ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第5話このゲーム本来の仕様

『うおぁぁぁぁぁぁ!!』
アームファイトに向かって突進していくレクト、容赦ない、一振りのなぎ払がレクトを襲う


単調な連撃なら、今の俺でもかわせるーー。  っと思いながら彼は攻撃を読んでいたかのように、踏み切らずに後ろに飛ぶ


ソニックブームの様に、二重仕掛けの様な強い突風が吹き付けた。
やや着地に失敗するが、直ぐに立ち上がり稲妻の様な速さでアームファイトの背後に回り込んみ剣を光らせ始めたーー!


この時、誰もが思った、レクトなら仕留められるとーーっと生き残った攻略組メンバーが口を揃えて常々のかのように小声で呟く


それもその筈だ、何故なら敵のタイミングやモーションなどを先に読む事なんて不可能からだ。


アームファイトの連撃の真髄は背後に回った時に放たれるのだが...
彼はそれを恐れずに、スキルを普通に放ちタイミングを合わせて使う。慣れは、もはや死を表すかのように恐れない姿勢を見せる


彼は焦ってるのか、諦めて死ぬ気なのか定かではないが...明らかにこれだけは言えるーー


無謀と死ぬ気なのかと、誰もが半面不安な眼差しで彼の戦う勇姿を眺めていた


犬歯を剥き出しにしながら、図太い太い腕をブンブンと彼に振り回す
そして、一瞬彼が下を俯いた瞬間
アームファイトは、彼の頭上から狙うように拳を振り落とす


ガォンっと鈍い音と辺りが砂煙が舞い上がるーー。地面がかち割れ、地面が亀裂を生む一撃...
フェクトが乱れ掛けた位、相当強い一撃だったと感じさせる


システム状、こんな強めなスキルをボスモンスターが持っているのは今までにない。
ましてや、そんな敵がいれば...イレギュラーでユーザーの心をへし折る様なものだ


見た以上に、今回は小柄な犬みたいな全身ムキムキのボスモンスター。ベータテストのユーザーでは、こんな筋力が無い至って貧弱なボスモンスターだと聞いていた
だが、その情報とは明らかに異なっていた事実に、彼を始め攻略組達は言葉をなくしていた


詰まり、ベータテストとは違い変わり始めているって証拠に繋がっていたのだ


当然彼は明らかに変わり果てていたボスモンスターを、ものともせずに立ち向かう。鋭い眼差しを光らせ、飛び上がり片手剣を強く光らせ、若干気持ち程度下を俯きながら数秒間だけ思いに吹けるーーたしかに無謀かもしれない。
だが、ここで諦めるのも...俺は嫌なんだ!


そう強く思うほど彼の脳裏に焼きついた記憶と重なり合う。そして彼は小声で言う


『俺は...』
俯いた顔を少しだけ上げ、眉間にしわを寄せた


『お前を倒すーー!』っと吐き捨てる様に言い、握りしめた剣を刺し貫いた、斜めに切られるフェクトが発生した
アームファイトは、バランスを崩し、後ろ向きに反れ始めた


彼は地表に着地してゆっくりと顔を上げて、アームファイトを静かに睨むーー


だが、一歩後退したアームファイトだったが、反れた力を使う様に体を捻り拳を作りながら、僅かな空中時間を使い斜め垂直のフォームで彼に目掛けて放つ
それに合わせるように、彼は握る剣を再び構えスキルを放つ姿勢をあらわにする


2つの一振りが、ぶつかり合う
強く鈍く重い騒音が辺りに鳴り響くーー



火焔は静かに、首をしたに向け
ただただ口からこぼれた『馬鹿野郎...!てめぇが死んだら...俺はァ...許さねぇぞ!』っと悲しみと涙を呑み堪える声が響いた


彼の声はボス部屋を駆け巡り、生存していた攻略組も動揺が隠せない状態で絶句していた


誰もが、彼を死んだっと思い嘆き声が少しずつ出始めたその時、
『惜しいなぁ...もう少しで死んでたかもしれないのにーー』っと半分諦めているような声だった
明らかに、死んでいたと錯覚していた火焔と生存攻略組
視界が少しずつ砂煙が薄れて
アームファイトの武器がレクトの剣にぶつかって競り合い状態になってるのが目に止まるーー


『甘く見ていた、こいつ...強い!!』っと嘆いた


彼は自身の剣をずらしながら、アームファイトはの拳を受け流した
地面に向かってドンっと鈍い音がなり、響き即座にかわした


彼は自身の着ているコートの両腕の袖を捲り、頼りないひと振りほどの剣を見つめ直し『あと少しだけ耐えてくれーー...』っと思いながらピュンとひと振りする


システム状、リアルに汗をかくってのは実際的には無い
もちろん同様、疲労なども感じるはずが無い


だが、おかしな事に無い感覚が現れつつあることに気づき始める
とてつもない疲労感、ひたいから滲み出る汗が頬を伝わり地面に落ちる


汗が出てる...こんなリアルに再現されるって聞いてないな、ましてやMMOの中で人の表情や動作一つに対する部分は...無いはずだ。っと考えながらも目の前に映るアームファイトに視界が入る


零れ落ちる汗を拭いながら、ゆっくりと剣を脇に添える
口元をぐいっと引っ張り、光る眼差しを浮かべて『やっぱ、これが《ゲーム》だよな?』っと楽しそうな弾んだ声で言う
その異常な声に、周りは凍りつく
デスゲームだからこそ、失った楽しさや、面白さを再び思い出させる。
詰まり、デスゲームの中で楽しさを思い出させるのが...無理ゲーの存在で、倒せないタフな敵ほどMMOプレイヤーは...意地でも勝てなくても手段を選ばず倒す
その勝ったあとがたまらなく達成感や嬉しさが滲み出る
まさに彼は、そんな感覚に近いのだ


彼はソロプレイヤー、感情なんてそう表には出ない


誰一人彼を、異常な奴と吐いても
彼は否定しない、異常とは、人が勝手に決めつけた符号にしか過ぎないからだ


走り出すアームファイトに、居合い切りをする体制に入る
だが、彼の利き手の反対側の右側に立つ。不利な状態に、火焔が声を張り上げながら


『レクト!ダメだ、その位置は不利だ!逃げろ!』っと言った


だが、彼は火焔の声には耳を貸そうともしない
下を俯き、精神を研ぎ澄ませゆらりとしながら顔を上げた


アームファイトの一撃を、頬を掠り受け流した
ゆっくりとした感じで彼は瞬時に脇からアームファイトに目掛けて薙ぎ払った
ズバッっと切り裂く効果音が鳴り響き、斜め上に向かって白銀に光るフェクトが現れた


アームファイトのHPゲージにヒビが入り砕け散った


『ぐおぉぉぉぉ......』っと吐きながら、眩く光りながらガラスが砕ける音鳴り響きアームファイトは消えたーー


画面にclearっと表示され、周りから歓声が一人、また一人と湧き上がる
そんな最中で、彼は一つの相棒を失ってしまう
自身の愛用の武器が、折れてしまったのだ
また鍛えれば、元通りにはなる
だが、彼は冒険始めた時からずっと使い続けた剣だった
相当な思い入れがあるには違いない
折れた剣を鞘にチンっと音をさせながら収めた、5歩ほど歩き
地面に突き刺ささった折れた刃を静かに抜き取る。
その表情は、ややさみしそうな顔をしていた


そんな事を知ってか、知らずか火焔が『レクト、マジでやりやがったな!!』っと言いながら肩に腕を掛けながらそう言った


真面目に空気読めない奴だなぁ...。っと思いながらも顔に出さずに『いや、厳しかったぞ。何せ、ソロでBOSSを倒した訳だけど...あの追撃フェクトが無ければ死んでいた』っとさらっと言った


数分後、生存攻略組が叫んだ
『次の階層の門が開いてない』っと言うのがBOSS部屋に居た人達に響き渡った
『なんだって?!』っと彼は言った。


ボスモンスターは確かに倒した
なら次の階層に繋がる門が開くはずだ。だか、固く閉ざされた扉は...先に行かせないかのように閉じていた。


『どうなってやがるんだ...?』
『分からない...何かが起きてるのには違いない』
『何か...?』
『断定はできないが...隠しボスとか?』
すると、初期装備の彼が顔を拒めながら『う、嘘だろ...?』っと言う
ソロプレイヤーの彼は、相変わらず呑気な顔で『あるわけないだろ』っと言い捨てた


確かに違和感はあるな、ボスを倒したには違いない。
本来なら、仕様状もんが開くはずだが...開いてないところを見ると
何かがあるのには違いない...。


何気ない感じで、初期装備の彼が
『しっかし、レクトよ』っと言った
その反応を示すかのように答える
『ん?』
『お前の武具耐久値の高さに周りが驚いていたぜ!』
『あぁ、なんか死んだとか思われていたぽかったけど...声出した、だけで周りがあんな反応するとね』


この武具お陰といった所か?
コード・オブ・ブラック
この世界ではない非売品の武具、脚ぐらいまで長く、歩くだけで靡く服だ。ブラックと書かれてるのにホワイトカラーで目立ちやすい
だが、藍色に変えるヘアメイク用のスプレーを噴射してオリジナル風に作り上げたマジ系非売品だ


勿論、彼は目を光らせながら
『俺様にくーー』っと言いきる前にソロプレイヤーの彼が顔に手を当てながら
『もごもご言ってるところ悪いが、これはモンスタードロップって言う貴重価値がある武具なんだ...火焔にあげるぐらいならアリスにあげた方が価値的に100倍増しだ』っと呆れ顔で言い聞かせて彼の口元から手を離した瞬間だった
いつの日か聞いたあの低音声がボス部屋内に響く


『第9階層クリアおめでとう、このナイツオブソードオンライン...通称NSOの第9階層クリアを祝して本来の仕様変更させてもう事にした。』


『なっーー!?』っと戸惑いの声を上げた彼。他の攻略組メンバー達も同じ同様にざわつき戸惑いと困惑をあらわにしていた


『実はね、このゲームはあるゲームの本来の姿の仕様と全く同じ作り出だ。君らも知ってるであろう...ブラックソードオンライン通称BSO、二十年前に流行したVRMMOソフト...このBSOとNSOは機材そのものを改変し開発者その物を手を掛けたこの...天才プログラマー国枝稔の息子に値する私、国枝透が全てをこの世界を仮想世界ではない本当の世界を作り出した。では、改めていう...現地点で本仕様はBSOの変更にしたーー』


すると、火焔が怒りに満ちたような眼差しで『ふざけんじゃねぇ!またあの悲劇を繰り返すつもりか!BSOのプレイヤーの半分以下の数百人が生還したあの、デスゲームをまた繰り返そうとする気か!』っとかなりの力説で吐き捨てた
いつも見せないキレ気味の火焔に彼は戸惑いつつも
その発言に便乗するかのように
『今から本来の仕様に変更だと?都合に付け込まれた俺達ゲームプレイヤーに失礼じゃないか?』っと低めに威圧感ある感じに彼は言った
彼はあくまでも冷静に自身を抑えていた
だが、その事も虚しく『君達の、発言は...このゲームな理解が足りてないと思われる。遊びでない事は分かるであろう?私と話したければ、生き延びて見せよ...プロゲーマーレクト』っと彼の指し名言いながら捨てた


その時、何かを過ぎった彼ーー
まるで、俺の過去を知ってるような喋り方だった。
どうゆう事だ、あったこともない奴が何故、俺を知ってるんだ?っと疑問点が脳内に浮かび上がる



過去幼き日にゲーセンを荒らしたある少年がいた、それはあまりにも冴えてない眼差しと腰ぐらいある長さのチェック柄の長袖、中には灰色のTシャツと黒いズボンとスニーカーを着て履いた見た目からしてファッションセンスが無く目立たない格好でそれとぐらい同じぐらいに黒髪至ってその辺に居る少年。だが、彼はゲーセンに行くや否、周りに居るプレイヤーと対戦していくうちに、相当強くなりゲーマーを泣かせた実力まで成長を遂げていた。
いつしか、彼の周りには...誰もいなくなっていた沈静が起き、ただただそれを感じさせないようにゲーセンの効果音だけが流れていた


何時しか彼はこう呼ばれる様になっていた


最強の孤独プレイヤーっとーー


今の彼を作り上げた自身の過去、
今着ているコートは、紛れもなく当時を思い出すために着てるにしか過ぎなかった


そんなことを考えていた最中、火焔は握り締めた手を伸ばして、背中にある剣の唾まで手を伸ばし始めていた
それを見て、俺は思わず
『おい、やめとけ!』っと言った
だが、火焔の怒りは収まらずーー


『これを黙って見過ごせるわけないだろ!仕様変更は、ユーザーの裏切りだぞ!それに、俺はその世界で...パーティー全滅させた事がある。それだけ、過酷な世界を再び蘇らせるだと...?運営の都合主義にまんまとハマった俺らユーザーどうしろってんだよ?』


火焔の伸ばしていた指先は震えていた、答えが分からずただこの世界を現実として受け止めるか、ただ階層を攻略すべきなのか...。
訳分からないまま、進んだ、だが、なぜこの場で...仕様変更するのかまだ分からない、ただただ困惑だけが加速していくユーザー達に国枝透が吐いた言葉ーー


『雑魚は黙って聞いてろよ?』っと驚愕するような口調で言い放った
当然周りにいたユーザーは、唖然として口を開けていた


『これは俺様のお楽しみ趣味ゲームだ。これを招いて、君らのヘルメット型ギアを通じてあらゆる情報を研究してるんだよ、資源材諸君ら』っと更に言い捨てた


あまりにも物がかりな言い方に
怒りを顕にする生存攻略組達に対して、ただ一人コートを着た彼と身の桁位ある帯刀を背負う白銀の鎧を全身包んだ様な装備品をしてる二人は思いの他に冷静でいた


そして、コートを着た彼が
『なんの研究してるんだ?』っと冷たく凍りついた氷刃の様なトゲがある口調で言った
その間を開けずに、国枝透は言った


『研究に興味があるのかい?まぁ、僕の物好きさに寒気を感じるかもしれないが...脳にある記憶する部分を調べてる。まぁ、これが傑作でねーー』っと弾んだ声をだした瞬間ーー
ドンっと鈍い音が鳴り響いた
コートを着た彼は、周りを見渡したすると...壁に向かって大剣を突き刺していた状態で俯いた顔を上げながら『楽しんでんじゃねぇぞカス人間』っと重く威圧ある声で言い放った


『か、カス人間だと?!この僕を...侮辱する気か?神なる存在に...刃向かう気か?』
『どちらでもない、神になるとかどうちゃらこうちゃら喚き、嘆く...そんな人間が妥当で真面目な人間じゃないだろ?だからのカスい人間って言ったんだ、低脳』っと言い捨てた
あまりの的確な論に、拍手が飛び交う


『く、下級な人間ほど吠えるとはこの事か?まぁいい、仕様変更には変わらない!以上、僕は寝る!!』っと完全に切れた感じで言った直後、手元が突然光出して現れたのは、ライセンス盤という一枚の板だった
それを見て火焔は言う
『追加スキル盤、わかりやすく言えば...ジョブ盤だな』
『ジョブ盤...?』
『ジョブ盤は、敵とか倒した時に発生するptsで解放していく奴でな...解放した奴は何度でも同じ職種に戻れてスキルは失われない。パラメーター変化や与えるダメージとか変わってくる品だ』
『へぇ...てか、なんで隠していた?』


頭を描きながら火焔
『隠してたわけじゃねぇけど、アレだ、言うタイミングが無かった』っと笑いながら誤魔化すように言った
とはいえ、流石にちょっとムカついたので足パンした
『いてっ!?』っと言いながら壁に向かってケンケンを連発していた最中で、ようやく扉の施錠が外れる音がなり次への階層扉が開かれた


扉の先に写るのは、どうやら遺跡見たいな風景が見て感じ取れた
ここから新たなスタート地点、攻略はさらに難易度を増すだろう
だが、俺は諦めない...この世界をクリアしたいのだからーー


進む一歩の背中が、コートを着た彼の背中がより一層大きく見えた瞬間でもあった。






          

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