ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第6話NPCの暴走

第12階層湿原を舞台としたフロアだ、こんな日になぜ俺がこの人気が無い池に来ているかというと


俺自身のスキルを確認する為に
っと言いたいところだが...軽い野暮用も兼ねている


因みにスキルには様々な名前がある一つは、ご存知ソードスキルっと言う武器を使ったスキルで、主に敵モンスターに向かって放つ
効果音や、フェクトなど様々な音を奏でるメインスキルだ


だが、普通とはちょっと違うのは
ソードスキルとは、スキルが混ることに使う用語のようだ
では、ソードスキルの代わりとなった攻撃スキルとは?ーーっと


エンカントを終え一レベルカンストをする
この湿原は、主に斬撃有効なモンスターがボップする
自身のレベルよりは、十数低いがなかなかの穴場、何を隠そう狩人が見当たらないからだ


さて、ご存知ソードスキルと呼ばれてるが、再補正の部類にあたる新スキルが...ブレイブスキルだ。まずブレイブスキルは、ソードスキルの技をさらに強化した版と、んで、話は変わるが防御破壊をガードブレイクと言い、敵のHPバーが尽きても攻撃するとオーバーキルと呼ぶ。
あらかじめ確認、ゲームプレイヤーなら常識の常識だ


皆さん、あくまでも確認の為だ...
期待しないでほしい。


12階層、湿原休憩場所
一息つくや否俺は新たに追加された仕様を再確認していた
画面をスクロール、シングルタッチをウィンドウに滑らせ、軽くため息をついた
勿論、資金集めも資材集めも規格外レベルまで集まっていた
詰まり、所持金及び資材の数字はエンカントみたいなカンストされていたわけだ
んで、さっきから言っているカンストの意味は、特定数やレベルを最大数値まで上げた、又は、特定数値まで上げる為によく使われる。
ウィンドウを、閉じた俺は呑気に木に背もたれ掛けて一息つく。


そっから数分後ーー
警戒を解いていたか、気が抜けていたか分からないが...一人の存在に気づかなかった
『てい!』っと言う可愛らしい声で俺の頭を叩く
不意をつかれた俺は、思わず
『いてぇ!』とこぼした


眼前に映るのは、久しく見る彼女の姿だった。
彼女の名はアリス、殺人ギルドに入り人を殺そうとしていたのを分からずギルドマスターのレッドに知らずに使われていた。勿論、初心者殺し(ビキナーキル)が中心としていた有害な元ギルドメンバーだ。詳しくは、第2話を見てくれ


とはいえ、前見た時はなんつーか赤い容姿に身を包んだ感じだったんだが...茶髪に黒曜石みたいな色をした軽装な服を着こなしてる
白い線が各目立たない部類に入る細い線が目に止まるのだが...。


はて、これはオーダーメイド...?
俺の中には疑問だけが大前提に過る、過るのだーーッッ!!


『な、なに?じーっとみて...』っと明らかな照れ隠しを知らしめる様にモジモジしながら下を俯いて言う
この、投げに俺はどう返せばいいのか悩み果てた
いろんな思想が渦巻く中、俺はある一つの結論に至る
『さて、街に行くか』っと、あまりにも塩対応な俺の発言にアリス
は『街?なら、11階層にある喫茶店にいかない?』っとレベル1から100にかけてあなたの思想をこのハンマーでぶち壊しました♥っと告げられたぐらいの規格外予想外な反応に俺は...何かで頭を打ち付けると言う展開が想定されたがーー


めんどくさいから却下した。


まぁ、成り行き
これこそが...成り行きなのだ
っと脳内で自身はそう叫んだ
普通に二人で11階層街頭区コバルトにある転移門付近を俺達は歩いていた


当然、視線が集中してるのが背中を通してシステムを通して肌に直に感じ取れている
だが、全く気にしていない彼女に緊張感をバカみたく捉えた俺一人
いや、男子陣代表としていえば...『リアルにそんな子は居ねぇだろ!!』っと喚くに違いない


だが安心してくれ男子陣よ敵視は分かるが実質、彼女いない歴=年齢だからな15才の俺よ(儚い)


転移門を抜け、宿屋の間迎えにある喫茶店にアリスは人差し指を指して笑顔で言う


緊張感とは、時には全く無意味な事に気付かされた...かも?


なぜ疑問系かは、さておき...
アリスが入り口付近で立ち止まり
俺の方を突然振り向きながら
『コスは、可愛いだけじゃない強くて破壊力が高い(男性限定)』っと唐突に理解難しい何かをいってきた
とはいえ、(男子限定)ってなんだよ?っと思いながらも
『男性限定ってなんだよ?!』っと思わず口にしてしまう
すると、アリスは怪しい店の店主みたいな眼差しを贈りながら
『言葉通りの...悩殺よ』っと言った。
俺は、更に理解に苦しんだ。


えっ、えぇ〜っと...コスは破壊力がある男子限定で悩殺...される?
左眉毛をピクっと上にあげて
話を更に纏め、わかりやすいように脳内再生する


つまりあれか?規格外に所属する
18禁しかもはや出てこない
《男子限定》ってつまり...そうゆう事だろ...?っと思った瞬間、俺の大事な太ももに軽いケリが一つ入る
店の柱に掴まり、難なく倒れなかったが、アリスの黒曜石みたいな目が完全に笑っていなかった
『レクト君?何を想像していたのか知らないけど...足元を見て』っとかなりの重みがある発言だった


足元を見ると『男子陣代表として逝ってきます』っと書かれていた
因みに、彫刻刀みたいな切り込みが目立っていた為、彼が消して疚しい気持ちで書いた訳では無い


明らか様な、誰かが描いた文字に
無害な俺が被害を浴びる


誤解を解くのに数十分は有した


ドアを開く二人、NPC店員がいらっしゃいませっと声が飛び交う
席を着くなり現れたクオリティー高いメイド型NPCが現れた


さてお待ちかね男性諸君、この場は忠実に再現して説明しょう。
まずは、受付店員、見るからに幼い顔立ち故に小柄...明らか様にロリ好きにはたまらない
口癖みたいなのは『お兄ちゃんまた来て...ね?』っと重圧がある言い方ーー否。Sが感じ取れている
次に、厨房にいる男性シェフを看破して隣にいる子。
NPCとは感じ取れない位クオリティーが高い、だが振り向く視線や仕草は中々男子にはどストライクだ
そして、今いる注文を指示まちか、コマンドカーソル入力待ちかのこのメイド型NPC...
クオリティーがずば抜けて高いが惜しくも貧乳...、だが金髪の髪を揺らせば咲く一輪の花はどこ探してもないだろうっと思わせる以上


『とりあえず男子は死ぬし麻痺発作起こすレベルだ』っと簡潔に感想を述べた


アリスと俺は、とりあえずジュースをたのんだ
その直接、ある男性プレイヤーの目線が飛んでくる


『あの人...』
『...そうゆう趣味だろ?』
男性プレイヤーの視線を気にせず
優雅に椅子に背もたれする
うーんっと言う俺をよそに、アリスは困る様な眼差しを送り付けてくる
確かに直視しすぎのような気もするが、仕方が無いここは...っと静かにしすから立ち上がり、視線を感じていた男性プレイヤーに面と向かって『なんか用でもあるのか?』っと嫌温感全開の口調で言った
男性プレイヤーは、戸惑いつつも
『いや、君達を見る概念はない』っと言ってきた
それに対して俺は『ほぉ?』っとこぼす
男性プレイヤーは、静かに人差し指を幼女店員(NPC)の方角を指を指しながら『君達が座る場所の位置が丁度あの子が見える位置なんだ。可愛くねぇアレ?』っと何かを確信したような眼差しで訴えるかのように俺に言った


分からなくもないが...確かに合法的なロrーーっと思いネタが発しる前にアリスが『来ちゃうよ?』っと言う声が俺を平常心へと戻す


俺は、後ろを振り向き『分かった』っと爽やか少年の顔をアリスに言い聞かせる様に言った


再び男性プレイヤーに振り向き『見ていたいなら俺達が座る席より前の方に座ってほしいっと俺は提案する』って微かな笑みでそう言って俺はアリスがいる方へと足を運んだ
勿論、男性プレイヤーはグーからの親指を立て頷いていた


そう、言葉なんていらない場所なのだ(男の美学的要素)


席に着くなり否やアリスは『で、何だったの?』っと問い掛けてくる
俺は当然顔をキリッとして『男性しかわからない...美学(ロマン)があるのさ』っと我ながら否定的ではない肯定する発言にアリスはただ首をかしげていた


数分後、メイドNPCはカップティーに入った紅茶を運んでくるのと同時にあの男性プレイヤーは席を変えてレジにいるNPC幼女の前に近い席に座った


その運ばれたティーカップに入ってる紅茶をすすりながら
『ふむ、仮想とは思えない味だな』っと俺はこぼした


この世界に入って、そんな日が浅い。色んなものを口にしていたがここまでの完成度が高い飲み物は...そうそうないだろう
まぁ、時折感じるラグが乱れる部分以外を除けばの話だ


ラグとは、動作や行動パターンでも些細な動きでも関わらず乱れる
ブロックノズルが希に出る事があったり、複数スキルが同時に放たれた場合、固定動画見たくその指定線が止まり固まる。時差により戦闘が終わっていたりと動作が主な原因と思われる


とはいえ、こんな些細な部分が目に止まるのは運営が補正とかしてない不完燃焼ゲームっと言われても他言ではないがなっと。


アリスは、優雅に紅茶を嗜む
てゆうか、顔歪んでる...。


そんな顔を眺めながら『ぶっ』っと思わず笑う
ピクっとして、ようやくみたいな眼差しで『やっと笑ったね』っと歪んだ顔が一瞬で鋭い眼差しとなって言う


頭を描きながら『えっ?そ、そんなことは無いぞ...?多分』っと俺は困ったような顔で答えた
アリスは、『だって、なんか笑顔硬かったよ?まるで石像を感じさせるぐらいだよ?』っと結構キツめに言ってきた
とりあえず俺は、笑ながら『すまん』っと言って返した


数分間無言な時間が流れた


『それで、どうなの?』っと唐突にアリスに言われ
俺は『なにが?』っと答えた
『何がって...攻略よ』っと飲みほしたティーカップを皿の上に置いたアリスは『まぁ、話す気ないならいいけどね...』っとさらにさみしそうな声で言った


当然、アリスは攻略組の輪には入れず出禁状況が未だ続いている
元レットプレイヤーの下で、『何をしていたのか分からん』や『どうせまた人を殺すだろ』などの批判な声に対して俺は『レットプレイヤーとか関係ない、未だ手数が少い攻略には必須な存在と思う。手馴れた短剣使いは、この世界にはそういないと思うが?』っと会えてアリスを攻略組には必要性を強調したつもりで言った
だが、『あんたはソロプレイヤー、私達はギルド一丸での『協力』での討伐。もし仮にそのアリスって子を連れてくるならあんたと組んで』っと条件を突き付けられた訳だ
だが、その反論はない訳では無い
『団結と騎士の世界だが、団結が必ず成功するって限らない。』っと言い捨てながらその女性プレイヤーの目の前で『男性しかいないギルドってのもどうかだぜ?ギルドマスター様よ』っと完全に嘲笑うかのように目を細めて口元を軽く上げてそう言った
各攻略がざわつき始め、更に俺は俺の話を便乗する様にこういった


『男食いする女は、果たして何処までも強さを維持できるか?いや、そもそもギルドマスターなのに周りのメンバーより下級ぐらいの強さってのもあらゆる話だっとーー』
『そんな分けない!どこに根拠があるのよ!!』
俺は突然真顔になり、目を光らせ
ながら『あんたが装備している武具さ。普通並大抵攻略のギルドやユーザーは手入れをある程度施す。が、あんたの場合、新品差を表すように光り輝いている、詰まりだ、ギルドメンバーだけ戦い、そのリーダーは、本項的には戦って無い事になる』っと言い捨て
『仲間に頼りすぎなんだよあんたは、自分の実力の低さに負けている』っと断言した


すると、ウィンドウに『デュエル申請』が現れてそのギルドマスターは『そこまで言うなら、デュエルしかない。勿論、それだけ大口叩く位たがら雑魚とか言わないでしょ?』っと明らか様に見下す眼差し。勿論、周りのギルドメンバーは止めに入るが意義異論を聞いてない
微かに笑ながら俺は『何を掛ける?』っと快楽的に言った
すると、『私が勝てば、あんたを私のギルドに入る』ってギルドマスターの女性はそう答えた
周りはざわめきがさらに加速する


俺は当然、『別にいいぜ、だがもし俺が勝てば...アンタらのおふざけギルト自体を消してもらおうか』っとニヤニヤしながらそう言った。デュエル申請を『Yes』ボタンにシングルタッチした


画面に現れたのは、カウントダウン五秒後に開始予告だ
周りにいた攻略組は、退け二人のデュエルに邪魔しないように離れた


5、4、3、2、1...ーーー


開始っと画面に表示される否や二人は地面を強く踏みつけ走り出す


ーーまずは、攻撃パターンを読み
どう出るか次第で、一気に叩き込む!!


生憎二人の装備は片手剣、リーチ幅は同じぐらいだ
すると、いきなり向こうの女性プレイヤーはいきなりスキルを連発してくる
それを見て、『最初から攻めに入るタイプか...なるほど』っと内心思いながら躱すだけを繰り返す
数分間、女性プレイヤーだけがスキルを使いまくり、俺は躱しまくる


異様な空気に、見ている攻略組は息を呑む、そして、歓声を上げる


有利に見えたか、圧倒的に女性プレイヤーの歓声が多く
俺は『てめぇら、後で10000ゴールドずつ巻き上げてやるッッ!』っと密かに念じながら女性プレイヤーのスキルを受け止めた


女性プレイヤーはニヤリとする


だが、『そろMP切れる頃合か?』っと女性プレイヤーの耳元で囁くーー


握られた腕、スキル硬直で動かなくなった女性プレイヤーを嘲笑うように腹に目掛けて剣を刺した


みるみる削られていくHP、慌てた顔をしながら『うそ』っとこぼした
俺は数歩後ろを振り向きながら歩き再び女性プレイヤーのに振り向きながら
『では、なんで負けたかを教えようか?』っと言った


気が付けは、誰も歓声すらしない事態になっていた
静まり返るフィールドに、淡々としながら俺は言う


『一つ、最初の攻めは勝敗を決める』
人差し指を立てる
『二つ、スキルに頼り過ぎ』
中指を立てる
『三つ、MP消費は敗北を意味する』
親指を立て、不敵な笑みを浮かばせながら『実に読みやすい行動パターンだ。なんも考えてないやつほどスキルばかりを使い、先制を決める。だが、それが大きなミスでもあり勘違いしやすい欠点だ』っと告げた


スキル硬直から開放された、女性プレイヤーは俺が刺した剣を抜きとり捨てた
カランカランっと軽音な音をなびかせながらゆっくりと立ち上がり


『まだやるのか?』っと興味冷め多用な半開きな眼差しでいう
『ふ...舐めてもらっちゃ困るんだよッッーーー!!』っと言いながら俺に向かって走る


俺はウィンドウを開きもう一本の剣をストレージから取り出し瞬時に鞘から剣を抜き取る


女性プレイヤーは振り落とし、俺は垂直に腹に目掛けて一撃を入れた
ゆっくりと背中でバタンっと音が鳴り響いたのを確認して鞘に剣を収めた
そして、画面にはYouWIN!っと表示された


その直後に、盛大な歓声がフィールド内に鳴り響いた
ちなみな書いてなかったが、第11階層ボス部屋での出来事だ


まぁ、かくしてあのギルトば真面目に消えた。ギルド名簿ってのも消された
その話を聞いて『ふうん』っとこぼすアリス
『あのなぁ』っと少々困った顔をしていた
アリスはアリスで参加したいのだろうかーー?っと思っていたら
不意にメイドNPC店員が二人の前に『これをどうぞ』っと言いながら皿の上に乗っかていたケーキ二つがテーブルに置かれた


『ん?追加注文したかアリス?』っと問いかけたが、そのケーキに見とれているせいか聞いてない


軽い溜息をつき、辺りを見渡した
すると、あの男性プレイヤーはお礼と言わんばかりに親指を立て
ハニカミな笑をしていた
どうやら特等席みたいだ


完全に『席を教えてくれたお礼だ』っと言わんばかりだ


視線を背らし、再びアリスを向いた時には...二つあったケーキがすべて彼女の前に置かれていた


かなりショッキングなのである
仕方がなく、俺は席を立ち上がり厨房を覗き込む


薄々感じていた...グラフィックが落ちたのだ
描写はそれほど変わらないが、何やら劣化してる部分もあった
例えば、この花ももう少し繊細に再現されていた
やっぱり、9階層の影響がでかいと言わざる負えない
それだけじゃない、以前のアバターらしいアバターが...現実人物(リアルアバター)って言う自身の本当の姿に近い感じなっていた。仕様が変更されて描写が更に繊細に描かれてるようだ


しばし俯き考えたが、はっきりとした理由がわからない
とりあえず、頭を描きながら『ダメだな...わかんない』っとちょっぴり残念そうに囁いた


すると、意識もしない場所から現れて『レクト』っと声が聞こえた
後ろを振り返ると、アリスがやや口を尖らせながら『NPCが好きなんだ...?』っと言った
慌てながら俺は全力で否定したが、アリスの目線が冷たい
誤解されたまま、再び席に座る二人。
するとアリスが
『この店にはある動作が施されてる..』っと何気に言う
一部の店ならあらゆるとある動作がある。しかし、必然的にちょっと攻めが入る場合もあれば、規格外レベルまであるという


だが男子よ、あくまでも仮想だが
仮想ていう夢の中で童貞を外すな
っと心に刻むんだ


ある意味鉄則を見に染み込ませる
お約束はいつも必然的に落ちてくるものだからだ


とはいえ、気になるには違いない
頷く俺に、アリスはコマンドを手短の速さでうち終えると
『行くぞ!』っと厨房から声と共に『うぉぉぉぉぉぉぉ!!』っと張り上げた声が響き渡る


驚愕した俺をよそに、アリスは服袖をつかみ『テーブルの下に避難して』っと静かなトーンでいう
言われるがままに、テーブルの下に隠れた瞬間ーー


男性NPC達はパイをこちらに向かって投げるようなフォームを構え始めるーー
男性店長(NPC)が厨房から出てきて右手を頭上に指すように上げて
『発射!』っと同時の掛け声と同じ様にパイを投げ飛ばした


ドババババッっと言う騒音を放ちながらあちらこちらの店内にある椅子や壁に激突する


『ついに始まったわね、パイ投げ大会』っと何故か確信するアリス
戸惑いを隠せない俺は
『これのどこが、バイ投げ大会ぃぃぃ!?』っと絶叫する
『これは、スキルを試すために使う指示誤作動よ』っと何故か自慢げに言うアリス、そんなことはよそに彼の思想は指示誤作動ってただのバクだよな?っと囁かに思い吹ける


『ふっ、言葉を失くしたレクトどうやら私の勝ちらしい(ドヤ顔)』っと言い吐いた
当然俺は『なんの勝負?!何でキメちゃった顔してんの!!』っと言いながら、『お前がなんかバグらせたんだろ!なんとかしろよ』っとちょっと強めに言った


アリスは『...え』っと言いながら戸惑いを顕にする


呆れてものも言えない俺は、脳内スカウターで戦力を調べた


ざっと並んだ、普通のNPCは戦力数値は低いだろう
だが、店長はムキムキな腕節に対して筋肉質な身体だ、今にもボタンがはじけ飛ぶんじゃないかって位だ
流石に、脳内スカウターは脅威の数値まで上昇していた
『戦闘能力58万だと...!?』っと小声ながら言う


いや、そもそもそこじゃない...NPCなのにカーソルが飛びレットHPが表示される
どうやら、戦闘は可能の様だ
レットHPは、敵のみに表示されるHPバーだ
こちら側プレイヤーと変わりがないように作られてる


にしてもだ、随分とNPCがかなり好戦的な投げ方だ
容赦ない弾丸を打ち放って飛ばしてるようにしか見えない


そんなのを考えているうちに、脳裏に浮かんだあの男性プレイヤーが気になりテーブルの下からも見渡すように探す
一つのクリーム塗れのタワーオブジェクトみたいなのが目に留まる


ひょっとするともしかするとーーっと思いながらライブラリを展開する
ライブラリとは、敵の情報や弱点、耐性などが記される
鍛錬すれば常時発動が可能になる視覚系スキルだ
《クリームオブタワー》っと記され、『これは、破壊不可能な銅像』っと現れた
かなり悲痛である、いらない情報はクリームな外壁から検証されたに違いない
つまり、中身が特定不明という事だ
目を二度三度瞬きをして、顔で手を覆いながら『システム的不利って事か?』っと呟いた


すると、アリスが脇に差していた短剣を取り出して
『戦うわよ、レクト』っと言いながらもなんか投げやりな感じがむき出しである
俺も同意して、背中に収めてる剣を鞘から抜き取り
テーブルから、勢いよく出た瞬間
床にサンプルされたようなクリーム領域を忘れていたせいか、クリームを踏み、滑らせ、シャーっと音を立てながらレジの壁を頭が突き抜ける
当然、じたばたしながら顔をハマった場所からぬこうとした、視線の先には、あのレジのNPC幼女のスカートの中にあるぱんーーっと思った瞬間、誰かに足を掴まれ抜けなかった顔を抜き取られ
完全に飛び込む、店長の深い笑
そして、俺は『oh...』っとこぼした


店長の背後から、アリスが走りよるが、店員のパイ投げ総攻撃連射が炸裂した
アリスは、天井高く飛び上がり
ぴらぴらと靡かせるスカートを彼は唖然として眺め
気を取られてるうちに店員を瞬時に仕留めて、店長に向けて短剣を向けた
それを見た俺は『えげつない』っとこぼした
何故ならば、NPC店員は全員麻痺属性で動けない
しかも、アリスが握る武器は《シビレダガー》麻痺属性数値がレベル10で数十分間動けない短剣だ
流石、レットプレイヤーが作るギルドメンバーだけあってかなりえぐい。
妙な表情をしながら『さっきのレジの子の中覗いたでしょ?』っと鋭く目を光らせていた


全文否定したいが、今や俺はこのムキムキな店長の腕節の中だ...
『あー、見たよ?綺麗な淡い水色だったな?もちろんそれに負けない位だったぞアリス』っと視線を逸らしながらいう
すると、ギョっとした顔で『わ、私の見たの?』っと言いそれを頷く俺だった
赤面なりつつ、抑えていた感情が彼女の中で爆発したのだろう
店長の腕を雷速並と思わせる速さで腕に切りつけ、床に落ちた俺に探検を振り回す


『この変態ーー!!私が、どれだけ一緒にボス戦に行きたかったか知らないくせに!!』
『わ、悪かったって!だから、その短剣をしまってくれ!!』
『私にとっての仲間は今は君しかいないの!私一人にされたと思ってーー』


アリスは、両目から涙を頬を伝わり床に目掛けて落ちた
驚きながらも、かわしながら話を聞いた


『もう泣かないと決めたのにっ...なんで、なんで勝手に『先』に進んでいくのよっ...私一人置いていかれて...寂しかったんだよレクトっ...!』


あの日から、俺たしかに攻略組の最前線に立ち続けた
彼女を救い、そして、置いていった。
殺人犯した人と関わりを持てば、俺も最前線には顔を出せない
気には止めていた、だが、立ち止まって入られなかった
泣きながら、短剣を振り回すアリスを見て心が傷んだ
そう思って、俺はどうしていいか分からずアリスの腕をつかみ胸に抱き寄せた
そして『ごめん...消して見放したわけじゃない』っとアリスの耳元で囁いた
そのあと、アリスは俺の胸を借りて泣いた


数分間、麻痺したNPCはもの凄い眼差しで睨む中、『もう、大丈夫か?』っと優しく言った
アリスは、涙を拭き取り『うん』っと穏やかな感じで言った
そんなお約束な時間をぶち壊す荒らげた声が響く
後ろを振り向くと、クリームで埋もれた男性プレイヤーとは違う人物がそこに立っていた
見るからに、青銅の鎧に身を包んだ初心者上がりにしか見えない人が『なんだ、お約束いちゃつきタイムは終わり?』っと目を細めながらいう
『い、いちゃつき...』っと再び顔を赤くするアリスをよそに
『お約束をぶち壊すのは良くないぞ』っと俺はにやけながら言う
『お約束は、健全規格内までや』
『どうみても、規格内だろてか邪魔しないでくれ...キスシーンが汚れる』
『いやキスシーンこそが汚れやろ!』
『どう言うつもりか、食いつかないでもらいたいな、暖かな眼差しって知らないおたく?』


青銅の彼は暖かな眼差しで二人を見た
よし、良くやってくれた!後はーー
俺は、アリスの方をふり向こうとした
だが、傲然として消えていた
アリスは、照れ隠ししながらしたを俯き『いまは、まだ、その時じゃない』っと言われた
俺の中でバキっと何かが折れた音が鳴り響いた
そして、場を正すかの様に俺は二回咳払いをして
『違う...コイツは相方だけだ』っと言った
だが、青銅の鎧のプレイヤーは
『いま、目に見えない力が働いた気がするんだが...?』っと言った


察ししてくれと言わんばかりの眼差しを彼に送りつつも、『んじゃやりますか?』っと言い吐いた
麻痺状態から回復するNPC店員達
そして、パイを装備して三人がいる場所にめがけて物凄いスピードでNPCパイ弾丸が飛来する


二人は跳ね除けてかわし、約1名は被弾した
滑りそうな床を走りめぐる二人は、左右に交互に交差するように走り弾丸を躱す


直進だと、被弾率が高い
敢えて、左右に交差するようにはすれば...弾道は特定位置で放たれてる為、動けば被弾する事は無い


アリスは、テーブルを踏切飛び上がり短剣を光らせながら投げ飛ばした
ピュンピュンと風を切る音が奏でながら店員NPCの腕を掠り切り
その短剣を彼が手に取り、自信が握る剣を青色に、短剣を赤いフェクトを放ちながら連続スキルを放つ
『これで終わりだーー!!』っと言い捨てながら強い一撃を放った


NPCバーがすべて亀裂が入り消えた
拳を突きつけるアリスに俺は軽く溜息をつき同じく拳をぶつけて
『サンキューな』っと言いながら短剣を投げ飛ばした
アリスは、頷き俺が投げた短剣を受け取り腰に差した


NPCが消え、残るのは店長だ
少し俺は触れようとした。だが、店長NPCの表情が一変して、右手で俺の腹を突き破る一撃を放った


『ぐはっ...!』
『レクト!?』
店の床を転がり、即座に立ち上がりよろけながら腹を抑えて
『アリス...今度はなんだ?』っと冷や汗を描きながら言った
『私は前やった時は...こんなことは無かった...』
驚愕する表情に、戸惑いを隠せない。
アリスでさえ知らない何かだ
今の一撃は、明らかにNPC後からではない、むしろ、プレイヤーに殴られたに近い感覚だ


『なんだこいつ?仮想とは思えない位強かったぞ』っといいながら
変わりゆく店長の腕をガシッと掴む
ーー?!俺の筋力値、より強い...!


チラッとアリスを向く、微かに頷いていた
何かを察したような眼差しで『大丈夫?』っと言った
『アリス、あの瓶あるか?』
『えっと、確か数値上昇瓶だよね?』
『あぁ、それだ。頼む俺の口に入れて欲しい』


ウィンドウを開きストレージを滑らせ、数値上昇瓶をシングルタッチしオブジェクト化した
アリスは、瓶の蓋を空けてレクトの口元に押すように入れた
飲み干し、空瓶になった奴を奥歯で噛みながら『よし!』っと言ってキリキリっと音をたてながら腕を引き寄せて『性にあわないが、お前を吹っ飛ばせるぐらいの体術スキルはある』っと言い捨てながらボディブローの如く強いケリを店長の腹部に入れた


床を転がり壁にズシンっと言う音が鳴り響いたのた
それを見て、一息つきながら
『試しにやったが、結構効いたみたいだな』
『でも、バーが減ってないよ?』
『うーん、あのNPC女子店員なら...』っと確証がない迷走言を言う。だが、アリスは
『へー』っとつまらない感じの声が聞こえた


俺の脳裏には、やはりあの出来事がよぎる
そう簡単に、人は忘れないよな


あの力を肌に感じた彼は、指折りの感じで『触れて、力が増した、数値はプレイヤー以上、その割には反射が低い...か』っと囁く
さらに考えながら反射速度か低いって事は、即ち、視覚外からの攻撃は防げないってことか?


あまりにも単純な事に、少々唇を噛み締めながら
アリスの方を振り向き肩を掴み
突然の事にアリスは『ひゃぁ!?』っと裏返った声を上げた
『ごめん、脅かすつもりはなかった...んで、作戦があるんだかーー』っとアリスの耳元で囁く
作戦を伝え終わると、きょとんとした顔で『えっ?それだけ?』っと言った
俺は頷きながら『多分大丈夫、もしダメなら俺がーー』っと言い切る前にアリスが『そんな弱くないわよ?』っと笑みを浮かべて言い返してきた
そんな顔を見て、ホッと胸をなでおろしつつ『分かった』っと言った
アリスの手を掴みあのNPCの元へ連れていく、勿論二人がかりでないと成功はしないだろう


『えっと、本気であの腕節に私の短剣で麻痺させるの?』っと不安げな眼差しに
『さっきの一撃を受ければ多少スタンしている。やるなら今しかない』っと黒曜石な瞳で言い切り
俺は剣を抜き取り構えた


作戦的には、ヘイト機能を使った作戦だ。短剣は武器の中では最下位、片手剣は丁度中間地点になる
つまり、目をつけやられやすいのは片手剣を持つ俺だけだ
これはもし万が一、ダゲをアリスに向けられ無い為にしか過ぎない


アリスは、ちょこちょこと歩きながら『失礼します』っと言って難なく店長の腕節に短剣を切りつけた。ぎょっとする彼をよそに
『お、終わったよ?』っと不安げな眼差しで言った
『なんか呆気ないな...』っと言い捨てた瞬間、目を赤く光らせてアリスへと向かって突撃してくる
その行動を瞬時に反応した彼はアリスの目の前に立たちはばかる


そして、彼はソードスキルの再補正版ブレイブスキルを発動、連撃を入れながら動きを止まらせる
怯んだすきを、尽かさず突き刺して飛ばした
店長は壁に激突する、彼は首をポキポキ鳴らしながら『いい腕ならしにはなるなぁ...』っと苦笑いを浮かべながら言う
店内BGMは、入店時の緩やかな音質ではなく、今やハードディスクなボスが現れそうな音質に切り替わっていた


ーーー無駄に緊張感が走る


店長は、ゆっくりと時間が流れるような感じに地面に足つき、麻痺した腕を気にせずになた包丁を取り出し再び襲いかかる
回避しょうとしたが、その行動が読まれ振り抜く剣に強くぶつかりギィンっと重低音を放つ


思わず俺は『なに!?』っと口からこぼした
そっからだったブレイブスキルのスキル範囲を読み取られ打ち下ろされることの繰り返し
『くそっ!!』っと口からこぼれた瞬間、店長から放てる強い光と衝撃波が彼に向かって飛ばされる
それを眺めながらアリスは
『なにあれ...普通のNPCやモンスターでも出せないスキル...いや見たことがないわよ』っと驚きつつも吐いた言葉だった


すると、突然の轟音が鳴り響く
店長の上着が砕けて中から鉄の塊の鎧のような謎の姿が現れた


店長から、謎の騎士兵にかわり
一同、困惑しつつも
『お前...一体何者だ...?』っと言い放った
彼の再び放ったブレイブスキルを、なた包丁で擦り合いながら火花を散らす中
『我はAI...貴殿のような奴を探していた』っと機械的な音声で言ってくる
若干混乱してる脳内を落ち着かせつつも『俺達を...?』っと言って返す
『この世界はデスゲーム以上の仕様となった、君らもわかるであろう。本来戦うはずがない存在とコマンド一つ間違うだけで戦闘になると言うことをーー』
不意にアリスを眺める
すると、何かを確信していた眼差しで頷いた
そんな顔を見て、更に脳内で整理させた


つまり、これはアリスの悪ふざけではなく...仕入れた情報をもとに検証したかった
その為には、俺が必要不可欠
ガセかどうか調べるにはまず、頼れる強さを兼ね持つ人物それが俺だったって訳かーーっと納得して再び前を振り向く


『それでこうなる訳か?なんかのクエストかこれ?』っと苦笑いしつつ言うとーー
倒したはずのNPC店員達は、何事なかったかのように起き上がりクリーム仕立ての男性プレイヤーに向かって次々に剣を突き刺した!


『...本来のNPCでは無い。もはやシステム的にも異常なんだ』っと軽々しく聞こえる機械的な音声に
『てめぇぇぇぇぇぇ!!』っと目を光らせながら怒声を上げた
だが、その声を人事のような発言をする
『 我がやったんではない、彼らが独断に行った。』っと告げた
そんな事を受け入れるはずも無い彼は唇を噛み締めながら
『指導的にユーザーを殺害をシステム的に殺したっといいたいのか?』っと今度は冷たい一言を投げ飛ばす
『そうだ』っと言い切った瞬時に
『そうか』っと言い競り合う自身の剣にブレイブスキルを放ち強制的に行ったーー
当然、押し飛ばされたAIは、地面を腕で押して着地した
だが、眼前には鬼神むぎ出しの彼の笑。剣は青白い色から、黄色い明るいいろへと変化していたーー


『うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』っと声を張り上げ光速に連撃を放つ
気迫が見にしみじみに感じるアリスをよそに彼の連撃はAIは見事に受けまくるが、HPバーが減らない
たが、負けじと無意識のうちに作りあげた何も無い右手に白い剣が強い光を放ち始めた


『な、なんだあれ...は?』っと思いうが、彼の手は緩めようとしない半無透明な白い剣の右手から平らに切りつけて体制を崩しAIに、追撃のように左手の剣が貫かれた


そして、上に目掛けて切り上げて右手の剣が左右に2回一瞬に切りつけてさらに回転して飛び上がりクロスに切り下ろした


『ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』っと絶叫するAIだった
AIのHP1だけ残して、彼は剣を静かにAIに翳していう


『システム的に不具合だろうが、そうじゎないだろうが知ったこっちゃねぇ!お前の存在がそうしたに違いがない!』
伸び切るAIは
『その通りだ...だが、これ以上負の感情を耐えられない...だからこそ違う感情を抱く貴殿らに...』っと意味がわからないことを言った
『なんのことか知らない』
っと彼は即答だった、意味がわからず理解に苦しんだ
だが、何故かアリスが胸を張り
『私達に任せなさい』っと自信に満ちた声で答えた
アリスの一言に驚く彼、そして『意味わかるか?』っと問に『わからない』っと断言した
当然俺は『えっ?』っと口からこぼして顔を引きつった










          

「ナイツオブソードオンライン」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く