妖精王になるとは言ったが、女になるとは聞いてねぇ!

私氏

新たなる姿

俺は朝日の差す森で目覚めた
「お目覚めですかカイム殿!」
ナトリアが俺が起きたのに気付いて、話しかけてきた
「おはようございます!」
レタも気付いて近づいて来た
「これで妖精王に」
俺はそこまで話して違和感に気づいた
「なんだこの声は!?」
俺の声はまるで女の人の様に高くなっていた
体を確認してみると、胸の辺りに柔らかい感触があった。
「っ!」
俺は驚きと怒りで
「何してくれてんだよ!」
俺は目の前の妖精の姿をした悪魔に叫んだ
「な、なんのことですか?」
といって目を合わせようとしない
「なんで、女になってるんだよーー!」
その日俺は女の子になった
「まぁまぁ落ち着いてくださいカイム殿」
「落ち着いてられるか!説明しろ!」
ナトリアは俺に向かって説明した
「実は、そろそろ王を決めなければならないと長の中で話し合いがありまして、事を急いでいたのです」
それに続けてレタが
「みんな力が欲しいけど女の子になるのは嫌だと言っていて、なかなかきまらなかったんですよ」
俺は深呼吸して落ち着いてから
「つまり、少しくらいなら騙しても王を決めようとしたと」
「カイム殿申し訳ない」
それを聞いてまた怒りが込み上げてきた
「ふざせるな!契約を取り消せ!」
「カイム殿契約は取り消せないのですよ」
まじか!こうなることも予想してたのか
俺はそれを聞いたら、意気消沈してしまった
「ああ分かったよ!力を貰ったからには引き受ける」
俺は半ばやけくそに答えた
それを聞いてナトリアは嬉しそうな顔をして
「よろしくお願いします。我が主よ」
と答えた
なんか妖精って、もっと神聖な生き物だと思ったけど、人間と同じくらい汚れてるなと思った


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