全部の詩が、ぼくの全ての嘘。

アビコさん。

どうせ、どうせ。





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どうせ消えてしまうからいい。


自己肯定を繰り返したところで生き続けられるわけでないし、いつかは居なくなってしまうのだから、このままでいい。




どうせ消えてしまうからいい。


机に突っ伏したまま、クラスメートの声を耳の奥で噛みしめて、石になってしまう。
呪いが解けなくて嬉しい。




どうせ消えてしまうからいい。


誰にも聞こえない声で、走りゆくバスの車内から、窓に張り付いた雨粒を数えていく。


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