Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#0038自分自身が敵エピローグ#2

ドス黒い自分の姿が目の前に居るなんて想像できますかーー?
事実上、あるはずがないのに「あって」そして「居て」しまって目の前に「居るはずがない自分」が現れてるーー
正直、実際目の前にするとは考えてもなかったーー
ただ、奴は俺の「違う」何かを感じるーー
危険だけど何故だろうか……俺の「足りない」部分がココにある気がしてーー


「お前……何もんだよ?」
「空翔にそっくり……なの」
十百香から聞いてたが、自分と瓜二つだとは……思いもよらなかったーー
「…………」
「だからアンタ何もんなんだよって聞いてるんだよ!!」
奴は俺を見てにやけてるーーやっと会えたかのようにーー
「フフフッ……」
不気味に笑い出す擬似型影人間シャードコピーーー
空翔は苦笑いしながら喋る
「な、なにがおかしんだよ……?」
「フツウハ、この世に存在シナイフタリがメノマエニイルノガオカシクテ」
すると自分と似たフォルムで攻撃を仕掛けてきた
突かさず、渚からもらった剣で攻撃を受け止める空翔ーー
ドンって鳴り響き周りのガレキが一気に吹っ飛ぶ勢い
「ふぁっ……なんて言う風圧なの……?」
「レル……隠れてろ……」
空翔がそれを口にした後の事ーーー
空翔の体から赤黒いオーラ的なのが現れ始めるーー
「待たせたな……俺の内なる魔獣よ今こそ俺に力を与えすべてを切り裂け!」
姿が変わり始めたーー
黒い服装に身を包み赤黒く染まった剣、髪の色は半分赤そして黒そして一番の特徴が両目ーー
「空翔……なの?」
「あぁ……そうだ!」
レルをチラって見て左手を前に出した
「早く、飛ばされた奴を見に行ってくれ」
レルはうなずいてその人の場所に向かった
「!?」
「何驚いてんだ……お前と同じだろ?」
「バカナ……データヲ上回ルダト……?」
「はっ……データの元で動いてたのかよ。なら、下記くわいときな……半獣化はどの獣化よりも危険だってなぁ!!」
空翔は走り出す、擬似型影人間シャードコピーはいくつかの呪文や技を繰り出すが擬似型影人間シャードコピーの予想を上回る速さそして的確な打ち返しーー
「グ……!」
半獣化は、余りにも危険な技……半分が自分半分が獣化能力、その際に現れるのが目、左目が水色、右目が赤に変わり左目が速さを表す、右目が攻撃力を表すただしコレはまだ浅いこれ以上の開放を使うと自身が制御不能に落ちるーー
人形ダミーこの程度かよ」
「……他者ノ一撃ブレイズ
剣破が襲いかかってくるが空翔は右手の剣で真っ二つに切り捨てる
「他はないのか?」
「クッ……クソガァァァァァァ!」
「…………」
いろんな技を使ってくる物の今の空翔には通用せずすべて弾いたり切り捨てるーー
「ナンデダァァナゼキサマガソンナニツヨクナッタ?キサマトオナジチカラナノニ、ナゼダァァァァナゼソンナニーーー」
擬似人間彼シャードコピー
これは、本来ならば存在すらしていない
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ナン……ダト……!?」
これで終わったはずだがーー
戦いはまだ終わってはなかったーー
「貴様……オナジチカラァ!?」
黒き陰陽な存在でもある彼はーー
影自体を自由に扱える人の形ではないが、それを全て自分に置き換えて吸収する
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……アフレルチカラ……コレヲマッテイタンダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「まだ戦えんのかよ……!」
「ハァァァァァァァァァァァ……」
影が1箇所に集まり始めてそれを振り落とす彼ーー
空翔は、剣を横にしてガード体制に入った
だが、力強よ過ぎて弾き飛ばした頃には剣が欠けてしまった
「吸収……あとは引力の強さが……これを相手にどうすれば……」
第2撃目が、発動された体制を立て直し空翔は技を使う
「シャイニングフラッシュ!」
強い光をはった一撃だが相手の技に飲み込まれてしまう
「んげ!?光すら飲むのかよ!?」
「マダオワリジャナイ……ソシテカツノハオレダ」
2箇所から飛ばされた影ーー身動きが取れなくなり一撃を食らってしまった
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
壁に激突しながら転がる空翔ーー
その様子をレルが見ていたが……相手の邪気の強さに怖気つく反化学者リターンフリーアーサーは、立ち上がって空翔のもとに向かうーー
「お嬢さん……空翔たちの連れなんだよな……なら頼まれてくれないかーー?」
その言葉は、彼が最後にいった一言に近かったーー
死ぬのを覚悟して、何かを捨ててまで守りたかった人とはーー
「コレデオワリダァァァァァァァァ!!」
「いや、まだ終わりじゃねぇポンコツ……」
闇に染まりけながらも腕を切り落としたアーサー
そして左足右足を切り落として閃光フラッシュで飛ばした
「大丈夫かよ!?血塗れじゃねぇか……」
「俺の事はどうでもいいーー」
頭にゲンコツをするアーサーそして微笑みながら呟く
「どうでもいいわけねぇだろ?どうでも良かったら今この時に切り殺すぞコラァ!?」
特性の何かを体に振りまかれたーー
投げたびんを見たらドクロマークが入っていた
空翔は思ったーー俺死ぬんじゃないかな?
「これでよしっと……あれなんで泣いてんだよ?」
「その瓶、ドクロマークのシール貼ってあるじゃん……」
アーサーは、投げた瓶を拾い上げて見つめた
ただ向こうを向いて考えていたようだ
「この瓶……なかなかロックじゃねぇ?」
「ロックじゃねぇよ!ロックを全く感じられねぇよむしろ生命の危機が迫ってるマークだろそれ!」
頭をかきそしてそれを敵に向けて投げたーー
その瞬間、ガレキが崩れ落ちてきて1箇所に集められて一つの塊になった
「ヤミヲ……ナメルナァァァァァァァァ」
垂直落下してくるガレキの塊ーー
アーサーは、剣を構えてガレキの塊を一刀両断したーー
彼に背中を向けた瞬間ーー彼は剣型に変形した手でアーサーを追いかけるーーアーサーに呼びかけた空翔ーー
「アーサー後ろ気おつけろーー!!」
その声を虚しく、背中から腹にかけて貫かれてしまったー
剣型した手を通ってゆっくり血液が地面に落ちる
血溜まり、出来始めたーー
「ぐはっ……俺としたことが……あとは……任せた……空翔っ……」
ゆっくり地面に落ちるアーサー、気が動転してただボーとしていた
「ゼツボウコレコソガスベテノチカラ」
そうつぶやき空翔に、切りかかるーー
首元を跳ねられそうになった瞬間、空翔は右手でその剣を掴みそのまま持ち上げて投げた飛ばした
空翔が、アーサーから掛けてもらった薬品ーー
超回復フルケアとは違う別のものだった
混合(フルミックス能力というものだった
混合フルミックス能力とは、あらゆる力をすべて使える能力、魔法の混合させたり魔術を使えるようになったりと様々一番の時朝的なのが現実物イメージしたものを具現化にさせることが出来る
「アアアアアアアアアアアアアアアアアア」
攻撃してきてもイメージを膨らませればーー
反射カウンター!」
はじき飛ばす事も可能、触れたものを握りつぶす力もある
「グァァァァァァァァテメェェェェブッコロス!」
いわば異能力イレギュラーの存在で超能力者へなった空翔ーー
「お前に負けるわけがねぇだろ?どうした擬似人間シャードコピーかかってこないのか?」
挑発をする空翔、それにムキになった彼はーー
影の力を最大にした強化技で切りかかりに来る
だが空翔は、にやけていたーー
すべての攻撃をかわし弾き飛ばしたりして左にかわした瞬間技をぶつける
「ゼロワーストフリー」
空翔は、左指をふった瞬間物凄い刃型と亀裂が入り込みかわしきれなかった彼は腕1本打ち下ろされた
ふらつきながらも彼は、それでも向かってくる
その度に、弾かれて技を喰らいまくるーー
「ナゼダァァァァァァナゼカテナイ!?」
「それは、お前には守ってくれる仲間がいない……それだけじゃ勝てねぇよ!」
「ヴッ……ヴォアァァァァァァァァァーー!?」
「勝てねぇって言ってんだろ!もういい……お前俺の中に帰れ」
元々、半分能力があちらにあり俺はこれまで半分しか力が使えなかったーー
剣を突き立てて刺す空翔、そして耳元でつぶやくーー
「お前の負けだーーさぁ戻ってこい」
空翔の、剣から強い光が放たれ闇を除化していく
彼は闇が消えて普通の状態に戻る
こうして並ぶと瓜二つで双子みたいだ
「負けたものは、しょうがないか中に帰らせてもらう……」
「その前に……なんでお前が抜き取られたんだ?」
「さぁ、謎の力って言った方がわかりやすいかな?その力で能力が半減されたみたいだね」
目の前で強い光を放って消えたーー
その後、いろいろあったが唯一言えるのが
アーサーの死ぬまえにレルに何かを頼み込んだこと
それを聞こうとしても、話をそらすし何故かふてくされて
意味がわからないがこれはこれでいいと思う


「ぐっ……アンタ空翔の仲間か……?」
「そうだけど……大丈夫なの?」
傷口が黒く染まってる部分を手を当てて打ち消したレルーー
「……アンタ何者?私たちの力でも消せなかったのに……それを簡単に消すとは」
照れくさそうに笑うレル
反科学者リターンとは言うものの……全員が倒れてた……まぁほぼ運動してなかったからな……」
普段着を身にまとい赤い髪の毛が、風になびくーー
足音が聞こえる……レルは建物のから外を覗くと空翔が歩いて向かってきてるーー
「空翔なの」
「まさか倒してしまうとはね……」
左耳に手を当て仲間に知らせるーー
「あー……暑いな……」
「よぉ、空翔」
周りを見渡したが誰もいなかった
「上の方を見上げろ」
言われた通り上を見上げると一人の男が空中で空翔を見下ろしてる
「おいおい、そんな力あんのかよ?」
「無論だ……あるにっ……おいもう少し引っ張れよ!」
両サイドのビルから見えない紐で引っ張ってる2人が見える
「大変だな……変なひとに付き合わされるの……」
「変な人ではない遊びチルドレンバードじゃい!」
「なんかめっちゃ恥ずかしい事言ってない?あのおっさん」
軍事服を着てるおっさんとその子分達を素通りする……
「あっ……居たよ!」
「空翔先輩!!」
未来達はは手を振り、空翔はそれに答えて振替す


夏休みがまだ終わらないが半分が犠牲ーー
だが、これから先、どんなことが起きるか分からないけどそれを立ち向かう俺達はまだ続くーー









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