ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第16話 調査と異変

攻略に連れて、したの階層が視界に入らなくなる。そんな最中、エンカウントしたモンスターを切り刻むレクト


ごく普通にクエストをこなす、そんな日々を過ごすこと早1年。
最近妙な話を耳にしていた。


『最下層に転移が出来ない 』


この言葉の意味は、その調査となにか関わりがあるというのか?っと予想が浮かび上がる
だか、それとこれは全く別問題と考えるしかない
理由は、大半が殺人を起こすユーザーだ...。噂話に必ず虚無がある
でっち上げた噂は、普通のユーザーを突き動かしてその場所から生きて帰って来るやつは...居ない。


空の清々しい青空を見上げれば、そんなことすら感じさせない。


確かに、最下層なんてあまり行かないもんな...。
このクエストを終えたら...ちょっと行ってみるか。


ーーっと、言う訳で転移門前にたどり着く。白く聳え立つ柱の真横にある黒く何かを刻まれた板が壁に納めてある、それに触れれば転移する階層が浮かび上がるシステム。現在は開放されたエリアは20階層、行ける範囲は10刻みで1回10階層へ飛ぶ必要がある。


うーん、いっきに行けないのが欠点だな...。さて、どうしたもんかな...?


悩みながら、町中をうろちょろと徘徊する。そして、後頭部に軽い衝撃を受けてる...。地面に転げ落ちるリンゴに似た形のフルーツを拾い上げると、後方から声が飛んでくる。


『すみません、大丈夫ーー?!』
レクトは、ゲッとした顔を浮かべる。目の前に映るのは、この世界にあまり馴染みがない(緊張感を感じさせない)服装をした少女ーーコスプレアリスだった


あの日以来、1週間ぐらい顔を見ていない。こっちはこっちで調査依頼でバタバタしていた
アリスはアリスで、珍しくメール1通もよこさなかった。


なので、変に懐かしさを感じる


でも...なんでこの赤い果実をアリスが...?
確か料理スキルがなきゃ食べられないとか言われてるんだが...


料理スキルは、お馴染みの手料理ができるスキル。スキルレベルに応じて難易度が高い料理が可能で、何故か合成スキルまで育つ...ちょっとした一石二鳥スキル。


すると、血相を変えた顔でレクトが持つ赤い果実を手早く奪い取り
『変態』っと何かを拒絶するような眼差しでいう
レクトは微妙な顔をしつつ
『変態...?』っと口からこぼす


アリスは何故か視線を逸らしながら『ジャ、帰るね...後でメールするから』っと言い出しだけ若干歪さを残してアリスは歩き出した


変態...?変態だと?!
なんで、いや、なんというか...アレだ!えっとその、あぁまじわかんねぇ言われた変態とは!!?


と密かに心中で、思い描く...。
若干変態に対して敏感に感じ始めた。何故なら彼は...邪推の覗きを試みるパターンと不意に触っちゃってるラッキーな部分がある。


男性読者の半数が殺意が芽生えるラッキーな部分は、本当に殺したくなるだろう。だって、直に触る訳だから...お約束といえばお約束なシーンのワンカットさえ、『てめぇが触るな!俺と変われ!』っと怒声を上げるくらい興奮する事態になる。まぁ、邪推覗きなんてすれば...顔に固形石鹸飛んでくるが、見えないわけじゃないが...白い湯煙さんの加護が遮る。


変態っと呼ばれる時は先程書いたパターンの時のみ。
今は、真面目にクエストをこなすだけ...ん?お約束は?それはだな、作者的に『攻めすぎてもどうかな?読者の大半が殺しにくるんじゃないか!?』っと噛む程度に思ってる
結果的に、番外編だけ規格外とは行かないがちょっとだけ攻めるだそうだ...っと話を戻しますか。


午後、どこからとも無く鐘の音がこだまするーー
そう遠くない場所での鐘の音は、中々綺麗な音を奏でる


時刻は...午後3時半を過ぎた
おやつの時間はとっくに過ぎて子供たちは泣き喚くそんな感じの時間帯、彼は...10階層に久々に転移する。


転移後、妙に静けさを感じ取る。
改めて見ると街並みは...全て物家の空状態だった
賑やかな街並みだったはずの、この街は...一瞬にして奪い去った証拠がこの荒れ果てた現状なのだろ
う。


あの賑やかな俺が知ってる街並みは...もう無いのか...。


虚しさが込み上げてくる、タダでさえデスゲームに囚われてるのに...音沙汰もなく一瞬に静寂が訪れを告げる様なものだ。
そう思う反面、あまりにも妙過ぎる...何故ならば、仮に昨日までここで普通に生活していたとすれば...数十時間で街に住むユーザーを追い出すとか出来ないはずだ。


それに、あったとすれば前触れに知らせ通知が来るはずだからだ。
なんもない状態で、可能なのかと疑問点も浮かび上がる。


...調べる必要があるか。


手始めに、街沿いにある店の中に入る。綺麗に設備されており、手入れも充分いき届いてる
そして、テーブルの上にある注文板を手に取り眺める。
新作をどうやら出したらしい、しかも現実世界にある食べ物...パスタの様だ、販売日開始日が...今日の4月22日っと書かれていた。


んー...。今日が店頭で販売日か...
食べたかったなぁ...っと小さく残念そうに呟く。


次に目にしたのは、レジカウンター。けして疾しい事をする訳じゃない、ただお客リストっと呼ばれる予約制の店にあるリスト板を見て最終利用者を確認する為に踏み入れる訳だ。


レクトは、レジカウンターに踏み入れた、なんと頭上からタライが降ってきた。


ガンッ!!と言う音を立て床に転がり消失した。
レクトは、頭を抱えながら


『いっ...てぇな!』っと言い吐いた。お客リストは結局無かった、仕方がなく、隣の店舗に移動。


鉄鎧や盾などが、店内に並ぶ...どうやら武具店。最前線に常にいる彼からすれば、位は低い...それどころが武器の品質すら悪い。


レクトは、試しに手に取った。右手に合鉄製の武器と左手に自身がモンスターからドロップしたブラック・アーク・ソードを重ね合わせて、右手の持つ剣を左手に持つ武器に目掛けて強く振り落とす


パッキーン!!


高鉄音を靡かせ、無残にも砕け散る合鉄製の剣ーー。
レクトは、微妙な顔つきをする
何故ならば、ブラック・アーク・ソードの強度は確かに高い
だが、武器破壊出来るのはあくまでも初期武器に限られる。


つまり、この階層で販売してる武器は...モンスタードロップよりもメチャンコ低い強度。こんなんで、最前線に出たら...死に繋がる
ことを意味するーー


生温く販売する店か...
舐めくってんな...本当。
虫唾が湧く位だな...最前線に出向かない奴らは...悪徳商売で生きてんのかよ。


折れた剣を投げ飛ばし、ダーツ板に突き刺さる。
そして、無言で武具屋を立ち去る


結局、原因がわからないまま日が傾き始める。
転移門に壁に背を付け、顎に手を添えて考える人の姿になる


変だな、今日が新作販売日だとすれば...何故店員が居ないんだ?
まるで、夜逃げしたみたいに街は綺麗にこうにも居なくなるのか?


そう思い更けてると、転移門から誰かが転移してくる。
淡い光を放ち、その姿を現したのは...アリスだった。


そして、不機嫌そうな顔をレクトにズイっと前に出して言う


『ねぇ!なんで、メッセージを出したのに反応がないわけ!?』
『え...?』
『えっ?じゃないわよ!あたしが、何通送ったと思うのよ!仕方がないから、レクトくんが居る位置を足取りをリサーチして来たんだよ』
『そ、そんなことしたのかよ!?てか...、メッセージなんて届いてないんだが...?』


ウィンドウを開き、先程から確認しているが...アリスからのメッセージ通知はゼロ件と表示されてる
アリスは、不意に首を傾げで『そんなはずは...』っと言う。


アリスもまた、ウィンドウを開き
レクトに送信したメッセージを確認する。やはり、書いたメッセージは送信されているのをウィンドウを視覚化させてレクトの方へスライドさせる。


『ホントだな...んでも、なんだこのヤンデレを感じさせる文脈は...?』
『そりゃ...アレよ』
『ん?』
『だ、たがら...ね?その...』
『......?』
『もー!本当に鈍いわねレクトくんは!な、何が言いたいのか分かるでしょ!』
『いや、キレられてもな...』
『ふーんだ、後で聞いても答えないよーだ』
『何なんだ?こいつ、さっきから何が言いたいんだ?バカにしてんのか?』
『いや、そうじゃない。口では言えない...。メッセージちゃんと届いたら...答えてほしいかなー?なんてね』


軽く頬を赤く染めるアリスを、レクトは暑いのか?っと思い流す
二人はウィンドウを閉じて、静寂の街並みを歩き眺める


何せ、あまり長く居られなかった
最前線が常に肩書きのように、後ろからあとを付ける。
遅れを取れば、最前線で足で纏になる...つまりお荷物を意味する
そんな、彼が...こうして最前線を離れ人郷がない街並みを踏みしめるのは、ギルド設立以前のソロ活動していた時以来なのだ。


因みに、ギルドMIX組は...解散とは行かず、現段階ではレクトはギルドを脱退したり戻ったりと安定性が無いため...。ギルドマスターは、カルナに指名された。
元々いたギルドの副団長を務めていたが、団長から『まぁ、経験は大事たからね』っと匙投げ風にカルナに言ったらしい。
まぁ、ギルドランクも数百ある殺人ギルドを抑えてトップ10位。
中々な戦力と言う事なんだろうと思う事にする。


『んー、静かすぎるわね...』


何気にアリスの声にレクトもそれとなく言う


『本当だな...こうして二人だけとなるとさ...余計に緊張するな』
『本当に、それだよねー』
『あははーー...』


レクトとアリスは急に恥ずかしくなる、そんなことを一度も感じたことがないからだ。
どうして良いかと、二人は顔を背いて歩きながら考える


沈黙の時間だけが流れた。


日は沈み、夜に変わる色合いをする空をアリスは見上げた。
レクトは、言葉を詰まらせ何を話そうかと必死に言葉を探す最中ーー


アリスが、突然口を開き言う
『ねぇ...もしさ、この世界から出られないとしたらレクトはどうする?』


その言葉に、レクトは答えに悩んだ。現状は、あまり進まない階層
あと、80階層はあると言うグランド・タワー。
先が見えない余りに、こういうふうにいう子も少なくはない
だから、メンタルケアーシステムが存在してる。
だが、殺人を犯すユーザーが日に日に増え続けてる。そんな状態で、メンタルケアーシステムなんて不要以外ゴミっと言う奴までいるほどだ。
それに、彼女は...一度踏み間違えて殺人ギルドに入れば、誘拐される。奇想天外な波乱な状態で正常な精神を持つ人なんていない。
そう考えれば、答えは一つに絞られる


『アリス、この世界から出れないとしても...君を守るし出られたとしてもそれは変わらない』
『え?』
『まぁ、なんだ...肝心な時にそれが出ない。ごめんな』


レクトのはぐらかす様な笑に、アリスは少し嬉しそうな顔をする
そして、夜に変わった瞬間ーー


転移門から、淡い青い光が解き放たれる。
そして、レクトとアリスを包み込むように周りは一瞬にして淡い青い光に包み込まれた。


う...ん...?


レクトを呼び起こす声が聞こえる
体を誰かが揺するーー


起...て...レ...く...!
目をうっすらと開けて、ぼやけた先に写るのは...アリスぽい人
そして、アリスぽい人は慌てながらレクトの顔に平手打ちをする
これにより目が覚めて、レクトは体を起こすのと同時にアリスぽい人のおでこと衝突した。


ゴンっと言う音がなり、お互い頭を抱えながら
『痛い!?』っと声ハモる


数分後、アリスぽい人はアリスに代わりがなかったが...。周りの風景に驚かされたーー


街が...空にある?
滝が...真横から真下に向かって一直線に落ちてる...。
そして、自分達が居るこの場所は...開けた草が生い茂る草原、
目の前は月と太陽らしき物がコチラを照らす。
空はまるで宇宙みたいな亜空間を感じさせる、いったいここはどこなんだっと思う程だ。


アリスはあまりの異様さに目を点として声に出さない。
レクトは、ゆっくりと体を起こし
アリスと肩を並べるように横に立ちながら『なんだココ...?』っと言ったーー

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