楽しむ異世界生活

フーミン

42話 進化したレイン

「わ、私が……進化した……」


どうやらスキルに恩恵が与えられたことによって、進化してしまったようだ。


「っ!? ……スキルの能力、確認しますか?」
「う、うん」


ーーー


《メーティス:レイン》

ー完全知識この世の全ての知識を持つ
ー大賢者スキル自体が魔力を持ち、魔法を使える
ー大天使からの恩恵


ーーー


「スキルが魔力を持つのは、全世界初ですよ!
 それに、私なんでも分かります!」


スゲェなぁ……スキルが魔力を持つのか……。


「ってことは、レインの魔力を使って実体化する事も可能だよね?」
「そう! 流石ネロ!! 私の魔力量が50万で、実体化できる時間は1ヵ月と5日!
 魔力の完全回復が1日! ほぼ毎日実体化できます!!」


すげぇ! なんでも分かるんだな!


「じゃあ俺の魔力量は?」
「レム様の魔力量ですね! えっと……43億……!?
 《竜の力》《魔王》《大天使》が、それぞれ魔力量UPで倍率が異常になってますので、43億です」


43……億……。
 俺はあまりの衝撃に意識が飛びそうになった。


「あ、大天使化してるので43億ですね。大天使化を解いたら10億です」


それでも凄いじゃないか……。


「魔王化は15億ですね」
「レイン!僕の魔力はどうなの?」
「ネロの魔力ですね! えっと……8000万です。流石魔族猫の神級ですね」


うん、神級の魔族猫より魔力量が多いって何なの……。
 俺って神様に大量に貰ったスキルのせいで、魔力量の倍率が重なりとんでもない事になったようだ。


「まあまあ。レム、僕にも恩恵を頂戴」
「は、はい……」


ネロに与える恩恵は、魔眼の獲得。
 魔眼とは、普通目に魔力が通るはずがないのだが、目に魔力が貯まる器官がある物にある能力だ。
 なのでスキル扱いにはならない。
 魔眼の効果は、魔力の流れや物質の透視だ。
 そして、ネロはスキルじゃないので進化はしない。


「魔眼! 僕欲しかったんだ、ありがとう。
 大天使化したレムの体は美しいね」
「ちょっ! セクハラだからなっ!?」


でも、魔眼を授かって嬉しそうに尻尾を振っているネロから、魔眼を返してもらうのは俺にはできない。
 体の大事な部位を隠して話を続ける。


「これで、一通りスキルは試したかな?」
「いえ、《竜の力》を試してませんよね?」


そうだったそうだった。
 確か《竜の力》は竜化ってのが使えるんだっけな。
 早速試してみるか。

「楽しむ異世界生活」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く