ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第17話 失うか戦うか。

《ナイツオブソードオンライン》
販売から既に1年が過ぎようとしていた。配信停止がその販売日からやく一週間とか言われてるが実際、販売日当初と同じくして配信停止っとなっていた。


現在なお、継続気味のネットワークという鉄檻の中で、俺達ユーザーが生と死を誘うかのように駆け引きをしている。


現段階で、既にユーザーは、配信当初からこのデスゲーが始まり...現在数値化されているフラグで人数は約二割近い人数が死んだことが分かる。
赤い線が死んだ人を示す線、青が今生き延びている人を示す線で、
配信停止になるまでの数時間は、観測されていなかったが...。デスゲームが始まったのと同じくその赤い線は青い線を下回る様にどんどん降下を続いていった。


0がスタート地点だとすれば、降下を続ける赤い線はもはや反比例っと言うのに近い。
登録ユーザーは、100万人その内の2割の20万人は死んだ
そう、赤い線が示すかのように。
だがその内の何割かは、行方知らず...。行方知らずだと、イメージ的には引きこもった人が蒸発してどっかに消えたと言うイメージがかなり強く出るが...この世界は仮想世界。抜け道みたいな建物と道の中間地点の狭間に落っこちるバグもない訳では無い。
ましてや、ボスに壁際まで引き摺るようにモンスターがユーザーを押しつぶしてボス部屋の向こう側の中間地点に挟まるってことも無くなくはない。
何せ、一世代前のゲームには大概あるあるだからだ


だが、今目の前に映る異様な光景に...言葉すら出ない。
宇宙を思わせるような、亜空間ぽい異空間っと言いようがない。


そんな場所に立たされたアリス、レクトは...生い茂る草原を眺めつつ
『転移門ってあんなに光るものだっけかな...?』
『光らないな、あんないざないのルーラ見たいな色合いは...』
『ねぇ、レクト...アストロックっと話していたんでしょ?』
『そ、それをどっから聞いたんだ...?』
『情報屋アリアって子だよ、レート君はアストロックっと密談していたってやけにニヤニヤして何だか、悪そうな笑をしていたけどね..』


アイツ、何教えてんだ...
アリスの事だから絶対噛んでくるに決まってるから、教えなくていいって言ったはずだな...。


レクトは深いため息をこぼして言う
『アイツ、帰ったら絞めてやる』
『絞めたら可愛そうだよ〜?』
『何でだよ、情報を買ったわけじゃないんだろ?』
すると、アリス澄ました顔で
『いや、私が買いました』っと証拠となる印がメッセージボックスの文書の下側に押されていた。
もちろん小さく『レート君ごめん(笑)』っと書かれていた書類をレクトの目の前に出した。


その書類の中で一番目が飛び出たのが支払額が...0Gだった事。
普通ではありえない、ちょっとした人肌に優しくない額を請求する情報屋なのだが...アリスに関しては呻き声をいくつ上げても足りないぐらい非常事態レベル。


どんなチートしたんだよ?!


内心飛びかけた声を押し殺していると、アリスは『レクト君、教えてくれない?アストロックっと話していた内容...』っと微かにトーンをおろした声で言った。


レクトは、アストロックの依頼された件に関して説明した。
アリスは、不自然な顔を浮かべつつ顎に手を添えながら『最下層に行けないのと転移門のね...。確かに、この二つの関係性は私達が今この場所にいるって事が何よりの証拠となるけど、これをどう説明すればいいのかしらね...』っと悩ましい感じで言う。


レクトは、ウィンドウを開き
メッセージのボタンをシングルタップ、『アストロック』宛に一応1通りの報告を文で打ち終わり、送信するーーが。


『送信者と電波に不安定の為送信できません。』っとウィンドウ内で表示される。
それを見て、レクトはため息を吐きながら『ダメだ、オフライン状況見たくなってる』っと力無く言った。
アリスも、同様でレクトと同じく
メッセージを送信できなかったらしい。


『いったい何なんだ此処...?』
『オフラインにされるぐらい...制御システムが強いのかしら?』
『だとしたら、この場所は...墓標みたいなもんだろ。プレイヤーが踏み入ることすら許されない...処刑台の淵って所か』
『嫌な、表現しないでよ』


そんな会話中に、レクトの索敵がビッと知らせてくる信号が、脳裏をよぎらせた。
楽しそうな表情を一変させたレクト、周りをキョロキョロしする


索敵スキルは、レクトが居る位置から約10m範囲内で、敵を感じ取ると脳裏に電流が流れるような信号を示す。
それがさっき、感じ取り。辺りを見回したのだ。


気のせいか...?
微かに敵の気配がしたが...。


こんな場所に敵が現れるとなれば...測定不可能な敵が浮かぶ。
しかし、敵なんて姿を表したような感じは...辺りを見渡す限り姿や存在などが無い。


アリスは不安そうな眼差しをレクトに充てる、周りの静寂がかえって緊張感を生み出す。


念の為、レクトはアリスにこう告げた。
『敵の反応があった、アリス戦闘を何時でもできるようにしとけ』


アリスは、多少驚きつつも脇差にある短剣に手を伸ばしてじっと待つ。


滝の音だけが鳴り響くーー
そして、次の瞬間...レクトの索敵に異様な数の人数が浮かび上がる


『モンスターじゃない?これは...プレイヤーの点だな』


自分以外のプレイヤーを示す色は水色の点で、MAP上に散りばめられたように点が出る。
因みに、カーソルは、自分を示し、赤い点は敵モンスターを示して、NPCはグリーンの点を示す...。
だが、こんな場所にユーザー何ているはずの見当すらない。
生唾を呑み、冷や汗を滲ませる


そして、ようやく視界に現れたかの思えば、黒い形をした人形の何かが目に飛び込んでくる。
それを見て、背筋を凍りつかせるアリスとレクト。


な...っ?!
本当に墓標にいる敵...がどうしてこんな所に...。っと思ったが、僅かながら違いに気づくレクト。
いや、違うか...これはプレイヤーゴースト!
タイムアタックっとかに、プレイヤー記録をコピーしてそれを真似た...ゴースト。だから、表示が...プレイヤー扱いなのか!


レクトは、左肩から黒い剣をゆっくりと抜き取り、アリスの前に出るが...。服袖をぐいっと後ろに引っ張られる、アリスの硬い鉄製の胸板に頭をぶつける。


『いてぇな...何するんだよアリス!?』
アリスの顔をしたから見上げると
何だが、顔が強ばっていた。
それはもう、カチカチに凍りついたスライムを見ているようだ。


『あ...アレって...幽霊...?』っと震え声を抑えながら小さく低いトーンでアリスは言う。
レクトは『ま、まぁ...死んだユーザーのコピーその物だから...ゴーストって人は読むんだよ』っと強ばるアリスの顔をじーっと見上げながら言った。
震え始める手をレクトの服袖を通して感じ取り、見上げたままアリスに『もしかして...こうゆうのダメ系ーー?』っと口にしようとした瞬間ーー。


服袖を掴んだまま、今までアリスに隠された力が爆発したような、ありえない力で服袖ごと、レクトを振り回すーー


『んごぉぉぉーー!!?』


そして、アリスは『イヤァァァァーー!!』っと絶叫しながらゴーストに向けてレクトを投げ飛ばした...。ボーリングの玉見たくレクトは飛ばされ、ゴーストに次々とヒットして...僅かながらの空中で地に手を着けて、バク宙する様に後ろに背を反らして、着地地点にゴーストが居たので頭上から垂直に切り下ろした。


『絶叫ともに俺を投げるってなんだよ!?』っとちょっとトーンを上げてアリスに強めに言う。
アリスは、涙目を浮かべながら
『だ、だって...怖いんだもん!』っとこちらもトーンを上げて言う


可愛いい1面は、狂気になると言う事だけはある。
だが、マジマジ怯えながら逃げ回るアリスを見れば...なんか華やかでいい。
そんな光景を、レクトは微笑ましい顔で見ていると...何かが頬をかする。よく見ると、アリスの手元から白い煙が上がっていた。


『か弱い女の子が逃げ回ってるのを、笑うとかどうゆう神経してんの...?レクト君?』
アリスはこれまででも無い、半端ない切れ方をしていた。
もはや、その手から放たれた雑用短剣は...噴射される行きよいだったのだろう...手先の2本から白い煙を上げるほどだ。
恐怖のあまりに、違うスイッチが点灯してしまったらしい...となれば、ある意味身の危険をビンビンと感じさせる。


『さて、私を怒らせた...。覚悟はいいだろうか?』
アリスのその笑は、とてつもなく殺意を感じさせるーー


近くにいたゴーストを手早く首狩り裂く、射抜く、刺し飛ばす...
戦い方が殺戮みたいなエグさを感じさせる。これがゲームだから良かったものの...実際に行えば規格外で映像化なんて出来やしない。


そう言ってる内に...ほぼ全てのゴーストを、消し去らせた。
それと、同時に...変なスイッチも普通の方へと切り替わる


『あ、あれ...?』
『お前、やっぱ凄いな...』
『へ?私なんかした?』
『うん、取り敢えず先に誤っとく...なんかごめん』
『えっ?えっ?なんで謝るのよ』
『お前の可愛さが、とんでもない力があったなんて...』っとレクトは視線を逸らして言う。
『な、何をいきなり?!って何で目線を逸らすのよ』
他愛の会話、その直接...アリスの足元からぞわっと黒い何かが包みこもうとしたーー


レクトは、アリスの腕を掴みそっから引き離した。
驚きで声が出ないアリス
レクトは、ゆっくりと自身の黒い剣でそれをつつく
スライムの残骸のように、無残務像にチリ飛ぶ物体。
それがまた集まり出して、二つ物体を作り上げる
レクトは、それを見てアリスに『転移結晶使えるか確認してくれないか?』っと頼み込む。


アリスはウィンドウを開き
ストレージをタップし、転移結晶を取り出しオブジェクト化する
淡い青色が光り出す、これは紛れもなく転移が可能と意味する輝きだった。


『レクト、転移結晶使えるよ』
『おっけい、アリス先に逃げろ』
『何でよ?』
『見てわかんないか?このスライムみたいなグロいなんか...切った分だけ増える。時間を稼ぐから...な』
『嫌だね...君を置いてーー』


空高く、レクトの頭上から黒い何かが落ちようとしていたのを、アリスは目に止まる。


『わがまま言うなよ...こんなところで二人が死んだらバットエンド騒ぎになる』
『そうはならないよ、だってーー』


レクトが切り刻んだスライムが消えたのと同時に頭上から迫り来る黒い何かーー
躊躇いもなく、アリスは走り
そして、レクトを押し飛ばした
『私の中で君が救世主だもん』っと微かに嬉しそうな声が聞こえたの同時に黒い何かをアリスの体に包み込むよう落ちる。


レクトは、後ろを振り向くと...アリスはその黒い塊にのめり込むように地面の中へと引きずり込まれる。


『あ、アリス...?!』
慌てた顔で、手を伸ばそうとするが...足元から強い光が放たれ
レクトの伸ばす手を遮る。


この光は...転移結晶の!?


地面に呑み込まれるアリスと転移結晶の光で飛ばされかけるレクト


目の前が一瞬で遮り、気づけば...第10階層の転移門の前に立って居た。
そして、先程の出来事が蘇り
赤いコンクリート壁に拳を突き立て『くそっ!』っと言った。


そして、メッセージ通知を知らせる音がなりウィンドウを開く
そこに書かれていた、アリスの字を見て頬を流れ落ちる水滴が地面に落ちる。


なんで...なんで何でよっ!!
また、目の前で大事な物を失う事を、俺は...したくなかった。
いつもそうだ、守ると言っときながら必ず守られて...消えていく
二度もしたくないって、あの時...そう決心したんだ...なのにまた...


言葉の裏腹を突くように、ポツリとポツリと降り始める雨ーー


その雨は何処と無く冷たく身にしみる思いをした。


後日報告、すべての事情を説明した...空は澄んで日差し良い天候
なのに、俺の心は...消して晴れない。浮かばない日々、日常が日常で終わる...こんな寂しくて虚しい日なんていつ以来だろうか。


『んー、アレから宿屋に引きこもってるね...。まるで、あの世界でいた頃の日々かな...』


20階層街頭区にある、あまり目立たない宿屋がある。
立ち寄る人もあまりいなければ、人通りも少ないちょっとした路地裏的な場所、近くに建物がありそこからこっそりレクトが居る部屋2階の南側を眺めていた。
カーテンが引かれていて、中を見ることが出来ない...。
メッセージをレクト宛に送っても反応なく、音沙汰無しっと言った具合悪いだった。


今日で三日目、私はアストロックに頼まれてしてるだけ...だけど、私が知るレクトは打って変わるぐらい違う。報告の内容は大形把握
したけど、なんでその先の話をすると悲しそうな表情を浮かべているのか...分からない。
まぁともかく、アリアちゃんの出番ですかねーー?


皮のフードを脱ぎ剥ぎ、茶髪肩ぐらいの長さがある髪の毛を両手で払う。黒い瞳を光らせ、腰に手を充て『情報屋だけど、一回まわってリア友として一肌脱ぎますかね...?』っと自信ありげに言う


いざゆこうっと思い踏み入れた宿屋に入るなり...異様なくらい滅びた感じに力無く朽ち果てた壁やドアなどが物を言う。
そう、廃墟した民家に近い。
流石に女の子にはちょっと厳しい空間...。踏み入れた左足をクルリと百八十度右を向き宿屋の外に抜け出る。
当然、アリアの顔は強ばっていた
目が一点の方向を見たまま
『わ、私には...難易度が高すぎる。ちょっと...出直す』っと言い吐きその場をとてつもない速さで駆け抜けた。


そんな最中、レクトは古びたベットに横たわって居た。
もはや、感覚が鈍っていた
非常識と書いて常識っと読むくらいだ。かなりの重症化していた。


考えれば、楽しい思い出ばかり
そんな脳裏に、射抜くあの時のシーンが離れない。
後悔論ばかり、口を足らずに内心的に出まくり...泣き寝る。


あの日、程よく晴れた日の事ーー
ボス部屋の攻略で、アリスが度々参加するがーー
『なんで、元殺人ギルドのやつがこんな場所にいるんだよ?』
『いくら、何でもお前と組むとか...話が違うし、迂闊にしていたら後ろから殺されかねない』


そう、アリスを拒否するユーザー
初めの頃は、ずっとこうだった
その度に、アリスは悲しい表情を浮かべては...人気がない場所で泣いていた。
陰ながらで、俺は関係性を持たないって決めていたんだけど...


『大丈夫か?』
見ていられなくなっている自分がそこに居た。
『えっ...?なんで君が...』
兎みたいな真っ赤な眼差しでレクトを見つめる。
レクトは、近くにある丁度いい岩肌にゆっくりと座り言う


『見てらんなくなってな』
『見てらんなくたったって...私、君を殺そうとしたんだよ?試したんだよ?...そんな事しといて...私を助けるの?バカじゃない』
『バカでも構わないさ、人として、人間として、見てらんなくなったら助ける。それにな、あん時のは...お前の意思で動いたわけじゃないだろ。だから、その事は別にいい...』
『...お人好しなのね。いいや...私みたいな人間でも...助けるとか。どれだけ口で言っても足りないくらいに...大バカ野郎なんだね...』
『助けるのに理由は要らないってどっかのゲームで聞いたな。それ好きなんだ、敵だとしても...死にたくはないだろ?同じ共通点がある...ここが大事だーー』


そっからだ、アリスは俺について歩くようになったのは...。
どんな理由があれ、アリスは周りさら弾かれて寂しい思いをしていた。でも、それでも...ボス部屋に挑戦していた理由は単調で簡単
生きた、クリアさせて帰りたい。
この意志は、どの攻略組でも同じ共通点...なら助けるしかない。
どんなひどい事言われても、屈しない...例えば後ろ指で異常っと言われても、共通点がある限り答えは一緒だからだ。


ハッと目を覚ますレクト
ゆっくりとだるそうに体を起こして呟く
『昔話か...笑えるな』


午前4時を知らせるチャイムが鳴る。まだ朝陽が顔を出さない薄暗い時間帯だ
古びたベットから腰を上げて、軽く背伸びする
頭を軽く描きながら、纏まりきらなかった思考を整える。


救われたけど、今すべき事は後悔なんかよりも...進まなきゃダメか
アリスに笑われちゃうな、こんな泣きべそを描いた男なんて...いや...もう彼氏か。


アリスからのメッセージ
それは告白、あと何か料理を作ったから食べに来てほしいっと言う誘いだった。
それを台無しにした、不甲斐な自分に...責めた、でも...その答えは当然自分の口から直接言いたい


文書なんて伝わらない気持ちをーー。


レクトは、古びたドアを蹴り飛ばした。向こう側の壁際まで吹き飛ぶ、そして、迷いなんて感じさせない歩みを踏んだ瞬間ーー


バキッっと嫌な音が足元から聞こえたと思ってまもなく、崩落した床は1階に向かって穴を開けて腐れ板と共にレクトも落ちる。


いてて...っと小さく言いながら
体を起こし伸ばした手の先に何やら柔らかな物を触れた感触がした
『んっ!』っといやらしい声がどっからとも無く聞こえた。


何やらバタバタっと音も聞こえ
レクト下を向くと、下敷きになっている少女が目に飛び込んでくる
そして、自信が伸ばす手元は...胸元で慌てながらその場所をどけた


少女は、体をゆっくりと起こして
赤面に真っ赤な顔でレクトの顔を思いっきり叩いた!


『だ、だから悪気は無かったって〜』
レクトは距離を取った幅でスタスタと早歩きする少女をついて歩く


『いーや、悪気あったでしょ。私の上に乗っかりそして、胸を触る。最低だわ!』
『その表現かなり誤解されるからやめてくれ!!』
『だって本当でしょ?紛れてもあんな所に手は行かないでしょ!まぁ、責任取ってね』
『責任取って...具体的には?』
『私と結婚』
『いきなり重くねぇ!?』
『ともかくさ、心配して損した...。アレっきり部屋から出てこないかったからね』
『あー、迷惑掛けたな』
『本当よもう...。あの世界見たくなったら私的の困るし...ね』っとボソッ言う。レクトは、聞いていなかったのか...『なぁ、名前はなんて言うんだ?』っと少女に尋ねた。
少女は、呆れ顔で大きくため息をつくーー


『な、なんだよ?』
『いや?別にー...情報屋アリアって聞いたらわかるはずだよ』
レクトはハッとした顔をした
フードを被りよく顔がわからなかった情報屋アリア。
だが、フードを脱げば可愛さが花を開かせる、だが胸をあまり強調してない。とゆうか...触った感じだと中々な大きさの気がした。
こっから見ると、スットンとした絶壁にしか見えない。


『なぁ、着痩せしてる...?』
『な、何を...?』
『胸の大きさーーがはっ!!』


アリアはレクトのデリカシーない質問に、容赦ない突きがレクトの懐をジャストヒットした。


『思い出させるな!変態!』


正午を知らせるチャイムが町中を包み込むように鳴り響くーー


レクトは20階層の迷宮区に入り込みひたすらボップするモンスターを片っ端から切り刻んだ。
数時間で、迷宮区のモンスターは居なくなり、自分の次のレベルまでの表示グラフを眺める


あとLv67まであと少し...


流石にこのLvとなるとなかなか上がりづらい、雑魚モンスタークラスのXPじゃ潤いが足りない。
レクト黒い剣を地面に突き刺して、石畳の床に座り背を壁に背もたれして薄暗い天井を見上げる。


この武器も、そろそろ限界か...
白い剣と黒い剣しか書かれてない
それに、この武器装備に求められるLvは30。今より半分位下回るの剣で、モンスターがドロップしただけありレア度が高い。


突き刺した黒い剣を見つめながら
『鍛冶屋に持って行くか...』っと困り果てた顔で言った。


レクトの経験状、鍛冶屋に武器を持って行き、破壊された本数は100本中92本が修復不可能にされて鉄屑の残骸にされた。
ほぼ98%の高確率でぶっ壊れる
残りの2%は、運命に1%、願いに1%に分散された数値だ。
これだけ悲しい数値はない。


迷宮区を抜け出し、木林が生い茂る道を歩く。草木の風で靡かれ囁く、清々しい気分になる


そして、20階層の街頭区に辿り着き、鍛冶屋を探し始める。
その途中、どうやら腹の虫がなり始めた。仕方が無いので、昼食を取りに視界に入ったレストランに入る。


『いらっしゃいまーーせ?!』
『あ、あぁ...』


レクトが入ったレストランは、プレイヤーが独自に開く店で物珍しくてプレイヤーがここに来ている。決まって喋るNPCには、色気を感じない男達は...プレイヤーが営むレストランに入り癒しに来る。当然、女性向けもあり昼が男性向けそして、夜が女性向けの二つあり、夜と昼の顔が違う様だ。


で、視界の先にいるメイド服来た茶髪の女の子。間違いなく、情報屋アリアに違いが無いのだ。
勿論、お互いはこんな場所にいるはずがないっと思って居たばかりに目を点として凍らせる


『な、なんでレクトが?!』
『そ、それは俺の台詞だ』
お互いそのような発言後、後ろの座席に座る男性プレイヤーが
『アリアちゃーん、注文まだー?』っと叫ぶ。
アリアは、後ろを振り向いて
『はい、お待ちください。ご主人様♡』っとスマイルしつつ裏声を使いキーのトーンを上げて言って、レクトを振り向きスマイルが消えて、いつも通りのちょっと怖そうな目をしながら『取り敢えず好きな席に座って待ってなさい』っと顔を近づけて迫真な声でレクトに言った


取り敢えず窓際に光が差し込む席に座り、窓辺の外を顎に手を添えて肘にテーブルにつけて眺める。


数分後、テーブルにバンっ!と言う音が鳴り、顎に手に添えていたが滑り落ちりがくっとした。
横を向くと、アリアはこれまでにも見たことが無い深い笑みで注文用紙を持ち『ご注文は?』っと何故か力強い声で言う。


恐る恐る、メニュー表を眺める
中々なバリエーション豊富さに迷う、そして、美味そうな料理を見つけて商品名を言おうとしたした瞬間ーー


『パフェですね?分かりました』
レクトはえっ?っと言う表情を浮かべた。アリアはクルリと周り厨房へとさっさと歩いていった。
声が出ないまま、パフェを運んで来るアリア。テーブルにパフェを置き、ま迎えの席にストンと座る


『さ、早く食べてね?』
『な、何なんだよさっきから...』
『嫌でも、この服装を見られた。副業ばらされたら困るからさっさと帰ってアピールよ』
『いや、バラすもなにも...そもそもお前二次元好きだっけ?って仮にもお客さんをボイコットするなよ』
『好きも何も、誰かさんの影響のせいかな。いいの、レクトはマゾ系あるから特別』
『な、なんだよそれ...?まぁ、そいつのお陰か...っとパフェ溶けるな』
パフェのアイスをひとすくい
自分の口元に持って行くが、その前にアリアがアイスが乗るそのスプーンをパクリと食べた。


『うーん、やっぱ仮想だと味の実感は今ひとつ欠けるね』
『ちょっ...お前...食べるなよ』
『いーじゃん、減るもんじゃないし』っとニッコリと笑いアリアは言ったが、周りにいる男性プレイヤーがざわつき始める。
ある意味殺意を背中から感じ取る
最中ーー


『な、なぁ...仕事サボっても大丈夫なのか?』
『んー、それがね...』っと指を厨房に向けた。厨房からこちらをちらっと眺める三人の顔が見えて、視線を飛ばすレクト立ちに気づき
慌てて厨房の中に戻る。
『で...さっきのは?』
『先輩かな、なんかイケメン来たから私に固定接客をして欲しいと...頼まれたんだ』


やれやれ、最初はどうかと思ったが...先輩のアシストのお陰か。
その分、とんでもないくらいの殺意が背中に集中して来るんだけど...。どーすんのこれ? 噛み殺しに来る位の眼差しだよあれ...。


男性一人一人の殺意が嫌と言うほど背中に刺さる中ーー


店の点灯落ちて、薄暗くなる
そして、白い煙が吹き上がる演出
シークレット状で人の姿を浮かぶ


『お待たせしました、メイドによるメイドのライブが始まるよーー』っと言ったの同時に白い煙が止まり一人の少女にライトアップされる。


『こんにちは☆メイド喫茶の戦士のマーガレットだよ!!今日は、張り切って歌うよーー!!』


その姿を見た男性陣は、殺意が消えて大きな歓声を上げた
リズムカルなテンポ曲が流れ始める、ポップな音楽と歌、ダンス
その合間にフェクトを散らせて演出。見た目からしてかなり小柄な少女で、イメージ以上の完成度に絶句するレクト。
アリアも、目を瞑りその曲を静かに聞く、曲も終盤戦なかなかの盛り上がりに終わる気配すらない。


二、三曲ぶっ通しに歌い
最後は、ドン!!火が吹き上がるフェクトを演じた。


歓喜の声がレストラン内を湧かせる、レクトは見とれていると...
何やら盛り上がらない異様な男の姿に目が止まる。
これだけの、ボルテージで盛り上がらない男、その視線はかなり凍りついてる様な眼差し。


アリアは、レクトの視線の方向を目で追って眺めた。


あれは...確か殺人ギルドの一つグローバルファミリーのアカツキ。
何でこんなところに...?


するとアカツキは、短剣を装備して少女のライブステージに向かって静かに歩き出す。
レクトは、椅子をガタッと音を立て立ち上がりアカツキのいる場所に向かおうとした。
だが、アリアが腕を伸ばして動こうとするレクトの動きを止める


『なんで止めるんだよ?!』
『ここは私の店よ、勝手なことは許さないわ。それに、あの子...レクトが思ってるほど弱くないわよ』
『でもだな...女の子だぜ?相手は男...力の差はそれなりにある。助太刀するのが普通だろ』
『まぁ、そうなんだろうけど...。見ていればわかるわ』


アリアの意味深を感じさせる言い方をレクトは、その言葉に裏があるっと思い様子を見ることにする


アカツキは、少女の前に現れて
『じゃな、歌姫さんーー』っと脅迫するような冷たいトーンでそう言って、短剣を突き出すーー


少女は、マイクをアカツキが短剣を握る手首に強く打ち当てる。天井に突き刺さり短剣と頭上に伸びる腕の一瞬を逃さずーー


『せやぁぁぁーーー!!』っと言う声と共に振り抜く鋭い突きがアカツキの懐にズドンッ!と重く深くめり込み、アカツキはくの字でレストランの壁柱に強く体を打ち付けて力無くズルズルと床に伸び落ちる。


『ふうっ...ちょっとしたアクシデントだったね☆今日はお詫びに特別に新曲を披露するよ☆』っとウィンクする少女に熱狂が上がる
マーガレット!マーガレット!っと連呼する者まで現れるほどだ。


そんな中で、伸びきったアカツキをレクトは静かに監獄行き転移結晶を開き放り込んだ姿をアリアは眺めなから言う


『やれやれだね...まさかグローバルファミリーが紛れ込んでいたなんてね』
『そうだな...でも、あの少女...武器を持たずによくあんな強い突きを放てるな』
『あの子は、武道家スキルを極めた人なんだ。だから、威力は岩肌をかるく粉砕できる位だよ』
『こわっ..』
『そう言ってる、レクトも少し噛んでるんでしょ?』
『まぁ、多少な...』


再びライトが暗くなる
少女の方に集中するライト。
マイクを握りゆっくりと話し出す
『この歌詞は、この世界で囚われて、大切なものを失ったり、様々な日々の中で、それでもめげないで頑張る人へ...そう言った曲です。聴いてください...希望のコトバーー』


その歌詞は、何処と無く心に染みる...。先程歌っていた明るい歌詞とは一変、沈む気持ちと前に向かって歩くような力強さを感じさせる歌と曲だ。
泣き出す人もいれば、男同士でハグし合うっと言った感じの人が多数見受けられたが...。
レクトも、泣くまでは行かなかったが...その歌詞に心を打たれたが、何故か隣でアリアが号泣していた


『泣くなよ...』
『うっさい、三日目部屋から出てこなかった奴に言われたくない...うわぁぁぁんーー!!』


グッサリと刺されたような気分を感じていた。それを置いとき、レクトはレストランの会計に向かった
厨房から色気があるような服を着こなしたお姉さんが姿を現した


『あら、もう行くのかしら?』
『あ、あぁ...長居は避けたいかなってね』
視線を逸らすレクトを、笑うお姉さん
会計を済ませて、レストランを抜け出た。


太陽の日差しを間に受けて、ちょっとだけ眩んだ。そして、鍛冶屋がある方角向かって歩み始める。


5分後...全く見つからない。
10分後...全く見つからない。
25分後...路地裏は分かった、だが見つからないーー。




経過時間...1時間
同じ道筋をループしていた。
MAPによると、丁度路地裏を曲った先らしいが...曲がった先には、これまたレアな自動販売機が置かれてる。
石畳の道を、飽きもせずひたすら回る事...86週目だった。


夕暮れを知らせるチャイムが町中を鳴り響かせるーー。
日は傾き、日没までおよそ30分後。
気が抜けたサイダーの様な表情をするレクト、流石に疲れが顔に現れ始める


何処なんだよ...全然わかんねぇ...


呆れも、疲れも、気力も、この2時間で尽きた。もはや諦めモードになりつつある時だった。


路地裏の石畳が動き、1枚の石畳を持ち上げて一人の少年が顔を出す。
そして、理解する...MAPには正しく書かれてるが、流石に地下迄の詳細は書かれてない。道理で見つからないと納得する。


『...何だか上が煩いなぁって思ったんだけど、誰もいないや』っと口にした瞬間、レクトは音もなく背後立ち止まり。『誰もいないや。じゃねぇよ』っと少年の不意を突いた一言。
驚き、持ち上げている1枚の石畳を滑らせて頭にゴン!っと言う軽い音を鳴らし落とした。


『うん...余りの上的さに言葉かないなーー』


気絶する少年を肩に乗せ、石畳の階段を降る。赤い火がその先を導く様に左右に一定の間に置かれている。
地上とは違い、冷たい空気がレクトの首筋を通り、ジメジメとした湿度高い生ぬるい空気も肌で感じ取る。
かび臭い匂いは全くしない分、鉄臭い匂いが微かに鼻腔を刺激する。


ようやく階段を降り終わると、意外と開けた広間見たいな場所にたどり着く


『ここは...広間か?』
『うっ...う...ん?』


肩に乗せる少年が声を出した
そして、じたばたと暴れだしたので投げ下ろした。


『いって...何すんだよ!』
『何するんだよは、こっちのセリフな。ここまで運んでやったんだから、感謝の言葉一つぐらい言ってもらいたいな』
『...ここは、俺の住まいだな。あん時の石畳を滑らせて...。ってあんたの性だろアレ!』
『不意を突かれてあれだけ驚くのは、どんだけ警戒心が無いのか分かるぐらいなんだが...』
『煩い、てかあんたーー』


少年は、レクトの肩に伸びるいっぽんの剣の柄を見る。
そして、顰めっ面で言う


『攻略組の方か、なんで...俺を探していたんだ?』
『嫌味かよその顔...まぁ、武器の強依頼の為に来たんだが...何もないなここ』
すると、少年は
『何もないんじゃない、持っていかれたんだ』っと言い吐いた。


どうゆう意味かは分からない、だが少年の顔を見る限り...何かがあったに違いはない。
レクトはしゃがみこみ、少年と同じ目線になって話す


『なぁ、トンカチと鉄打つ石材はあるか?』
『あるけど...どうするんだよ?材料ないぞ...』
『決まってんだろーー』


レクトは、ウィンドウを開き
素材を保管するストレージをタップして、全ての素材をオブジェクト化した
周りに埋め尽くされるぐらいの素材が置かれ、少年は絶句して佇む



『ほら、これだけの待遇してやる。邪魔でしょうがなかったがやるよ全部』
少年は、目に光を宿らせてレクトに向かって『全部!?』っと聞き返す
レクトは、頷き少年は素材をストレージにしまい出した。


そして、額に鉢巻を絞めてにこやかに
『強化依頼でも、進化でもしてやるよ兄ちゃん!』
『頼もしい限りだ、ほら』っと言い鞘ごと黒い剣を少年に投げる
受け取った少年は、重さを腕を通じて感じ取る。


何ていう重さ...
今までの武器を見た中では一番だ


少年はウィンドウを開き名前を確認するーー


黒い剣...?
名前が無い武器なのか...?
そして、レア度が高い...なんだろうこの矛盾な武器...。不思議と違和感が...


少年は黒い剣を鞘から抜く、使い古されただけがあり傷が多数見受けられた
無言で鞘に黒い剣を収める
少年は少し困った顔を浮かべながら言う。


『見た感じ、強化はもう出来ない。したらぶっ壊れるし...何よりも耐久値が低い。進化をオススメする』
『進化ね...いくらぐらいだ?』
少年は首を左右に振り言う
『いや、代金はいらない。これだけの素材をくれたお礼さ』


レクトは、きょとんとした顔をする
そりゃ、数々津々浦々ねじり歩き徘徊するように鍛冶屋に歩いていた一年前
高額な金額を結構要求された記憶があり、そっから今回は無料って変わるだけで鳥肌が立つ。
少年はレクトの顔に手を振りながら『おーい!生きてるか?』っと言う


ハッとした顔をして、我に帰り『進化でお願いな』っと変な口調で言った
少年は、ビクッとしたが『あ、あぁ...任せてくれ』っと言った。


黒い剣を囲炉裏火で全体を温め
赤く変化してから取り出して、横に垂直に切り裂かれた石材の上に置きーー


ゆっくりとトンカチを黒い剣に目掛けて打ちおろす。火花が散り、鋼鉄音を鳴らすーー。



リズムカルに、五回叩き上げた
だが、まだ刀身自体が変化がない
普通なら、ここら辺で進化の予兆の光が放たれて新たに姿を表すのだが...
この黒い剣はまだ刀身自体に変化なし
となれば、あと何回が打たなきゃならない。


流石...レア度が高いだけある...。
一筋縄では行かないか...


更にリズムカルに打ち続けて20回目
ようやく光を放ち始めた...が、何故か淡い青光を放つーー。


その淡い光は、黒い剣の形そのものをあまり変えずに終わる。
だが、驚いたのは黒い刀身は...金プチが複数散りばめられ、刃と鍔からは青一色のフォルムに変わる。
少年はその剣を手にして、さらに重さが増した剣を1度ウィンドウ内に入れた。そして、武器名前を確認した
『星刻の剣』っと書かれていた
少年は、頷き重い星刻の剣をレクトに力任せに投げ飛ばす


片手で受け止めて、目視する
そして、二度三度振る
中々な重低音を放つ。


『どうだ?使い心地は?』
『悪くないな、しっくりくる』
『それはよかったな、しっかしモンスタードロップした武器を進化させるなんて...多分俺が初めてだな』
『普通はないからな...助かったぜ』


レクトは、黒い鞘に星刻の剣を収めて
ウィンドウを開き背中に装備する
少年は、ちょっとした疑問が浮かんだ


『なぁ?』
『ん?』
『その服さ...何で反対側にも武器が装備できるようになってんだ?』
『あぁ、それは...二刀流が使えるからだ』
『へぇ、珍しいな...二刀流ってそうそう装備が出来ないって聞いてる、確か...二本の剣を扱うのが難しいらしいな』
『そうか?俺からすれば六刀扱う方が難しいけどな』
少年は耳を疑う、そして、疑問を抱きながらもう一度言う
『六刀...扱うのが難しい...?』
『まぁ、話すより見た方が早かーー』


レクトは少し距離を取り黒いコートを払う
すると、どっからとも無く4本の剣がレクトを囲む様に石畳に突き刺さる。


そして、右手に星刻の剣、左手に白い剣を装備する。レクトは、二本の剣を振り始めたの同時に4本の剣が後を追うように薙ぎ払う


青いフェクトが焼き切るかのように異常なぐらいの光を放つ
物凄い合鉄音を鳴らし、風を切り裂く音が鳴る。ビリビリと石畳の壁が震え始め周りを圧倒する様な姿。



レクトが動きを止めると、残り4本の剣も石畳に突き刺さる
二刀を背中の鞘に収めると、4本の剣は消えてしまう。


『まぁこんな感じだ』っと微かににやけて言う。
少年は『二刀装備しない理由って...あの4本の剣と関係あるのか?』っとレクトに訪ねた
『まぁ、そんなもんだな』っと目を瞑りながらそう答えた。


石畳の階段を上がり、地上へと出る
周りは夜の姿に変わり、街明かりや街頭が夜道を照らす。
一枚弾かれた石畳を手に取りその階段に嵌めて、立ち上がりふと背伸びする
方角を変えて、今夜泊まる宿屋へと歩き始めた。


町外れにある小さい民宿に立ち寄り、止まる手続きをして一番奥の部屋に行き入る。
ベットに背中から倒れ込み、見上げる天井。月上がりが、窓辺を照らし窓枠の薄い影を作り上げる。


時刻時計を眺める


午後10時30分
寝るには少し早い時間帯
ベットから体を起こして、ウィンドウを開きMAPをホロウ投影して浮き上がらせた。繊細に映し出されてる訳では無いが、ある程度人数がMAPに表示される。


問題視の10階層のフィールドを見る
やはり人の気配が感じ取れない。


やっぱり、あれは...システムエラー?
にしても、意図的な感じもあった
普通転移門は触れない限り反応すらしないのが反応した。
どうゆう事か...分からないな。


レクトは、考え始める
そして、結論は以外にも早く出る
こうして今日という日を寝た。


次の日、10回層ーー
午前未明、黒い戦士がその地に降り立つ。短めの黒いコートを靡かせてゆっくりとしゃがみこむ。


そう、不審者と勘違いされるかもしれないレクトの姿だ。
あの日の屈辱を晴らすために
再び舞い降り、そして、あの未知な場所に飛んだーー。


淡い光が彼を包み込み、そして、あの場所にたどり着く...が。


何故が、空高く垂直に降下している自分に気が付く。


悲鳴と共に滑落して、轟音を馳せた。めり込んだかのように尻が地面に突き刺さる。


『さて、こっからどうするか』
その場で考え込む仕草をする
周りには気持ち悪いほどの数の、ゴーストが徘徊。
まだ気づく気配は感じないが、何体かコチラに向かって歩み寄る
突き刺さる尻をなんとか抜き、ゆっくりと左右の肩にある剣を抜き取る。


『さぁ、ショータイムだーー!』

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