ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第75話空中遺跡調査

さて、前回のお話...
俺的に身を取り乱した。
結果的に最悪と呼べるだろう
何故ならば、アリスにめちゃくちゃにされて、キルされホームタウンに帰還された。


現状段階で説明しよう
『帝国戦記』のお話である
その中でエクストラクエストと呼ぶ
最高難易度のクエストが受注し、普段ある新生グランド・タワー第一層をソロクリアした人物がいると聞いてその場に向かった一行は、レクトが出会ったジャッチマスターと再会し、普段は踏み入れない下側の世界デスヘル高原へと誘われる。


ここまでが本筋、だが同時に妙な出来事が積み重なる。
ジャッチマスターは過去の記憶をなくしており、本来の力がない。その記憶は破片として各敵ボスクラスが手に持っている。その証拠に、召喚獣が出現した。
次に、本筋ならば記憶破片採取っと言うのは仕様的に無い。あくまでも《帝国戦記》となる追尾体験だからだ。
普通ならプレイヤーは目視かキーアイテムでストーリーを堪能出来る。
しかし、おかしな事にストーリーが完結済みで《追加ストーリー》を解放されていた。それと合わせるように、運営はまだ公式に発表してない《新たなストーリー》だった。
そして、レクトが夢を見た世界は紛れもなく《本物》で《ゲーム世界》...
そこに居た少女とレクトのストーリー
それが合わさるように、FTOの世界にも少女エンジュが成長した姿で現る


推測からして《新たなストーリー》とは俺自身が主人公となって行うって事なんだろうか...。


ダークエルフ領、黒いイメージが強いが、意外と綺麗な街並みがある
大きな木の樹の元で暮らすダークエルフは意外と建造物がリアル並みに強い
街頭区周辺なら、路地店が多数ある
そんな道を、レクトは歩いていた


あたりは暗くなり、リア充カップルが席を絞める喫茶店を眺めながら通り過ぎる。まぁ、立ち寄る理由がない『リア充なんて死ねばいい』っと術を唱えるように内心言っている。


そんな感じで、ダークエルフ領とフィールドを結ぶ石橋を淡々と歩くと
黒いフードを着た子が、何やら騒いでいた。


まぁ、暇だしいいか...見るだけはただだしな。


レクトは、気まぐれにその子の付近まで近寄ると...何やら目が悪いゴロツキの男に囲まれていた。
いや、的確にいえば既にそうなっていた。


『我が闇に勝てるものは無い!』
『なんだお前...ちっこいのに邪魔すんなよ』
『汝らが我が金脈を奪ったのであろう?』
『金脈?あー、お金の事か...まぁ取られる方が悪いんじゃね?』
『我が怒りは地の果て、マグマの様に返り咲く前...吹く前に金脈を』
『何言ってるかわかんねぇが...かえさねぇよ』
『良かろう、我が右手に宿いし雷獣を放たんーー!!』


黒いフードを着た少女は、右手を翳して雷呪文を放つ。
お金を盗んだプレイヤーは、ひょいとかわして、もう片方のプレイヤーに背後から掴み挙げられる。
お金を盗んだプレイヤーは、腰にある剣を抜き取り


『ワケわかんねぇから、殺す』っと言い吐いた。振り返り降ろされた刃は、黒いフードを着た少女に当らず、黒い剣を握るレクトの剣に当たる


『てめぇは...黒い双剣使いレクト!』
『そりゃどうも、覚えてもらって光栄だ』っと言いレクトはお金を盗んだプレイヤーの剣を弾いた。


そして、剣を回して肩にトンと乗せる
決め顔でこういう


『俺が相手になってやろうか?』っとーー


顔を引つる、お金を盗んだプレイヤーは『...ちっ』っと舌打ちをして盗んだお金を石橋の上に投げ置き、飛んで逃げる。


『ちょ、おまっ...!?』っと言い切る前に、黒いフードを着た少女を掴みあげるプレイヤーの肩を軽く叩くレクト


『さて、ちょっとした交換を使用じゃないか?』っと悪巧みを走らせる怪しい顔つきで言う。


目の前にまず、高い武器を渡した
そのプレイヤーは情報を言い吐いた
その代わりに、レクトは一枚の銀貨を渡した。


『レクトさん、あんたについて行くっす!』っと足元を掴まれた。


俺、めんどい子に好かれやすいのか...
っと思ったら反対側の足にも黒いフードを着た少女に捕まれ『我に...伝授を』っと言われた。


いや、何でこうなる?!


結局断れない流れになる、いやだって
日常茶飯事の様に、付き纏われる
《帝国戦記》の情報は止まってるし
少女に追われ、見知らぬプレイヤーに抱きつかれて思わずアッパーを入れたし...。


現状、実にうざい二人だ。


そんな流れ的に、今日はアリス達の待ち合わせで場所は...各領の中心部に位置する交流場、目印は頭上に巨大な空中遺跡。
何で浮いてるのかは、まだ誰も知らない、その場所の真下に喫茶店が一軒と自動販売機が1台存在する。


モンスターとエンカウントしつつ、目的地へと向かう。
レクトは、モンスターを切り倒しながら道中を切り開く、理由は...皆さんお察しのあの2名が居た。


『やっぱりスゲーッスね...レクトさんはハンパねぇ』
『我が力にかかれば、こんな魔物容易く...滅せる』
『いや、無理しちゃいかんよ?いくら中二病を患ってるからって...歩いて3秒でエンカウントして初等魔法をブッパして全然効いてなかった...』
『ムッ...我が身に宿いし力は脆くない!』
『その自身と根拠を出してから言ってくだせぇ』
『ムッ...ムッムッ!!』


レクトのストーカー男性プレイヤー、少女に腕を噛まれる。
悲鳴を上げる...。


レクトは背中越しで、ギャアギャア騒ぐ二人を感じ取りながら『うるせぇな...』っと思い吹けた。


さて、なぜ空を飛ばず陸で歩く理由
それは簡単だ、空を飛べない仕様となっているからだ。
その場所は、一応遺跡が上空にある
それらを考えれば...防犯対策の一環なんだろう。


約二時間掛けて、ようやく目的地に到着する。上空遺跡に通じる様に空高く聳え立つ螺旋階段が姿を現し、その真横に木の根で出来た店があった。


レクトはウィンドウを開きMAPを見る


さて、こっからどうするか...。


MAPでは、上空遺跡に通じる螺旋階段
から先が映されてない。
上空遺跡の情報はどうやら遮断しているっと意味合い的に捉える。


やっぱり防犯対策か...
アリスになんて教えようか?


アリスと待ち合わせーーー
それは、真っ向からの嘘である
理由は簡単だ、悟られないようにだ
『どうセレクトは面倒事に巻き込まれる』っとアリスは既に想定済みで、リアルで『待ち合わせって書いたら、調査依頼って捉えてね』っと言われていたのだ。


その場所が調査依頼となるーー


詰まり、今回は上空遺跡を調べてほしいって事か...。


アリスは下側の世界、レクトは地上の世界...。いや、普通地下の世界の方が呼び名として等しくて、アリスと俺の位置も逆のような気がする。


そして、遅れてへたばる2名が到着
レクトは後ろを振り向きへたばる二人に言う


『俺の後を付いて着たのに、なんだそのありさまは...?』
『こんな、茨道って...聞いてない...』
『...キツい、死ぬかも...』


レクトは意味深そうな笑いをしながら
『名を知らないけど、最後までついてきてもらおうか』っと言った。


ーーーー


螺旋階段を登り始めて約1時間
未だに半分ぐらい登ったっと実感するぐらいの段数を踏み越えた。


辺りの景色は、森林や茂みが生い茂て
各領土の門が視野に映る。
レクトは、前髪を揺らしながらまだ階段を登り続けるが、約2名は遠く離れた段数にゆっくりと進んでいた。


距離感はあるがこのタイミングで二人の情報を歩きながら明かそう。


中二病少女、名はダークネス
種族は俺と同じダークエルフ...闇呪文をオリジナルで作ってるが、全て正反対の明るい呪文になる。
もう一人、新種族のスノーウルフ
で名はオズマ。尻尾や耳は初期設定で消せるらしく、レベルは1...つまりビキナーだ。


軽く二人の説明をしたが、それよりも何段あるか...。
見上げれば見上げるほど、長い階段
まるで無限階段の様だ。


周りの景色は変わるが、一向に変わらない階段を...飽きつつある。


すると、ガコンッ!っと言う音が鳴った。レクトは、何だろうか?っと階段から目を離し見上げるとーーー


なんと水流の壁が押し寄せてきたのだ
だが、レクトは焦ることなく...肩にある剣の柄に触り抜き取り、刃を青く染め上げて突進した。
水流を切り裂くように突き進み、そのまま段飛びする様に飛び上がる。
壁もなく止めるものがない、このまま突進すれば空中に身を投げ出すと同じだが、レクトには考えがあった。


突進したま空中へとレクトは飛んだ


このまま...スキルを放てば...!


空中に投げ出された、体の方角を上に傾け剣を構え、両手に握りしめて、スキルを放った。


青いフェクトが一直線の光を放ち
一気に階段を穴を開けて、空中遺跡の入口に辿り着く。突き破った勢いで再び空中に飛ばされるが、床に目掛けて
威力低いスキルを放ち剣を、床に突き刺して着地を果たす。


床から剣を引き抜き背中にある鞘に収める。周りは、でかい入口があるだけで周りは特に変哲も無い...黒い鉱石で出来た壁、床と外壁だけだ。


『あー......!』っとどっからとも無く
声がした気がした。
気のせいかと思い、入口付近を見渡しているとーーー


『あぁぁぁーーー...!』っとまたもや
変な声が鳴り響いた、レクトは首を傾げ上空を見上げた。


しかし、白い雲が流れてるだけだ...


レクトは、不気味さを感じ取り遺跡の入口に足を踏み入れた瞬間、ミサイルが滑落したような音がなり、そして、ビタンッ!っと何かが床に叩きつけらる音が鳴った。


レクトは後ろを振り返ると、あの二人組が変な体制で着地していた。
どうゆう事か、空から降ってきたらしい...


ダークネスは、床に大の字で
オズマは、頭を床にめり込ませて足をがに股に開いた状態だ、あまりにも悲惨すぎるので...レクトはオズマの足に触れた瞬間ーーー


なんと精霊球っと言うキルしたユーザーは小さい玉になって浮遊する。
つまり、オズマは触れただけでHPバーがゼロになったことを表していた。
そんな精霊球をレクトは見下した眼差を向けた


『お前馬鹿だろ』
『馬鹿はないっすよ!?』
『ビキナーが来ていいレベルじゃない、このまま領におかえり』
『それはあんまりっすよ!』
『なら、その球で何が出来るんだよ?』
『...レクトの道具に』
『きめぇよ、マジでそれはやめろ』


そんな会話の中でーー
ダークネスは、ブルブル震えていた
レクトは、視線を降ろし、鏡込みダークネスの背中を叩くとーーー


『うわぁぁぁぁんーーー!!』っと何故か号泣していたのだ。
流石にレクトでさえ、引いてしまう
ダークネスは『死んだと思ったぁぁぁぁぁっーーーー!』っとどこの部分で号泣してるのか分からなかった。


数分後、空中遺跡の入口を踏み進めるが、レクトの足元にビッシリとくっつき離れない。実に歩きづらい。
因みに、オズマは...領土に帰還と生還を果たしてまた来る様だ。


まだ諦めてないのか...あの馬鹿は...


薄暗くらい経路を、突き進むと...ひらけた空間に辿り着く、そして、苔が付いた壁画に描かれた絵を見上げる。


そして、その下には文字が添えられていたが...レクトの古文解読スキルが低すぎるのか...字が読めない。


ここまで来たんだが...結果として、これはあまりだな...。


レクトがしばし考えると『レクト...私これ読める...』っとダークネスが標準語で話した。
レクトはダークネスの顔に視線を向け、ダークネスは続ける。


『数十年前、人種が地上に降り立った時よりーー東西南北に印としてある《塔》か又は《城》を天使族は作り上げた。それが、四つの領土の目印となり、人種にはなくてはならない物っとなったーーー。』っと淡々と話し続ける。
『ある時、人種は天使族を逆略っと見なし殺した。その当人は黒い鎧を着たジャッチマスターっと呼ばれる者だ。これは理として、バランスを崩しかねないと思い...そのジャッチマスターを地上から地下の世界へと追放した。だが、人種は...ジャッチマスターを地下に飛ばした瞬間、死んでしまったのだ。どうやら彼はーー天使族と対等な力を持つっと思われる』っと淡々と話し、レクトの方へとダークネスは視線向ける


『地上に人種が居たら、毛嫌いする...それが理由だったみたいだな』
『だから、他の種族が地上に作ったんだ...』
『となれば、あのジャッチマスターの記憶を甦せば...』
『多分地下世界ところが、私たちの世界も...危なくなるよ』


レクトはウィンドウを開きメッセージをアリス宛に選択し、浮き上がるホロウキーボードを打ちまくり、報告を書いて送信する。


そして、レクトはウィンドウを閉じてダークネスの顔を眺めて言う


『他にはないのか?』
『無い...よ』
『それと、お前なんで...読めるんだ?』
『古文解読スキルあれば面白いかなって...だからカンストした』
『はぁ?!それはあまりだろ』
『ぇ...?』
『お前の魔法、それを上げれば...もっと威力高く出来るはずだぞ』
『ぁ...』


忘れていたっと言う顔つきをするダークネスを見て軽くため息をついた

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