楽しむ異世界生活
23話 成績
真面目に授業を受けて、数ヶ月が立った。
レインのサポートもあって、成績は基本的に上位を維持していて、男子生徒に告白なんかもされた。
勿論、全て断っている。俺は女の子と可愛い男の娘しか好きにならないのだ。
戦闘訓練の授業でも、先輩や、俺が学園に来た後から入ってきた後輩達合わせて、76連勝中だ。
そんな俺の記録更新を辞めさせる為に、何人もの生徒が決闘を申し込んできた。
結果、さらに記録の伸びが良くなった。
「レムも随分と強くなったな。まあ剣聖の俺には勝てないだろうけどな」
アキヒトのスキル《剣聖》は、レインが脳内でシミュレーションしても勝てないと言っていた。
つまり、転生した時に与えられた能力は、半端ないということだ。
まだ俺の《竜の力》は、アキヒト以外には明かしていない。そしてほとんど使っていないのだ。
そして、唯一サボっている分野は魔法だ。
魔法は沢山使えればその分強いだろう。しかし、この世界の人で魔法を沢山使えるのは、数えるくらいしかいないようだ。
もし使えたとしても、制御できずに使い物にならない事が多い。
学園内で剣術と知識の成績が良いのに、更に魔法が加われば、確実に俺は異端と呼ばれることになる。
最低でも皆のレベルには合わせて生活したいのだ。
身を守る為の魔法や、趣味で行っている変身スキルは既に獲得している。
あとはそれらを使いこなすだけだ。
毎晩、夢の中では戦闘訓練を行って、ある程度使いこなすことはできた。
そんな生活を送っていたある日、普段通り授業を受けていたのだが、学園内のヤンキーに分類される男子生徒の1人が近寄ってきて、テーブルに置いてある俺の剣を盗もうとした。
しかし、とても重い剣を持てるはずがなく、ガリッガリッと手を滑らせて戸惑っている。
「僕の剣がどうかしましたか?」
「……チッ!」
男は舌打ちをして、ヤンキー集団の中へ戻っていった。
俺の剣は、剣聖のアキヒトでさえも持てなかった。
つまり俺しか持てない剣なのだ。そんな剣は盗まれるはずがないので、無防備に横に置いている。
ヤンキー達は、チラチラ俺の方を見てニヤニヤしている。なるべく関わらないようにするために、今日は部屋に帰ることにした。
『あの集団達、感じ悪いですね』
『だな。ああいう奴らは集団で勝てる相手にしか興味を示さない。
多分、俺にも勝てると思っているんだろう』
俺の戦闘技術は、レインの指導によって随分と高まっている。
あいつらが集団で襲ってきても、ほぼ瞬殺できる。だが、なるべく戦闘は避けた方が良い。
俺は後ろから付いてくる集団から逃げるように自分の部屋へと向かっていった。
レインのサポートもあって、成績は基本的に上位を維持していて、男子生徒に告白なんかもされた。
勿論、全て断っている。俺は女の子と可愛い男の娘しか好きにならないのだ。
戦闘訓練の授業でも、先輩や、俺が学園に来た後から入ってきた後輩達合わせて、76連勝中だ。
そんな俺の記録更新を辞めさせる為に、何人もの生徒が決闘を申し込んできた。
結果、さらに記録の伸びが良くなった。
「レムも随分と強くなったな。まあ剣聖の俺には勝てないだろうけどな」
アキヒトのスキル《剣聖》は、レインが脳内でシミュレーションしても勝てないと言っていた。
つまり、転生した時に与えられた能力は、半端ないということだ。
まだ俺の《竜の力》は、アキヒト以外には明かしていない。そしてほとんど使っていないのだ。
そして、唯一サボっている分野は魔法だ。
魔法は沢山使えればその分強いだろう。しかし、この世界の人で魔法を沢山使えるのは、数えるくらいしかいないようだ。
もし使えたとしても、制御できずに使い物にならない事が多い。
学園内で剣術と知識の成績が良いのに、更に魔法が加われば、確実に俺は異端と呼ばれることになる。
最低でも皆のレベルには合わせて生活したいのだ。
身を守る為の魔法や、趣味で行っている変身スキルは既に獲得している。
あとはそれらを使いこなすだけだ。
毎晩、夢の中では戦闘訓練を行って、ある程度使いこなすことはできた。
そんな生活を送っていたある日、普段通り授業を受けていたのだが、学園内のヤンキーに分類される男子生徒の1人が近寄ってきて、テーブルに置いてある俺の剣を盗もうとした。
しかし、とても重い剣を持てるはずがなく、ガリッガリッと手を滑らせて戸惑っている。
「僕の剣がどうかしましたか?」
「……チッ!」
男は舌打ちをして、ヤンキー集団の中へ戻っていった。
俺の剣は、剣聖のアキヒトでさえも持てなかった。
つまり俺しか持てない剣なのだ。そんな剣は盗まれるはずがないので、無防備に横に置いている。
ヤンキー達は、チラチラ俺の方を見てニヤニヤしている。なるべく関わらないようにするために、今日は部屋に帰ることにした。
『あの集団達、感じ悪いですね』
『だな。ああいう奴らは集団で勝てる相手にしか興味を示さない。
多分、俺にも勝てると思っているんだろう』
俺の戦闘技術は、レインの指導によって随分と高まっている。
あいつらが集団で襲ってきても、ほぼ瞬殺できる。だが、なるべく戦闘は避けた方が良い。
俺は後ろから付いてくる集団から逃げるように自分の部屋へと向かっていった。
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