異世界〈最弱〉のギルドマスター

鮭@SAKE

No.3 〜始まりの序章〜

『なるほどな、そうゆうことだったのか』
タクトはシフォンの話を聞き納得した。
シフォンが言うにはこうだ
シフォンは幼い頃、路地裏で連れ去られ首都の奴隷師のところで売られていたそこにあいつらがきてシフォンを買い地獄のような生活を強いられたと....
『うぅ...なんて泣ける話なんだ!そうか辛かったよな...!』
タクトは鼻水を出しながら泣いた
『そんな..w   あなたが泣かなくても』
シフォンは笑いながら言っていたが彼女自身は心の底から笑っていないだろう
『ところでさ、この後行くあてとかあるのか?』
タクトはシフォンに問いかけた
『一応、母国に帰ろうかと..だけどお金もないし..』
シフォンは困った顔をした
『ならさ...』
心の歯車が回り出した
『俺のギルドの一員にならないか?』
シフォンは驚いた顔をした
『ギルド..ですか?この土地にギルドなんてどこにも..』
『ここだよ』
シフォンはさらに驚いた顔をした
『正直迷ってたんだよ、俺がこのギルドを継ぐか。だけどあの敵倒して思ったんだよ、この場所に守らなきゃって』
シフォンは少し考え口を開いた
『分かりました、あなたのお役に立てるなら。
ただし約束してください『私を大切にすると』』
『分かった、約束する』
タクトはナイフを出し手のひらを刺した
そしてシフォンの頭の上にもっていき頭に一滴垂らしこう言った
『汝、力のあるものよ我の指示に従い、忠誠を誓え『アグリーメント』』
シフォンの体が光りだした

 『こ、これは...!?』

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