきた


「ヌシが、契約に縛られし物か……我はエンペラーだ淡い蒼き火焰を揺らめく炎帝だが、一様神族だ」


「脚力だけ力を貸して欲しい……のと怖いな。話に出てきたけど……見た目と違うなぁ。てか暑い!」


エンペラーは手を合わせて、空翔の足に蒼き火焰がやどり始めた……そして空翔に告げる


「噂を信じるより目で見たものが普通に信じるであろう。さてヌシに、架けられた契約の数……およそ10存在する。その体に刻まれた見えぬ数の刻印、世界を救うために集められた神族の力……たがこの世界を救った後ヌシの体は持たなくなり消える。」


空翔は、やや驚きを隠せなかった。そしてエンペラーに聞き返す空翔。


「世界を救ったら俺の体は消える……?それは一体どうゆうことだエンペラー?」
「ヌシは、違う世界で死んだ。そしてこの世界に引き込まれている間に、複数の託された能力を刻印として体に刻み込んだ。勿論我々、神族もまた死んで消えている存在。なら何故と思わんか?」


確かにそのとおりで謎だらけだ……最初からにして変な力が使えて、そして契約を切られていたみたいな感じで現れる奴もいる……なぜこの俺に託すのが一番わからないことでもあったーー
言葉をつまらせて下を向く空翔ーー


「理由……それは君が背負いし運命。ヌシの妹は、転移で問題は無い……がヌシは死んでいる。死にゆくものの力を悟れば蘇らせてまでこの世界に呼ぶそれが……この世界の規定だ。」


空翔は背中を向きエンペラーに腕を振りながら戻っていった。その背中を見てエンペラーは腕を組み切ない表情で上を見上げて呟いたーー


「体は向こうの世界、魂はここの世界……。普通なら分かれることもない……たが、彼を救う選択は無い……仮にこの世界に住む自分と対等になれば良いが。それそうと彼は...たどり着けるか?盤上の挑戦へとーー」


空を見上げていた空翔、そして足から蒼き火焰を出してビルを飛び移りながら加速していくーーーー
彼には、悩んでる暇がない。その力が尽きるまで足を止める気は無い様な眼差しをして追いかける。
車は1箇所の廃地に止まり中に入って行く姿を、真向かいの倉庫から眺めていた。そして飛び降りて見回っていた人を蹴飛ばして気絶させた


「ふん、つまらぬものを蹴ってしまったっとまぁ...行きますか?」


中に入っていく空翔、周りが真っ暗で何も見えない
そして入口がしまった瞬間ライトがついた


「やぁ、さて今回は...?ってお前どっかで見た面だな?」
『知らねぇな...お前とあった記憶ないんだが』
『ま、まぁいい...んで金よこせや?』
『はぁ?継承金なんて聞いてないぞ、お金なんてないし』
『んじゃお前何しに来たんだよ!?』
『ただの救世主さ、そこにいる女子のな』
『空翔...』
『けっ、ただの糞リア充か?なら無差別に殺しちゃっても構わないよなぁ?』
その男は、拳銃を取りだして空翔に銃口を向けた
だが、空翔は怯えるどころか呆れたような感じで口にした言葉がーー
「で?それプラガン?」
「あん!?これの何処がおもちゃっブグゴァーー!?」


頬を殴り飛ばした空翔、そして不良のひとりは回転しながらゴミ箱に突っ込んでいく。周りがざわめいていたが一斉に射撃を始めた不良達ーー
その瞬時に一斉射撃、だが空翔にはスロー再生たような感じにしか見えていない
『ヘットショットとはなかなかだなあんたら...だから代わりにこれをプレゼントだ...受け取れ!』


そしてにやけてある技を仕掛けていたーー
周りからしたら、串刺しみたいな感じにしか見えていない
砂煙が舞い上がりそれを見て不良は笑いながら話す


「これで死ぬんなんてなんて不幸なんでしょう!ギャハハハハハハハハハハハハハハ!」
「これでーー殺せると思ったか?『さっき言ったよなぁ?プレゼントをいけとれ』ってなぁ!」


砂煙が消えると青いフィールドを貼っていた空翔、そこに弾丸が止まっていた。そして空翔は手を払った瞬間全ての弾丸が倍速ではじき返された


「すべて返させてもらったぜ薄きたねぇ弾丸をな……だがチートレベルの強さを誇る俺には……無意味だ!」


周りが次々倒れていく、そしてリーダーの目の前まで行き
見下した眼差しで空翔は話しかけてきた


「雑魚が何度でも死なない世界はもってもほかだな……いやそれは俺だけか何度もな。まぁいいや、おっーー!」


頬をかすった短剣の刃、リーダーは好きを見て攻撃をしてきたのだそして立ち上がり突進してきたーー
空翔は、かわして手刀で短剣を弾き落とさせて手を握り引き寄せたの同時に蹴飛ばした。リーダーは鉄壁に頭をぶつけて気絶した……そして空翔は美咲の縛っていた縄を切り落とした


「けっ、ふういうちはきもわりいな。美咲待たせたな」
「慣れてるからへーきよ、また助けてもらっちゃったな……」
「慣れちゃいけないよそれだけは!まぁそのだな、助けなんて何回でもやるさ……俺が生きてる限りな」
「ふぇ!?よ、よくそんな言葉を平気な顔で……女の子に向かって言わないの!」




首をかしげて、空翔は振り返って外に出た。そして海を見つめていた、気がつけば夕暮れ時海辺の街灯がつき始める
美咲は、飛びつきたいのは山々だけどその後ろ姿を見て不思議と違和感を覚えていたーー


「何だろう……?なんか忘れてる気が……」


空翔は、慌てた顔で美咲の元まで走り手を握ってっ話した
「えっ!?な、なにかよぅなの?」
「ライブに戻るぞ!連れ戻すためにここまで来たこと忘れていた!」
「えっ……あぁそうなの……?」
「忘れんなよ!」
「わ、忘れてなんかないよ!」
『なら、走るぞ!』
『......(握られてを見て少し照れ顔する美咲)』


二人は走り出した、ただこの時間だけは大切にしたいと美咲は密かに思い抱いた
そしてライブ会場に着いた。その後の流れは時間は遅れたが楽しそうに歌っていたーー
するとマイクで何かを言い出した美咲ーー


「遅れてきたけど、みなさんが待っててくれてありがとう!今日は、いろんな事あったけどそんな時思いついた新曲いちゃうよーーみんな準備はいい?」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「それではおききください、この大空に架けて!」


新曲とか聞いていなかったが、実際は美咲に10曲しか歌っていない。新曲は半年ぶりみたいだ……なかなかいい曲で奏でる曲と歌がマッチして透き通る歌声で魅了するーー
ファンは泣き出せば、逃げ出すまで……そして真剣に聞いていて感想まで書き上げているものまで居たのだ
そして、ライブが終わった後帰ろうとしたら。美咲に呼び止められた、後ろを振り向くと衣装来たまま出てきた美咲は空翔に話した


「どうだった……?あの後のライブだったけど……」
「良かったんじゃねぇ……、衣装も似合ってるしな」
「ありがとう!それじゃマネージャーに呼ばれてるから戻るね」
「あっ待てよ、美咲これやる!」


美咲が後ろを振り向いた瞬間、空翔が投げ飛ばした何かをを受け取る美咲……何故かほしがっていたキーホルダーだったそして空翔は話した


「今日誕生日だろ、忘れてないよな?あんま慣れないことしたくないけど……」


キーホルダーを見つめてにやけてながら空翔に話す 


「忘れるわけないでしょ!ありがとう大切にする」 


そのまま振り返って、スキップしながら美咲は会場に戻っていった。
かのように見えたが、美咲が慌てて戻って来て空翔の頬にキスをして逃げ出すように去っていった
同然空翔は、驚きのあまりに逃げ出す美咲を呼び止める声すら出なかった
美咲が会場に疾走して戻っていく姿を見た後、あたりを何故見渡しながら探していると小隆太が廃棄所に捨てられていたのを見つけて話しかけた


「売買した後にゴッツイおっさんに背負われて、あげくのはてに廃棄処分か……お前に丁度いいんじゃね?」
「うるせぇ……悶絶受けまくって、ライブが終わっていた……気がつけば廃棄所にいたんだよ……ってそのサインはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
『あ』
『てめぇぇぇぇぇぇ一回お陀仏にしてやろうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』


空翔の首襟を揺さぶり始める小隆太、そして空翔は手を握り廃棄所にぶん投げた。そして青い火焰を当たりに焼き散らした、歪んだ笑で空翔は話し始めた


「お前の為になぁ、わざわざサインまでとってきたのによ……あまりじゃねぇのさっきの事!廃棄所と一緒に燃やすぞ廃棄処分不燃帯野郎!」
「なに!?マジすみませんでした!」
「もう許さない、俺氏もうマジ怒ったぜ☆」


不敵な笑みを浮かべて足を地面に強く踏みつけた瞬間当たりの物を焼き尽くし始める……グッズ共に燃え始めていくーー
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?』
小隆太の悲鳴がその夜鳴り響いたそうだーー



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