妖精王になるとは言ったが、女になるとは聞いてねぇ!

私氏

初戦闘

「よーし!お前達準備出来てるかー」
アン先生は朝から教室に響くような声で聞いてきた
みんなの顔を見てみると、楽しみな者、恐れている者、緊張しているもの、三者三様の反応をしていた
「うん全員元気いっぱいだな!」
アン先生がそう言うと
「チームに別れて着いて来てー」
そう言うとすぐに出ていってしまった
「あの先生ほんと自由だよな」
「確かにな。っと置いてかれる。行くぞ」
俺達は慌てて先生を追いかけた


「よーし全員揃ったな」
俺達は学校の隣にある森に来ていた
「とりあえずはゴブリンを三体倒して来てもらう」
アン先生はそう言うと森に入った
「ゴブリンは、ほぼほぼ知性のないモンスターだ。この森にはゴブリンが多く生息してる。レベルもあまり高くないから、チカラを合わせれば楽に倒せる」
先生が森を歩きながら説明していると、目の前にゴブリンが現れた
「こいつがターゲットだ」
緑の肌で1mに満たない小柄で、いかにも弱そうである
ゴブリンがアン先生に襲い掛かった
「せいっ!」
アン先生は飛びかかってきたゴブリンに正拳突きを食らわせた
ゴブリンの体をやすやすと貫通した
「こんな感じでやってくれ」
アン先生は何事も無かったかのように説明を続けた
「俺先生に絶対逆らわないわ」
ナシオはそう言った
「分かったな?全員解散!」

俺達は先生から離れ、森を進みながら作戦を考えた
「俺が突っ込んで気を引きつける、そしたらナシオとミライナは距離を取って確実に倒してくれ。ヒメナはゴブリンが逃げそうになったら拘束。これでいいな」
「おうよ!」「異議ないわ」「りょ、了解です」
そんなことを話していると、目の前にゴブリンが三体現れた
「さぁ、やるぞ!」
俺はゴブリンに突撃をかまし、ゴブリンに斬りかかった
「ナシオ!ミライナ!」
ナシオは一体に銃弾を浴びせ、ミライナはもう一体にファイヤーボールを当てゴブリンは倒れた。
「こっちも終わらせるか」
俺は目の前のゴブリンを斬り、絶命させた
「ナイスー!カイムもミライナも良かったじゃん!」
ナシオは勝利に興奮して、はしゃいでいた
「うんよかったねー」
ミライナも心なしか、はしゃいでいるように見えた
「皆さんお疲れ様です。すみませんお役に立てず」
ヒメナはみんなに労いの言葉を掛けていた
「ヒメナは戦闘向きの職業じゃないからな。大丈夫だよ」
「そう言って貰えると助かります」
俺達は目標を達成したので、アカデミーに帰ることにした




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