Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#0003ブレイカーと研究員

緊迫する空気ーーそんな中一人の男の人が歩いてくるーー
白衣を身にまとったいかにもそのへんにいる研究員一人
平然とした顔で空翔に話しかける


「やぁ……久しぶりだね空翔君」
「お前は…誰だ?」
『おや?うむー...私だけ覚えてると不良極まりない...』
『いや、前回から言ってんだけど...』
『まぁ、仕方が無いね...』
『おっさん誰でどっから現れたことすら言わねぇとか...何なんだよ?』


謎の研究員のオッサンはタバコを吸い一服を取る
空翔は、自身の右手だけを見つめていた


「あぁ……あの時は死んだよ……半獣型の君に負けてね!」
『話が飛躍し過ぎて見えないんだけど...』


空翔自身に少し感じ取った物がありそれはえたえもしれない何かが、彼の中暴れ始めていたーー


「ここ出会えたのは何かの縁……だから君を殺すよ!」
『ぐっ...何なんだ...さっきから...っ!』


研究員は腕にあるリストのボタンを押した、すると噴出するかのようにナイフが飛び上がり手に取りながら


「ほらほら……こんなにも簡単にナイフを取り出せるんだよ?さぁ、ショータイムだ!」
研究員は走りナイフを空翔の腹に突き刺さすーー


「こんなに呆気なくたやすく簡単に刺せるとはな...運も私に味方したようだな...ふはははーー!!」
 

「ぐはっ……!お前なんぞ……に……負ける...はずが...」
後ろを振り向き歩き出す研究者ーー
倒れた様な音が聞こえたのを聞いて深い笑みを浮かべていたが
ーー
「まて……よ!」


少しずつ意識が遠のいて視界がぼやけ始めているーー
精神だけで持ちこたえていた、そしてどことなく現れた2人...


「無様ね...軽く一撃貰うとか...馬鹿じゃないの?」
「なんとか間に合いましたね……」
「二人とも……俺から逃げるんだ……」
「空翔先輩、それは無茶苦茶ですよ?」
『いくら何でも、その傷じゃ無理だわ』


微弱に感じ取った魔力ーーそれを痛覚を受けた空翔ーー
すると、半身が更に変わり始める


「何ですか...それ?」
「何それ……空翔その服といいその目といい、一体どんなコスプレ?ってコスプレしてる場合か!」
『ノリツッコミしなくても大丈夫じゃ...』


どうやら半獣化をコスプレと勘違いされてる様だーー


「おやおや、お出ましまひたか...」
「ふん……いくら来ようがこの魔術型反映機フリードの前には勝てるものなどはない!」
そして未来と十百香はこう思っていた


だから今どっから現れたのあのオジサンは...?
空翔、は右手を翳して一本の剣を作り手に取る


「ちっ……空翔コイツの仲間か……ハーレム企画でもおっぱじめる気か……?」
「何言ってるんですか……?」
『いや、変態にあるんじゃん...研究員の性的調べ』
『うわぁ...気持ち悪いです...』
『おい、そこの二人私の評価を下げるでない!』
『大丈夫、誰もあんたに期待してないから』


研究員は白く染まり風化ぽくなった
もう一人オッサンは何やら手にある機械を使い反応を見ながら
「ほう……禁刀無唱ソードブレイカーと並びそちらの女の子は何を隠してる?」
『それ、旧タイトル名です...』
『なんだとお!?』
『ソードブレイカーって今は剣禁技ですよ?時代先昇ってますか?』
『な、なんだと...俺は初回登場は此処だけだから分からんかった...』
未来はキョトンとして話を聞いていた


「まぁともあれ……これでおしまいだ!」
「何こいつ……?」
「立ち直りの速さが...強いし、何ですかあの無茶苦茶な魔力...!」
「ーーっ!?」
『未来さん!?』
瞬時に動いたオジサンは未来を蹴飛ばして学校の壁に激突させた


「今の早すぎて見えなかった...」
「お前……人体改造成功者ヒューマンリベレストか?」
「よくあの動き見てわかったな禁刀無唱ソードブレイカー!」
『嬉しくねぇぞ、人造人間...』


瞬発力とケタ違いの力を見せつけてくる
しかしある魔法によりその力は打ち砕かれた


無効化ノットダウン!」


周りに張り詰めた魔法陣つき次に彼の周りを回り続ける


「ぬっ……きさまぁぁぁぁ!?」


無唱魔術師ーーそれは二年前大規模魔法陣を作り出し、この都市がききにせまった時それを敵にぶつけて消滅させたと言われる伝説の魔術師ーー


「……無唱魔術師あやつは姿を消したっていう仮説があっがァ……」
『残念、それも古い!』
『またそれか!?』
『私は現在炸裂魔騎士よ、だからお仕置きね?』
無数の魔法陣が現れて追撃をする


「ちっ...くぞがぁぁぁぁぁ!!」
魔法光線フェースアロー!」
「ぬぐぁぁぁぁぁ……っ」
ズババっと音が鳴り響く


「はぁ……疲れた...」
「いや、まだ居るぞ……気を抜くなよ!」


気がするほうを振り向くとボロけた研究員の姿があった
数十分前まで灰化して研究員は言う


「おめぇ……まだ生きてたのかよ?」
「お前が禁刀無唱ブレイドマスター……」
「……あん?何が言いてぇ?」
「ふははははは!ついに見つけたぞ!」
「なんですか……この気が狂った笑い方……、でもまた間違えを言ってますね。学習力0っと...」
『お前はなんの採点してんだよ!?』


「さて、お前さんの相手は私じゃ!」
「おやおや変態さんですね...?」
「まだ何もしておらん!いくぞ……って変態は余計だ!」
『変態よ、変態...女の子に手を上げるなんて裁定!』
『ぬぐぐっ...やはり奴を相手だ!』
十百香を通り抜き空翔の前に現れる研究員ーー
「いくぞ!」
「来いよ格下!バラしてやる」
「ふん強がってんのも今のうちだァ!」


空翔が息を吸って吐いた瞬間、空翔の周りから激しい竜巻が起こる
「……なんだこれ?」
「コレが竜巻サイクロンって技、巻き込まれて死ぬよ」
「格下流石だなぁ褒めてやるよっ言言いてぇが……残念だったな?」


空翔は青黒い剣を左手に持って呆れた顔で研究員を眺ていると


『舐めんな...!』
「こいつは驚いた……劣化した割には威圧プレッシャーで俺を圧迫させようとしてたのか?」


二人の威圧で息ができるが出来ないくらい圧迫間のなかでのやりとりが続く


「……他愛もないなぁ」
『格下...こんなもんじゃチビりやしねぇぞ?』
『ふん、知らぬ間に意識が入れ替わってるやつにいわれたくないな』
『面白いじゃねぇかよ..そんぐらいがちょうどいい』
研究員は内ポケットから銃を持ち出して乱射し始める


「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁいい気になるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「銃弾って0.1秒……てところかぁ?」


次々打ってくる弾をかわしまくる。空翔その動きながら読んでるかのようにかわして、玉を切り捨てる


「クソ……ならこれならかわせないだろ!」


研究員は茂みの中から取り出したのは、光線銃1機を持ち出して空翔めがけた打ち放ち始める
『手品かよ?』
「何とでも言え……光の光線フィート!」


光線銃の弾が空翔に直撃したかと思われたが、瞬時に食うとが二つに切り裂き、衝撃波が生まれて光線を昇るかのよう研究員にめがけて当たる


「くっ……クソがァぁぁぁぁ!」
『永遠にくだばれ格下のヒューマン...』


騒音とともに爆発する、爆風が上空まで巻き上がった
それを背後に歩く空翔...そして十百香に声がけられる


「先輩!」
「お前が知ってる空翔じゃない。ブレイカーって呼べ三下」
「ひゃい!?だ、だれですか?!」
『今言ったぞ...ブレイカーだってよ』
『あはは...そうですか...』
『なんでガッカリするんだ?炸裂...なんちゃらよ』
『二つ名を言わなくていいのよ、設定変更にあせあせしてる作者を見たら泣けてきますよ...』
『まぁ...1部終わってから色々明かされてきてるからな...しゃーないって言えばしゃーないか』
『あー、奥行辛いですよ...はい。』


指を指す方に目を向けるとひもで結ばれて木に吊るされていた 
因みに奴らは倒したはずだが何故か確保されて逆さ吊りされていた


「なぜ生きてるんだ...おっ?」
「術式間違えまして……久々の物で扱いを間違えました」
「まぁいいんじゃね?」
『ですよね!まぁ、容赦なくしたかったんですけどね』
十百香は紐をビチビチ音を立てながら引っ張っていた


「こ、こわ...三下怖い...」
「なんかしましたか?あっ、未来さん来ましたよ」


顔色悪いがそんな事お構えなしに歩く未来


「あんた達……伝説の人だったんだね…」 


十百香は微笑みながら
「あっ、それは無いですよ」
『伝説じゃないなら何なのよ?』
『歴史の強い人です』
『意味わかんないよ...』
『うん、ほんとそうだよ...なんでか不思議にそう思ってるんだよ』
『......』
「ちょいと失礼二人、悪いが俺は限界タイムリミットみたいだ……後は頼んだ」


空翔は倒れた瞬間ボロボロの黒い服と剣消えて獣みたいな半身の毛並みが消えた


「えっ……ちょっと先輩!?」
「はぁ……理由は起きた時に聞くわ。でもさっきのはいったい?」
『まぁ、特殊能力みたいなもんですよ』
『ふーん...』


気を失い空翔は二人に担がれて...ある家に運ばるた
そして...不意にも目覚めた手の位置は


「うぅん……?なんか柔らか……な!?」


十百香が隣で寝ていたらしくたまたま胸に手が当たってる
それに気づかず胸空手をどかないでいると、誰かがドアを開ける音が聞こえ...


「空翔目が覚め……た?」
入って来たのは未来だった。そして空翔が十百香の胸に手があることに目を点とする


「えーと……これはですね……」
「不純行為は許さないわよ...例え怪我人でも!」
未来の背後から何かを光らせてるものがチラチラっと見える
「えっ……何か後ろに見えてますけど……」
「ふふふっ...うち特製レピアよ。まずは……その胸に触ってる手を...射抜く!」
『えっ、ちょっ...射抜くって!?』
『はぁぁぁぁぁぁぁ...!』
「ちょっ...ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!×3」


話によると俺は2、 3日眠っていたらしい
その前の事は覚えてないが……その間に十百香が話したそうで...
「はぁ、ブレイカーって奴が俺を攻略していた?」
「なーにその微妙なリアクション……わざとらしい」
「いや……まず体を攻略していたって明らかに文脈おかしくない?」
『攻略していたでしょ...十百香の胸を』
『ちょっ...それは違うってば!』
『あー、思い出したらムカついてきた...もう一度射抜くかしら?』
『辞めてください未来様!その光らせたレピアが危なすぎます!僕、貴方に射抜かれて死にたくありません!』
『いや、射抜くよ...心臓を』
『死ねってかよ!?』


布団で十百香が何やらもぞもぞしながら顔を出す


「起きてるのかよ……十百香?」
「あら、変質者君☆」
『げっ...』
『後でキツくしばくから忘れないでね!』
『またこのパターンかよ...!』


ふと空翔の心の中では...
おれ死ぬんじゃないかな?
二人からビンビンキタキタだよ殺意が...!
俺の人生に花がない...理不尽人生かよ!


とか思ってると...
「空翔先輩……」
「んー?」
「体が麻痺して動けません……」
「えっ?待て待て...おかしいだろ」
「多分麻痺らせたわね...その触った手で」
『俺、無属性っすよ』
『いや、有属性...その手が』
『さっきから何なんだよその話し方は!?』


因みに教えてくれたお礼に未来特製の「殺意化料理デスゾーン」を十百香は無理やり食わせられたらしいその数分後俺と同じく2、3日眠ったらしい


「はぁ……ところでここ何処?」
「決まってるじゃない?」
「うん、わかんない」
「なら答えるなよ...射抜くぞ?」
「ひぃっ!?」
『ま、待てよ...射抜く必要ないだろ!』
『なら黙れ余計にいえば...射抜く』
『はい...(生唾を飲む二人)』  
『では言うよ、私の家よ』
『えっ...?』
二人の脳内は線香花火がチリチリと奏でてるシーンしか出てなかった
その回想を未来は見て言う
『線香花火とか切ないイメージ強かったの私!?』
『うん』
『豪邸は民人からすれば...把握内を超えて違う小規模なイメージが湧きます...今みたいに。』
『それはそれで驚きだよ...』
『取りえず...寝ていい?』
『ダメよ、お父さんがよんでるわ』


リアクションが通り越して変なイメージにたどりついた空翔と十百香、ひとまず話を聞く事にしたの脱

「Re異世界転生から始まる良世界攻略」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く