妖精王になるとは言ったが、女になるとは聞いてねぇ!

私氏

圧倒的な力

夜になり俺たちは寮帰って来た
俺は部屋に入り椅子に座り今日買った防具を見ていた
「だーなんだろこれー」
一応格好は女にはなるが、心は男のままだからな。正直こんなの着るのはかなり恥ずかしい
「いいんじゃないですか?」
レタが話しかけて来た
「とりあえず着てみましょ!」
レタが手を合わせ祈りを捧げた。すると俺はは目の前が暗くなり、気づくと妖精王になっていた
「さぁさぁ!早く早く!」
俺は促されて、防具に手を付けた
「なかなかいい感じだな」
俺の体(女性)にピッタリとフィットして動きやすい。
「似合ってますよ!」
レタは褒めてくれた。俺も鏡の前に立って自分の姿を見てみる
(かなりの美人だな)
俺がこの姿をしていると思うと少し鳥肌が立って来る
「とりあえず1回試しに行ってみるか」
俺とレタは森に行くことにした

森についてから俺はレタに聞いた
「俺って剣とか持ってるのか?」
森に方ものの一切の武器を持ってない丸腰状態だ
「ありますよ!妖精王の剣フェイルガンが!」
レタは誇らしげに答えた
「レタ誇らしいのは分かるが、どこにもないじゃないか」
ちぃちぃちぃと言いたげに指を横にふった
「腕を横に振ってください」
俺は言われたとおり横に振った。するとそこに1本のロングソードが現れた。俺はそれを取り軽く横に振った
「いい剣だな。軽いしかなり丈夫そうだ」
「もちろん妖精族始まって以来の聖剣ですよ!」
とりあえず試し斬りするか。俺は数体のゴブリンを見つけ、攻撃した
「やぁ!」
フェイルガンを横に一閃する。ゴブリンの体は真っ二つになった。ゴブリンでも低レベルの俺なら体に傷を付けるのが精一杯だったはずなのに、いとも簡単に切断してしまうなんて
「なんていう力だ」
俺が驚いていると、
「あったりまえですよ!妖精族全てのパワーが送られてるんですから」
と説明してくれた
あんまり人には見せない方がいいな。なにかに巻き込まれる可能性が高い
「帰るか」
俺はそう言って寮にかえった

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