とある能力者と無力者の消失記憶

双葉エレン

第1話 強制引越しの災難

あの後、いろいろと大惨事だった……
物は壊されるわ、何か破裂するわとか説明しずらい
とりあえず家の外に、押し出した
鍵をかけて再び何10のセキルティーを掛けた
これなら入れないだろう……っとちらっとパソコンを見る
すると、目に映るのはセキルティーをどんどん破壊していくが画面越しだが見える
目を疑うような現状に、俺は驚くより呆気とするしか無かった
最高セキルティーソフトが1発で落ちたり破損……そしてなんか破壊データが蓄積されてた
最終的に、パソコンまで黒い煙を上げていた……
ちょっとまてよ、俺お前が居なくなったら死ぬんじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そう思っている時、ドアが静かに開く……
やはりあの美少女である、少し反省してるような感じでも見れた
「はぁ……中に入れよ……」
「……ごめんね」
「まず話を聞かせて欲しい。それからだ……」
美少女を家の中に入れて、イスに座った白亜樹は聞いた
「お前、何でそんな乱暴な行動する?」
床に座る美少女は、ある紙を白亜樹見せた
その文章を見て音読を始める
「破壊系能力者……?触るものや辺りに無意識で物などを破壊してしまう……生身の人体には影響がないが、機械などの機械物質や敏感に壊れやすいガラス系などが主に壊れやすい。……なぁ、この能力どことなく理不尽ぽいんだけど……」
「うん、でもこの能力でなんか役立てたいとか……思ったりするんだけどね……難しくて、だから君が推挙された見たい」
白亜樹は、少し考え込んだ……もしかして欠陥ある俺と理不尽な美少女……でなんとか出来ると先生が推挙した?
「そう言えば自己紹介まだだったね、私は神崎蜜柑で白亜樹君と同じ2年生」
イスに座ったままくるくる回転して、カレンダーを見つめた
未だ三月の下旬……まだ春休みのまっぱだかだ。
そして、再び美少女の方を振り向き話す
「なぁ、何とかしたいって気持ちはわかったけど……俺の相棒でもあるパソコンちゃんを壊した罪はでかい……ぞ?……あれ何その荷物?」
背後に見えるのは積み重なる箱と、蜜柑の隣にあるキャリーバッグーー
見るからにして引っ越してきたかんが物凄くわかる
「うーん?流石に多すぎるわ……荷物半分にして」
「イエッサー我が名にかけて!」
「ね、ねぇ……ちょっと聞きたいんだけど……」
「んー?」
「蜜柑が引っ越してきたじゃなくて俺が引越しするの?」
「うん!(キッパリ)」
ってことは……俺の全財産が、あの箱の中にぎっしりと……!
そして、蜜柑が言った発言を思い出し慌てて企業の人達のあとを追うーー
「ま、待ってぇぇぇぇぇぇぇ!!俺の家宝たち置いてかないできなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!」
つまり半分家宝が捨てられる……という運命に絶叫せずにはいられなかった


結露、寮に転職を希望された(勝手に)
人達が騒ぎを立ててる、それは見知らぬ企業団体ムッチョフィーバーとか言う引越しセンターらしいが……周りの目が痛々しい
そして俺、家宝の撲滅におかしなテンションと知らない……場所に今いるのでした
あんな変な企業についていくんじゃなかったと後悔気味だ
「森林ー、どこいってもー見渡してもーー茂み!茂みぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
独り言が木霊する……カラスが泣き茂みが風でせせらぐ
「帰り道忘れた……ここまじ何処だよ……」
同じ道をぐるぐる回ってる感覚に襲われながら道無き道を進み
どこか開けた場所にたどり着いた
「街があるやったぜ!」
この後に及んで、道がないことに気づかない
「えっ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
2階立ての家ぐらいの高さから滑落してしまう
下はアスファルトの道路だ、もし落ちたら骨折じゃ済まない
だが、彼には能力がないーー
すると、真横から何かが飛んで来る
「水……が、空を飛んでる……?」
そのまま白亜樹に命中して落下した
何とか、死なずに済んだが……一体だろだろう?
そう思い周りを見渡すが誰もいない
「まぁ、街に行こう……」
そのまま峠を下り道通りに進むと、まさかの自分が住む街の反対側の都市にたどり着いていた
「げっ!俺の方向性は……いまひとつ悪いのか?」
見知らぬ建物に、そして知らない学生服や町並み……明らかに自分が住んでいる場所より良さそうな場所だ
すると背後から誰かに声かけられる
「お前、さっきバカみたく落ちてた奴だろ?」
「ば、馬鹿とはなんだ……百歩譲って、いや二百歩譲って普通って言うべきじゃないか?」
「ふーん……まぁいいそんな事は、それよりお前ココになんか用でもあんのか?明らかに正反対の場所から来ただろ?」
「うぐっ……!別に要はない……帰る」
その男を横切って再び来た道を帰ろうとした
「おい、道わかんねぇんだろ?だからここにたどり着いたって事だろ……だから、オメェちょっと付き合え」
するとその男は、近くにあるバイクを拝借してそしてハンドルを触った
するとキーが無いのにエンジンが掛かり、バイク跨り白亜樹に乗れっという合図をした
「どうゆう意味だ?」
「乗れよって事だ、早く乗らねぇとめんどい奴らくる」
すると、警報音が鳴り響き始め
警備能力者が集まろうとし始める
「ちっ!モタモタすんじゃねぇ!捕まりてぇのか?」
辺りがざわつき始めた、迷ってる暇がないと思いとりあえずバイクに跨る
「うっし、行くぞ……舌噛むなよ!」
道路を疾走し始めたふたりが乗るバイク
その後から、能力者達がいろんな能力を使い始める
「容赦しねぇってか……面白ぇじゃねぇかよっと!」
道路に投げ捨てた缶、空中を飛び回る
「悪い、ハンドル頼む」
突然ハンドルを手放す男、白亜樹は慌ててハンドルを握る
その男は、空中を回る缶に発火させて大爆発を起こした
「これなら時間稼げるか……」
「えっ!?」
「今度はなんだ、肌白男?」
目の前に、立ちはばかる一人の少女が居たーー
流石に、この速度じゃかわせない……どうすると考えていた
がその男はなにやら感じ取りながらも興味深い顔をしていた
「アイツ……なるほど……このまま行け!」
「お前は俺に罪を重ねさせる気か!」
「いいから突っ込め!」
その男は無理やりアクセルを全開にする
ブレイキをするがとうとうブレイキーをする棒が壊れた
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁブレイキーのバカヤローー!!」
少女に接触した瞬間、強い光で包まれて目が眩んだ
気がつけば……どこかの部屋の天井だった
そして体が重く感じる……あれ?なんか柔らかい……感触がてに?
左側だけみたいだけど……なんだこのマシュマロ的な……?
「んっ……」
非現実ではなく、実物を触ってした
付き添いで寝てたんだろう……蜜柑がなんでそんなやや危なか強い服装なのかは置いといて、まてなんで俺……こんなに安静してんだ……この左手が触れてんだぞ。普通なら爆発する所だぞ、フッまだ夢だと……俺はそう思ってる
見よ、これこそ現実逃避から期間する瞬間を!
目を開けば、確かにそうだ……しかし、赤面しながらグーでこちらを殴ろうかの雰囲気を漂わせてる蜜柑が見えた
「おはようございます……?」
「私の胸触って……おいておはようございます?今から君を爆発させてあげるわ!さぁ、覚悟!」
白亜樹は、この日初めて精神的にも大怪我をしました
全治3週間の怪我を負い、部屋が破壊され家宝が……全てなくなった……






          

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