妖精王になるとは言ったが、女になるとは聞いてねぇ!

私氏

ここから

俺とレタは学校に帰った
部屋に戻りレタに聞きたい事があったので質問してみた
「他の奴にはお前の姿は見えないのか?」
妖精を連れて歩いているのがバレたら大騒ぎになるのは間違いないだろう
「そこら辺はバッチリです!魔法を使ってカイム以外には見えないようにしますので」
レタは自信満々に答えた
「なら良かった。それよりこの姿いつ戻るんだ?」
俺はまだ女の姿をしていた
「んーそろそろじゃないですかね?」
レタがそう言うと、俺の体は光だした。光が消えるとおれは、元の姿に戻っていた
「とりあえず、戻れましたね」
「次いつ女になるとか…」
言いかけた所で、朝の鐘がなった
「とりあえず話はあとだ。教室に行くぞ」
「はい!」

俺は教室に行き、席に座った
「おーすカイム。よく休めたか?」
後ろからナシオに声をかけられた
「あ、ああ」
ナシオはレタには気付いていないようだ
「二人ともおはよー」
ミライナが話しかけてきた
「おはようさん!」
ナシオが陽気に返した
「ヒメナどうなったか分かるか?」
ヒメナの話題が出た瞬間に場の空気が一気に重くなった
「うん…意識は戻ったみたい」
意識が戻って良かったと俺は思った
ガラッ
「おーし、授業始めるぞ」
アン先生が教室に入ってきた
席にみんな座り、アン先生に注目した
「昨日は色々あったが、今日から本格的に冒険者になるためのカリキュラムが始まる。午前中は座学、午後は職業別に実技となる。把握しとけよー」
「「はいっ」」
こうして俺の冒険者としてのスタートした







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