Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#0005伝説の由来

宗次郎はゆっくり歩き、二人の肩を掴かむ


「ともあれ、君達があの伝説と言われてた2人だね?」


何を言ってるかよく分からない
伝説ってまた違う人を意味するってこと思い描く二人をよそに、話は進む


「そちらのげすい顔の、空翔くんだよね……?」
「はぃ……?」


初対面の人「げすい顔」と言われたのは初めてのことだが
なんだがイラつくから、もう殴り飛ばしてもいい?って感覚をこらえる。そして、空翔は半分歯を光らせていう


『失礼、ぶっ飛ばしていいスか?』
「……えーと、どうしたのかな?」
『いえ、半分ぐらいひねり潰したいっと喚く自分がいて、いつか制御装置を破壊しますよって告げられてね』
空翔は、手をバキバキ慣らしながら軽く構える
『ふ、遠慮しなくてもーーー』


空翔は、宗次郎の顔を右ストレートパンチが入る
そして、小悪魔そうな眼差しをしながら


『マジか?言われたどうりにしたんだが、まともに喰らう人は初めてだな。あー、スッキリした!』


しかし、未来が背後からドロップキックを空翔の背中にぶち込んだ
空翔は、流れる様に壁に顔をめり込ませた


『話を台無しにするんじゃないの!はぁ...私の優雅なこのナイフを研ぐ作業の時間が丸々潰れてるし...』


宗次郎は、頭を壁から抜き取るように体を動かして、ゆっくりと地面に足をつけていう


『さて、多少のハプニングがあったが...話しても良いかな...ってーー彼はなぜ壁に顔がめり込んでるんだ...?』
『お父さん、そんなことよりも早く続きをね?』
「そうか、そうか...んじゃ言うかね。それはーー」


伝説っと呼ばれるには理由がある
過去にある歴史書から、『世界を救った』っと書かれてることからそう呼ばれた
禁断禁書ラストページも、その一つに入る
空翔と十百香は、既に記載されていた
謎は大半、ただ、同士討ちにより空翔は死ぬっと書かれていた
その当時は、不死者って呼ばれる...死んだのに生きて人々をおそう、欲に言うゾンビが多発して都市を襲った
その際に、空翔は噛まれて感染、十百香は操られて居たが難なく解かれた矢先に、ゾンビ化になる空翔を殺して、都市を救った。


一番不振な点は、彼はココで死んでいて、何故に伝説っとして名を刻んだ理由が未だに明白で謎のまま
それと更に謎なのは、我々がこれから通る未来的な予知にも見える。丸で、通った道を再度確かめるように...その歴史書には記載されていた


ただ、最後の切れ端がなく、最後はどうなるかは分からない。今わかるのは最後のページ1枚だけには、『彼の力が必須、この世界を唯一救える存在だろう。我々からも、この書を見た方にも言う。輪廻と繰り返された世界に歯止めをかける存在を消してはいけない...彼の死は自らを強化してゆき、以前の記憶をなくす。少なくても、また同じ環境で、同じ場面ならば、彼は今頃強いだろうーー』っとしか書かれていなかった
最後は、字が霞んで見え無かった


私からにすれば、何を意味してるのか全く理解出来なかった。繰り返された世界の意味すら...分からない
ただ、彼、っと名指ししているところを見ると...東城空翔ただ一人の存在に辿り着いた
その隣にいる、十百香も同じく世界を救う一人っとも読んでるうちに分かってきたのだ


突然のシリアスな会話に、一同は目を丸くしていた
そして、十百香はあることを尋ねた


「……あの科学者ひとたちは、なんで私達を狙って来たんですか?」
「うむ、それはじゃな……。君達二人は、科学者の中では超絶噂が流れていた。多分、あちらにも書の存在があったに違いない。検体として狙ったんじゃろう」
『検体...と、して...?』


『多分、最強の兵器を作ろうと考えていたんじゃろな。今や魔獣か魔物のどちらか、何れにせよ...人体化学兵器アンデッドっと上してゾンビが現れ始める。本来ならば、君らを特殊な訓練所へとしたいがの...時間なあまりないから出来ない』


壁から顔を抜き取りながら首をかしげる空翔。


俺の記憶の中には龍太郎が居たことの以前の話は分からないし、全く内容が頭に入って来ない
コーラでも飲まなきゃダメか...これ?


そんな表情を、宗次郎はあえて言う
「ふむ、君自身は分からないかもしれない、多分君の不思議な体質を狙っていたかも...しれんぞ?」
『話の内容がわかんねぇ..』
『空翔さん、少しは脳裏動かしましょうよ』
『あー、ダメだ。炭酸飲まなきゃ明日生きていけない気がする...』




にしても、自分オレの体の性能ーー?
鼻から息を吸って吐いたら、記憶が抜け落ちてる部分あるけど...あれは夢じゃなかったのか...?


たしかに不明な点がある、俺自身以前に過去に纏わる記憶が何もなくてカラッぼな状態だということだ


何が何だか、さっぱりだぜ...


「さて、なぜ消えた伝説の人が今頃現れたのか聞きたい所だが...分かんないじゃろ?」
『知らん(きっぱり)』
『え?』
『いや、俺はさ過去を振り返らない的な?そんな感じ』
『先輩は、前日の出来事は全く覚えていのですよ。相当印象があれば覚えているけど、それ以外はなんも覚えてないですよ』
『そんなはっきり言われてもね...。まぁいい、彼は置いとき...十百香ちゃんの方は?』


ーーー分からないです


でも、何となく掠れて思い出せるとしたら...
力を使い過ぎた部分だけしか...ない。


「私は、魔力を使いはした...部分しか覚えてませんね」
『やはり聞くんじゃなかったかな...』
『オッサン、わからないことを聞く方が間違いだぞ?』
『空翔にだけは言われたくない部分だわ...!』
『未来に言ってないけどな...』


よくよく思い出せば、数ヶ月前、俺がいた場所は、とあるマンションの屋上で空を見上げてたな。ただ、それだけのことしか思い出せないな


空翔は、近くのソファーにゆっくりと座り窓枠を眺める
そんな空翔の背中を、十百香は眺めていた
隣席に座っていた未来が、ニヤニヤしながら十百香の顔を眺めて頬をつつく


十百香は、目を丸めて未来の方を振り向くとーー


『へー、十百香って空翔の事好きなんだ?』っと唐突に言われた
十百香は、顔の頬を赤くしながら


『へっ!?ち、違うよ!せ、背中にゴミがついていただけだよ!?』
『可愛い反応するわね、てかさ、なんで否定してないのよ?ピュアなの?』
『二ァァァァァァーー!!それ以上はダメです!ピュアじゃないです!けして、ちがいますぅ!!』
『へぇ、好きなんだ?何なら、くっつけてあげようか?(黒笑い)』
『そ、それだけは勘弁してください...。ある意味爆発しちゃいますから!』
『やっぱ、ピュアだね...反応面白い』
『いじらないでくださいよ。これ以上すると、私の炸裂魔法が暴走するよ?』
『あ、うん...ごめん』


そんな光景を、宗次郎は心做しか虚しい表情をしながら


「ふ……羨ましいなぁ……。私も若かったら嫁さんにいろいろしてもらったんじゃが……残念だ」
『死ね、エロ親父』
『エロくない、紳士な対応だ(悟り顔)』


すると、未来が宗次郎の顔に手を伸ばして掴みながら言う


『無駄な知性や変態がある限り、この屋敷に跡継ぎ者がいなくなるのよ...?私の後生を、どう責任取る気かな??(深い笑)』
『ちょっ...お父さん、そんな酷いことした?』
『したもなにも、私の前に現れては、水着ばかりを持ってきてさぁ。私の友達ドン引きされたんだけど?そのせいで、友達が消えたんだけど??これをどう責任取るかって聞いてんだよエロ親父?』
『いや、それは...私自身の...趣味...』
『趣味なら娘に着させるなよ?丁度いい...薄毛を剃るか。拒否権はないからね?』


未来は、宗次郎の薄毛をナイフで切り刻んだ
微かな悲鳴が、十百香と空翔の耳に入る
消して後ろを振り返る気は起きない
だって、Sスイッチが入った未来の暴走は止めることは不可能だからだ
数分後、未来がようやく口を開く


「空翔、エロ親父の妻は...魔獣の手により死んだんだ」
「あ、あぁ?そんなの...?」
『なんで、気を引いた声で言うのよ?』
『いや、何でもないですよ?うん。俺はなんも悪くない』
『変なの』


十百香は、あることが気になり言う


「魔獣の手?」
そう、魔獣なら分かるが...その『手』ってという部分がちょっとばかし引っかかったのだ
未来は、その事に対して曖昧な顔で言う
「うんとね、だいぶ前かな...記憶にはないけど。纏めていたノートに書いてあったはず...」


未来は、辺にある本棚を探り始めた
空翔は、死んだ魚の目をしながら十百香に近寄りながら


『記憶にはないのに、ノートとして記憶を残すって変わってると思わないか?』
『空翔先輩、物事には記録ってのがありますよ?でも、確かに不自然な部分ですね...何であるんだろう?』
『まぁ、誰かが残したに違いないとは思うけど...何が何だかよく分からなくなってきたのには変わんないか』
『確かにそうですね...』


空翔は、テーブルにある銀カップを手に取り飲み干す
テーブルにゆっくりと銀カップを起き椅子に座る
数分後、上の階から物が落ちる音が鳴り響く
そして、階段を降りながら降りてくる未来の姿はボロボロのホコリまみれだった


『あ、あったわよ...』
『未来、お前さ...大丈夫なのかよ?』
『な、何が?』
『体さ、あんま強くないのに...無理すんなよって事さ』
『は?今その話じゃなくね?』
『あ?人が心配して言ってやればなんだよ?』
視線の火花がチリチリにその場で起こるのを十百香は止めに入る
『ま、まぁ、まぁ、先輩達...。未来先輩、早くお願いします』


ある計画があった、その名もーー
人類魔獣化計画ヒューワンビーストプログラム
人間に魔獣能力を与える無茶苦茶な計画だった
計画では、人を三千通りに殺して、その経験を積ませる魔獣を作り出す。そして、人体にも魔獣の力を移送させて、未知なる兵器として作り上げる目的だった
それにいち早く感ずいたのは、都市を守る最強の三人の戦士
後に伝説の三人っと呼ばれる人になる


しかし、人体へと魔獣の構造を移送際に暴走してしまい魔獣化人型へと変貌を遂げたらしい
つまり計画だった、半人半魔獣は逆転してしまい
半魔獣半人となって暴れわった
人気は小さく、中身が大きい様に
研究職員を皆殺しにして、表に出回り森林はやしの民家を次々に襲撃。殺していった


「その情報が通信機を通して来たけど既に、犠牲者が多数あげられていた。いくら強い3人でも迅速とは言えないぐらい早い半魔獣に焦りを感じていたはずだけど、ちゃんと抹殺はしたみたいね」




未来は何故か辛そうに話す。理由は簡単、自身のの目の前で母親が殺されたからだ


あの時は、庭の騒ぎを聞きつけたお父さんは武器を使って撃退するものの相手には効果がなく魔獣が逃げる時に娘をかばった時背中に深い傷を負った
私なその返り血を見て、持病を引き起こしたんだ
この世界しかない特有の病気『血青弱体化レットブルーダウン』って言う病気を発症したんだわ


血の色が青く変わり、血流が弱くなる病気
長くは生きられない難病とも言われた
でも、今の私は二人がいれば十分かな?


「まぁ、娘は守れたものの……妻をなくした……自分の力のなさに悔やむしかなかった……。私のせいで、持病まで悪化させたし...。」


宗次郎拳を握りしめた。悔やみきれない屈辱的な表情で
したを向く
十百香や、空翔はただ...言葉に詰まらせた
そして、未来がゆっくりという


「もう過ぎた話……。今どうこう言ってもしょうがないでしょ?」
「み、未来...」
『私は、今いる二人が居るだけで満足よ?後悔なんて、後からでもいいのよ』
『.....強くなったな。』


空翔はこの時、ある意味違う意味で痛感する
強くなった?え?スパイラルの生みの親ってお前かよ?
生みの親には違いないか。え?スパイラルってあのSの強さ...そこが今ので強くなったの!?
違いますよ
お、俺の心の中にはいってきたぁ!?
違いますよ、ヒソヒソ話ですよ。二人の場合は、こうゆう決まりなんです
そうなのか?
うん、突っ込みたくなりまして。
 

すると、宗次郎はある事を話し出す


「世界の機器って言う機械があるのを知ってるかい?」




世界の機器ってのは、都市を含む五つの外側にある島々を調べるために使われた機械型ディバイス
因みに、その装置が開発と使われてから、この島以外に四つの離れ島の二つの大陸が存在することが発覚された


まぁ、技術のたまものっとしか言えない物だ
わざわざ船を出さないで、調べあげるとか何かとすごさを感じる訳だ


当然、俺達にはその部分しか教えられてない
あくまでも、『把握内』って事だ


「この5の島以外の外側の世界は、場合によっては異空間系が多いかな?それぐらい距離感かあるってことじゃろうな。もう、じゃろうって使う気ないんだけど...どうしようか?」
『俺達に聞かれてもなぁ?』
『はい...困りますよね。』




まぁ、『初めて聞く外の世界』って奴は、今までは散々5つ島のことしか教えられてこなかったが。
明白って事か、たまにカム程度に、都市以外の外側四つ島々の話ぐらいで...そっから先は無し


なるほどな、知らないんたな...ほかの島々。
教科書書いてあるのは、外側への『興味心』を断ち切るための意味合い出成り立ってるわけか
どうりで聞いても、答えないわけだよな


それはさておきだ、都市の上部区分でこんな仕事をさせとくとはな...。知りたいが、暴けないなぁ


空翔は心做しか、そう思っていると。どからともなく、着信音が鳴り響く
すると、宗次郎が通信機を取り出して対応を始めた
『ちょっとすまんな』
宗次郎テラスに出て行く、なにやら話してるようだった
空翔は、何気にも目の前にあるパスタをさらに移して、静かに椅子に座りフォークを握り
パスタを絡めるように巻き取り、口の中にほうばる


それを見ていた未来が、呆れ顔で空翔を見ながら


『本当に、緊張感を感じさせないわね...空翔ってさ』
『悪いかよ?』
『いや、いい意味合いでよ。こんな話を真備目に聞いていたら気が狂いそうだもの』
『ふーん、未来は食べないのか?』
『わ、私は...ダイエット中よ』
『ダイエット中って...体に負担かかんないのかよ?』
『空翔さん、デリカシーって言葉を辞書に調べて保存してください』
『え?』
『空翔先輩のような、男がいるから...救われないお腹周りが減らないんですよ!!』


空翔は、十百香からビンタ往復を何発か受けた
ピタン!っと三、四発鳴り響く
そして、未来は何となく気が付いた


十百香は、痩せる事を考えていた(数日前の話)
しかし、このこの場合は...好きな人がいると恥ずかしさを紛らわす為に、食ってしまう!
あの顔を見るんだ、泣き目になりながら必死に訴えるビンタを...私は何故か頷いて見ることしか出来ない


ーーーピュアって最高だね


未来は、心做しかそう思って十百香を眺めた
そして、宗次郎がテラスから戻って来るなり使いのメイドに言う


「家を明かす間、未来を頼むぞ」
『はい、かしこまりました。旦那様(メイド一同)』


宗次郎は椅子にかけたジャケットを身にまといながら


「あー、悪いけど...急用が入った」
『急用?』
『あぁ、私的にも外せない会議かな。今出てる食料を持ち帰って貰っても構わないから、空翔君...気を抜くなよ』
『へ?』
『君には、まだ隠された力...『精霊』の力が存在する。憑依能力で力を発揮や、自主的に一部の力が具現化されて使える様になるはず。だが、その力を我が物にしようと企んでるやつも少なくない...だならきおつけたまえよ』
『は、はぁ...?』
『分からなくても、いずれ分かるさ。では、私はこれでーーー』


メイドさんが窓を開けてそこにめがけて飛び落ちてゆく宗次郎
いきなりの、自殺みたいな行為に一同は驚く


「な、何したの今...?」
『テラスから落ちましたよね...?』
『こ、こうしちゃられねぇ...次元の扉を探すぞ』
『はい...探しましょ、今からでも遅くないはず!』


空翔は、自動販売機の蓋を開けて頭を入れはじめた
それを見ていた未来が、頭を描きながら言う


『空翔...そこのどこに、次元の扉があるのよ?』
『あ、あるはずなんだ!ほら、ガンガン音を立てるだろ?あれ、頭から赤いのが流れてきた...トマトジュースか!?ふ、紛らわせやがって』


いや、ガンガン言わせてるのはお前の頭だろ
てか、血を流すぐらい何慌ててるんだろう?


未来の顔を引きずりながら、視線を少しズラした先にあるツボに目が止まる
ガタガタしながら、ツボに入り込もうとする十百香の姿が見えた


『な、何してるのよ...?』
『め、冥界の扉が...すぐそばに...あって』
『十百香ちゃん、貴方は本来こちら側の人よ?どうゆう経緯出そうなった?』
『生きていた時間に、タイムスリップしたくて...思わず土俵入りした壺が...これです』


十百香は、壺を被ったまま立ち上がった
未来は、冷たい視線を送るが彼女の壺には効果が無いようだ


耳が触る位の騒音が鳴り響響き出す
ジェット型飛行マシンって言う最新空機で、立って乗ったり背負って乗ったりと様々だが宗次郎の場合は別だ


「前が見えん!!?」


本来背中にあるベルトが宗次郎の顔に巻きついて保護された形でどこがに飛んでいった


「なんだ生きていたのか?」
「安心しました」
『安心出来ないのはあるけどね』
『?(首を傾げる二人)』
『自覚無しかい!』


風圧で物が無残にも散乱してるのをメイドさんは片付け始める


まぁ、メイドさんの一部は機械人形メドちゃんに切り替わってるらしい


科学の力使いまくってる件正しくはメドちゃんを人造人間にすれば良かったのにと思う空翔だった


「明日は...赤い空が流れる」
『私は暗い視界のまま時を終える』
『ふははははーーー(謎の笑いをあげる二人)』
「(この人達ってたまにいきあうよね?馬鹿だけど)」




その後ぎっちり掃除をするハメになったとは言うまでもなく(一部壺人回避に成功)
夕方になり日が暮れそうな時間帯になり
時計の針は5時丁度を指していた


「あっ……俺家に帰る」
「私も……帰りますね」
「帰るの?」
「おう……色々まずい……」
『体が重いから...帰りまs』


屋敷の外に出と街の夜景が綺麗に見えるーー
空翔はその発言により未来から未知なるボディプローを受けて倒れ込んでしまう


ーー再起動まで少々お待ちください


「高台かよ……」
「わー、道が蛇みたいですね……」 
「帰るにしても……すっごい距離あるからね……無謀だよ?」
『私は耐えます』
『いや、それ何時になったら外すのよ?』
『呪われた壺装備は...外れません』
『いや、ドヤ顔したつもりみたいだけど...シュールな絵しか見えないんだけど』


未来の携帯からバイブ振動が起きた 
未来は自身のケータイ画面を開く


「メールかしら……?」


十百香や空翔とは違う1通のメール
3人は路上でその手紙を開く開かないを言い争いを始めたが
理不尽ながらも空翔がうかつにぽちっと押してしまう
書かれてあった文章を見ていう


「はぁ!?内容が不適切すぎて意味わかんねぇ!!」
『ちょっと、人のケータイ触んな!』
『いやぁ、ついね...』
『不適切な文章とは...?』


十百香は、頭にツボがセッティングされたままなので見れない
何故か、差出人が、倒した相手からしい……
すると、空翔は頭をそがれるような感覚を受けてた


「大丈夫ですか……?顔色悪いですよ?」
『な、何を見たのよ!?』


未来は再度確認するが、『何も書いていない』メッセージしか見えていない


空翔しか見えない...特殊なメール?
なんで私の携帯に届くのよ...


なぜがふらつきしだす視界が、全てがぐにゃりと曲がって見える
みんなの声が、少しずつ遠のいていく感じになった
空翔は、ゆっくりと地面に倒れこむ


すると、未来が空翔の背中を確認すると...見たことが無い刃物が突き刺さっていた


「えっ…何これ...?刃物よね...?」
刃物みたいな型をした武器、見慣れない物に少々驚く
「ったく見てらんねぇ…な」


未来は驚いてる時に、目の前に現れた人物
モブキャラのような顔立ちが物凄く印象的な人だ
すると、十百香が静かにつぶやく


「この声は、龍太郎さん……!?」
「よう、十百香ちゃんお久だな!?」
「なに驚いてるんですか?」
『あ、新しい...趣味かそれ?』
『......』


十百香は、壺を手で外して龍太郎にめがけて投げ飛ばした
龍太郎の顔に激突後、爆発が起きた


『ふぅ、危なかった』
『あ、危ないのは...十百香でしょ..』


すると、龍太郎は変哲も無くてただあくびをしながら


「改めてか?そいつの義理父の龍太郎って言う奴さ。都市序列1位の身桁ぐらいの大剣を振ることから、付いた名は...破壊神だ。女令の未来って奴がおめェか?」
『女令って訳じゃないわ。タダの姫よ』
『けっ、気がつぇな。あいつ見てぇだなこりゃ...てかよ、自称姫って言うの恥ずかしくねぇのかよ?』
『ふふ、姫じゃないから別に恥ずかしくはないわよ?それで、なんで私を知ってるのよ』
『決まったるじゃねぇかよ、お前さんの親父と知り合い。あとは、お前が踏んでる野郎くうとからだ』
『エロ親父の知り合い!?』
『オイオイ、モブキャラ構築するなみたいな眼差しはやめてくれよ?おっさん悲しいからっとこうしちゃいられねぇな...』


忍び寄る影、空翔達は無事に帰れるだろうか?

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